
【春の京都府観光ガイド】桜と新緑が出会う春色の絶景
古都の情緒と、豊かな自然が調和する京都府。市街地を囲む東山や北山、お茶処として知られる南部の宇治、保津川下りで名高い亀岡、そして日本海に面した天橋立まで、多彩な風景が広がっている。清水寺や嵐山、哲学の道、円山公園に加え、美山や天橋立など府内各地では、自然と文化が寄り添う景色に出会える。

毎年5月15日に京都の下鴨神社(賀茂御祖神社)と上賀茂神社(賀茂別雷神社)で開催される例祭で、祇園祭と時代祭に並び「京都三大祭」と呼ばれる京都の初夏の風物詩。約1500年前に行われた、五穀豊穣を祈る祭事を起源とし、「枕草子」や「源氏物語」にも登場する、歴史と由緒のある祭だ。正式名称を「賀茂祭」といい、平安中期の貴族の間では、祭といえば「賀茂祭」のことを指したそう。
ハイライトは、平安装束に身をまとった人びとが約8㎞にも渡って練り歩く「路頭の儀」。京都御所を出発し、丸太町通から河原町通を進み下鴨神社へ。さらに、北大路通を通り上賀茂神社へと進んで行く。
行列は、十二単をまとった“斎王代”を乗せた神輿・腰輿(およよ)を中心に、約500名、馬36頭、牛4頭、牛車2基で構成。約1㎞にも及ぶ、現代に蘇った平安絵巻は一見の価値あり!
葵祭に向けて5月初旬から行われるさまざまな行事にも注目したい。

約1㎞の行列が続くメインイベント「路頭の儀」

神輿に担がれる葵祭のヒロイン“斎王代”
ご回答ありがとうございました。