2001年にオープンし、2016年に惜しまれながらも閉館した新風館。「伝統と革新の融合」をコンセプトに再開発が進められ、2020年にリニューアルオープンされた。レンガ造りの「保存棟」は大正15年(1926)竣工で京都市指定・登録文化財第一号に指定されている旧京都中央電話局の建物を改築したもの。今回のリニューアルで増築された「新築棟」は、新国立競技場などを手掛けた建築家、隈研吾氏が建築デザインの監修を務めた。
1階から7階にはアジア初上陸となるアメリカのホテルチェーン「エースホテル京都」が、地下1階にはこだわりの作品チョイスで知られるミニシアター「アップリンク京都」が入居。他にもファッションや雑貨、レストランなど20以上の店舗が軒を連ねている。関西初や京都初、有名店の新業態など話題の店が多いのも魅力的だ。
地下鉄の烏丸御池駅とは地下で直結。中庭や通り庭(パッサージュ)を経由して通りと通りを結ぶなど、回遊性を向上させ周辺地域全体の活性化を図る役割も果たしており、その名の通り京都の地に新風を吹き込む存在として注目を集めている。
ポイント
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2020年にリニューアルオープンした商業施設。
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大正期に建てられた旧京都中央電話局の建物を再利用。
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新しい新風館の建築デザインは建築家の隈研吾氏が監修。
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アジア初上陸の「エースホテル」やミニシアターの「アップリンク京都」など20以上の店舗が入居。