石鎚山（石鎚登山ロープウェイ）

山岳信仰の山として知られる日本七霊山の一つ、石鎚山。西日本最高峰である天狗岳と石鎚神社山頂社のある弥山、そして南尖峰の一連の山々を総じて石鎚山と呼ばれ、経験豊富な登山好きやハイカー向けのルートから初心者にぴったりの道程まで、さまざまな登山コースが楽しめる。

なかでも、西条市からの登山ルートなら石鎚山ロープウェイの利用がおすすめ。標高455mの山麓下谷駅を始点に、約8分にわたる空中散歩を楽しめる。険しい山肌をゆったりと登る乗車中は、迫り来る雄大な自然美に圧倒。標高1,300mの山頂成就駅へ降り立つと、麓との気温差に驚かされることだろう。遊歩道や展望所なども整備され、ここまで来るだけでも山の醍醐味は十分感じられるが、さらに山頂を目指す場合でも、古くから参道として使われてきたメインルートのため迷う心配は無用だ。

春は石鎚桜やアケボノツツジ、夏は『夏の大祭-お山開き』などのイベント、秋から冬にかけては紅葉やスキー場の開設など、訪れるたびに異なる表情で迎えてくれる。