小網神社

昔ながらの飲食店やオフィスが立ち並ぶ人形町エリアにたたずむ、文正元年（1466）創建の神社。東京大空襲の際に戦火を免れたことや、第二次世界大戦時に神社のお守りを持って出兵した戦士全員が帰還したことから「強運厄除けにご利益あり」として崇められている。

御祭神に祀る市杵島比賣神（いちきしまひめのかみ）は、弁財天と同一視される金運・財運の神様。社殿左前には、船に乗っていることから萬福舟乗弁財天と称される市杵島比賣神の像と「銭洗いの井」が鎮座する。この井の水で金銭を清めて財布に収めておくと、金運や財運にご利益があるとされ、現在は「東京銭洗い弁天」として崇敬を広げている。また、鳥居をくぐって左側にはにっこり笑顔に癒される「福禄寿像」が。健康長寿をはじめ、人徳や福徳、財徳などさまざまな「徳」を授ける神様の頭を撫でて、ご利益を祈願しよう。

龍やみみずく、カメなど、縁起の良い生き物をモチーフにしたお守りや、本物のまゆを使ったおみくじなど、オリジナルの授与品も人気。金運や運気アップを願う参拝者で境内は常ににぎわう。