浜松城公園

徳川家康が天下を取る前の日々を過ごした浜松城。その天守閣を囲むようにして広がる浜松城公園は、市内中心部にありながら緑豊かな森に囲まれ、市民憩いのスポットとなっている。

約10haの広大な敷地を誇る園内は、1年を通して季節の花々を楽しめる自然の宝庫。特に春の桜は市内随一の名所として知られており、ソメイヨシノを中心に約400本が花を咲かせる。3月下旬から4月初旬はライトアップも行われ、夜桜と浜松城の競演が見事。城のそばには深山式回遊型の日本庭園があり、こちらも春の新緑や枝垂れ桜、秋の紅葉など四季折々の表情が美しい。

街を見守るように発つ浜松城は、400年以上前に築かれた石垣の上に新天守閣を再建。城や城下町に関するさまざまな資料を展示するほか、最上階からは浜松市街や遠州灘、浜名湖などを一望できる。それ以外にも週末は散策やピクニックを目的に多くの人々が訪れる中央芝生広場、庭園を眺めながら呈茶サービス（有料）も受けられる茶室・松韻亭など見どころ満載。浜松駅からも徒歩圏内と便利にアクセスできる。