
【季節別】日本文化に触れる特別な体験ができる有名なお祭り17選
旅行先で「その土地ならでは」の文化を感じたいと思ったことはないだろうか? 日本各地で開催されるお祭りには、地域の歴史や伝統、そして人々の熱気が詰まっている。 春夏秋冬それぞれに個性豊かなお祭りがあり、ただ観るだけでなく、音や踊りに巻き込まれて一緒に楽しめるのも魅力のひとつ。 この記事では、日本を代表する有名なお祭りを季節ごとに厳選して紹介する。
1634年から続く、長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭。毎年10月7日から9日の3日間、長崎の町一帯がお祭りムード一色になる。二人の遊女が諏訪神社神前に謡曲「小舞(こめえ)」を奉納したことが始まりとされ、今でも踊りが奉納される。独創的でダイナミックな奉納踊が特徴だ。
踊りを奉納する町を「踊町」と呼び、長崎市内の58の町を7つに分け、7年に1度出番が回ってくる。奉納踊の「演し物(だしもの)」には、龍踊、鯨の潮吹き、コッコデショなどがあり、国の重要無形民俗文化財に指定されている。オランダや中国の文化が取り入れられた異国趣味のものも多い。最後には、アンコールを意味する「モッテコーイ」のかけ声が響き渡る。
諏訪神社や中央公園、お旅所には、枡席やベンチシートなどの有料観覧席が設けられるほか、諏訪神社には抽選による無料観覧席も。街中では、各踊町が市内中心部の事業所や官公庁、民家などに敬意を表して踊りを呈上する「庭先回り」が、観覧できる。事前にスケジュールをチェックして出かけよう。
諏訪神社を中心に開催される
本踊りの様子
迫力満点の傘鉾・川船
ユーモラスな傘鉾・阿蘭陀万歳
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