わらじや

元和10年（1624）の創業以来、400年愛され続ける老舗。店名は、かつての豊臣秀吉がこの店でわらじを脱いで休憩したというエピソードに由来している。

看板料理の「うなべとうぞふすい」は、国産鰻を使った吸い物風の「うなべ」と、新たな鍋にご飯や野菜、白焼きの鰻を入れた「うぞふすい」の両方が1度に楽しめる人気のコース。「うなべ」の具材は、ぶつ切りにした鰻に白ネギ、庄内麩、春雨といたってシンプル。両面を炙った鰻の香ばしい風味と生姜がきいた濃いめのダシが相性抜群で、鰻の持ち味を存分に堪能できる。続いて登場する「うぞふすい」は、種類豊富な具材の旨みが溶けだした優しいダシの味わいが秀逸。卵や餅も入り、ボリュームも満点。

長い歴史を感じる趣のある空間も居心地抜群。三十三間堂や京都国立博物館などにも近く、観光にも便利。