阪神名物いか焼き売場

昭和32年（1957）の阪神梅田本店開業とともに営業を開始し、現在に至るまで名物として愛され続ける「いか焼き」の店。百貨店地下1階のフードコート「スナックパーク」の中にあり、連日行列の絶えない人気店だ。

秘伝のダシとメリケン粉（小麦粉）に細かく刻んだいかのゲソを加え、上下から鉄板で挟み高温で一気に焼き上げたいか焼きは大阪でポピュラーな「粉もん」の一種。もちもちの生地とソースの香ばしさ、秘伝のダシといかの旨みを堪能できる。スナック感覚で気軽に食べられるサイズ、ベーシックな「いか焼き」なら200円以下という手ごろな価格も人気の理由の一つで、多い日には1万枚以上を売り上げるほど。いか焼きに卵を加えた「デラバン」、しょうゆ味の「ネギいか焼き」や「和風デラ」といった定番メニューのほか、コーン入りやめんたいチーズ味など期間限定の商品が登場することも。

テイクアウトのほか、「スナックパーク」内に設けられたスタンディング席でのイートインも可能。同フロアには持ち帰りや配送に対応した冷凍いか焼きの売り場も用意されており、お土産にはこちらの利用がおすすめ。