伊奈波神社

岐阜金華山のふもと、桜などの木々に囲まれた長い参道の奥を進むと、静かな境内の中に立ち、パワースポットとしても有名な神社。1900年以上の歴史を持ち、周囲には水・金に関する地名が多く、水害から人びとを守る「水防の神様」として信仰されている。

1539年に美濃の国の武将、斎藤道三が金華山にある岐阜城に居城する際、現在の麓の地に奉遷された。近隣住人からは、「伊奈波さん」との愛称で呼ばれ、土建、水利以外にも、家内安全・商売繁盛・安産・交通安全などのご利益を求め大勢の参拝客でにぎわう。

本殿への参道は傾斜となっており、参拝の帰りにはなだらかな道を歩きながら、木々に囲まれた自然の癒やしを感じることができる。毎年4月の第1土曜日には、岐阜まつりが開催され、市内を練り歩いた山車や神輿が次々に集まる。また、枝垂れ桜をはじめとする数百本の桜が見ごろを迎え賑わいをみせる。