1919年にオープン、100年を超える歴史を有する老舗画廊。現存する画廊のなかでは日本最古ともいわれている。
「新しい美の発見と創造」をモットーに掲げ、これまでに3,100回以上の展覧会を開催している。資生堂ギャラリーを作品発表の足がかりとし、後に日本美術史に大きな足跡を残した作家は、横山大観や藤田嗣治をはじめ数多く、日本の芸術文化の振興に寄与してきた重要な場所だ。
創設者は日本を代表する化粧品メーカー・資生堂の初代社長、福原信三。実業家以外にも、アートに造詣が深く、自身も写真家として活躍するなどの側面を持った人物だ。
1990年代からは現代美術に主軸を置くようになり、初心者でも入りやすい内容に。2001年には、「東京銀座資生堂ビル」の地下1階に場所を移しリニューアルオープンした。 5mを超える吹き抜けをもつ銀座地区で最大級の空間は、さまざまな表現を可能にするスペースとして、多くの作家からも注目を集める。
年に4〜5回のペースで展覧会を開催。シリーズ「shiseido art egg」は、若手アーティストを対象にした公募展で人気の企画となっている。
ポイント
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1919年にオープンし、現存する画廊のなかでは日本で最古の画廊といわれている。
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これまでに3,100回以上の展覧会を開催。
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日本の芸術文化の振興に寄与してきた重要な場所としても有名。
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創設者は化粧品メーカー・資生堂の初代社長、福原信三。
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5mを超える吹き抜け空間をもち様々なアート表現が可能。