港川ステイツサイドタウン

1950〜60年代に建てられた米軍関係者向けの外国人住宅をリノベーションし、カフェや雑貨店、ギャラリーなどが並ぶユニークなスポット。浦添市の住宅街に突如現れるレトロでアメリカンな街並みは、沖縄の中でも異国感たっぷり。現在、約60棟のうち6割以上が個性あふれるショップとして活用され、静かな路地に広がる白い平屋と色鮮やかな扉や看板がフォトジェニックな空間を生み出している。

黒糖カヌレの人気カフェや、ポップオーバー食べ放題やガーリックシュリンプが味わえるダイナーなど、沖縄らしさとアメリカンカルチャーが融合した食が楽しめる。雑貨店では地元作家によるやちむん（焼き物）や琉球ガラス、オリジナルアクセサリーなど、旅の記念にぴったりなアイテムが並ぶ。

「フロリダ通り」や「カリフォルニアストリート」など、通りにはアメリカ州名の看板が立ち、散策ルートもわかりやすく設計されているのがうれしいポイント。静かな路地を歩けば、沖縄とアメリカ文化が交錯する不思議でやさしい空気に包まれる。観光の合間に立ち寄って、のんびり街歩きを楽しみたい場所だ。