
奈良市の山あい、菩提仙川の清らかな流れに寄り添うように佇むお寺。平安時代の992年、一条天皇の勅命により創建された菩提山真言宗の大本山で、かつては86もの坊が軒を連ねた壮麗な寺院だった。今は本堂や鐘楼、福寿院客殿などが残り、苔むした石垣や渓流のせせらぎが往時の面影を伝える。
秋には約3,000本の楓が境内を覆い、赤や黄の錦模様が山肌を染め上げる。その美しさから「錦の里」と呼ばれ、紅葉の名所としても人気。福寿院庭園から望む景色は、水面と木立、伽藍が一体となった雅な眺めで、市指定文化財にもなっている。
また、日本清酒発祥の地としても知られる。古より伝わる「菩提もと」仕込みは今も大切に受け継がれ、冬には清酒祭が開かれる。境内に漂う酒の香りに包まれながら、古代の醸造文化を肌で感じられるひとときは格別だ。
ポイント
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平安時代創建の大本山で、苔むす石垣と清流が往時の面影を今に伝える。
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秋には約3,000本の楓が境内を彩り、「錦の里」と称される紅葉絶景。
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福寿院庭園から望む伽藍と自然が織りなす景色は国指定文化財の美。
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日本清酒発祥の地で、伝統の「菩提もと」仕込みを今も受け継ぐ。
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冬の清酒祭では香り豊かな酒と古代醸造文化に触れる特別な体験。
写真
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境内に凛と佇む本堂は1916年に再建されたもの
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紅葉の名所としても有名。福寿院客殿から望む景色はまるで絵画のよう
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日本清酒発祥の地としても知られ、毎年開催される清酒祭は多くの人で賑わう
公式FAQ
よくある質問に対する掲載施設の回答です。
Q
御朱印はありますか。
あります。
Q
駐車場はありますか?
あります。(紅葉シーズンのみ有料 1台500円)
Q
コインロッカーはありますか?
ありません。
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 正暦寺
- 郵便番号
- 630-8413
- 住所
- 奈良県奈良市菩提山町157
- 電話
- 0742-62-9569
- 定休日
- 12/30・31
- 時間
- 9:00〜16:00(11/3〜12月第一日曜は〜17:00)
- 料金
- 通常拝観大人500円、小学生200円、特別拝観大人800円、小学生300円
- アクセス
- 近鉄奈良線「近鉄奈良」駅から車で約25分
- 公式サイト
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