札幌市電（路面電車）

石材運搬の馬車鉄道から始まり、開業から100年以上、市民の足として親しまれてきた札幌中心部の主要交通機関。2015年のループ化によって都心を効率よく巡れる利便性を備えつつ、都心線では歩道のすぐ脇を走る「サイドリザベーション方式」を導入するなどの特徴も持ち合わせている。

沿線には大通・すすきの・中島公園など札幌の主要観光拠点が点在、車窓からは都心部のモダンな街並みだけでなく、落ち着いた住宅街や昔ながらの商店街の風情も楽しむことができる。

乗降ルールは後方から乗車、前方から降車する方式で、運賃は降車時に支払うようになっている。乗車時に整理券を取ったりICカードをタッチしたりする必要はなく、路面電車のみの利用であれば一律料金でわかりやすい。

また、地域活性化の一環として停留場のネーミングライツが導入されており、副名称表示や車内放送により各停留場の個性を演出する取り組みも行われている。