今回の熊本旅行で特に気に入った時間のひとつが、熊本市電に乗って街を巡ったひととき。レトロな雰囲気の電車に座り、流れていく窓の外の街並みを眺めていると、時間までゆっくりになったようだった。
目的地に着くと、「長崎次郎喫茶室」が目に入った。店内に入ると、濃厚なレトロ感と文学的な雰囲気に、まるで昭和時代へ戻ったかのような錯覚を覚える。特に気に入ったのは2階の席。窓の外を走る市電を眺めながら、店主自慢のナポリタンを味わえる。素朴だけれど温かみにあふれ、まるで一瞬で時空のトンネルに迷い込んだかのよう。
かつては多くの文化人も訪れ、村上春樹も常連客だったそう!この老舗ならではの文化的な趣をさらに深めている。1階の書店は文化財にも指定されている。この日の午後、このすてきな建物との忘れられない出会いがあった。








