靖國神社
1869年、明治維新の背景で混乱する世の中において、国家のために命を捧げられた人びとの神霊を慰め、その事績を後世に伝えることを目的に明治天皇によって創建された神社。社号である「靖國」には、「平和な国家を建設する」という願いが込められている。
実は入る前はちょっと複雑な気分だった。何しろ、ここが大きな議論を呼んでいる場所なのはみんな知っているから。でも参道に足を踏み入れた瞬間、すっと心が静かになった。石畳の道はものすごく広く、両側の大木が外の大通りの車の音を完全に遮っていて、歩いていると自分の足音しか聞こえない。吹いてくる風も涼しくて、とても気持ちよかった。
そのままぶらぶらと本殿前まで行くと、白い幕が掛かっていて、横には撮影禁止と書かれていた。みんな自然と口を閉じ、お金を入れて、お辞儀をしていたので、私も動作を静かにして、勝手なことはとてもできなかった。
その後、気象庁の桜の標本木を見に行った。日本のニュースで東京の桜が開花したかどうかを伝えるとき、主役になるのがこの木。今は木全体が青々としていて花は咲いていなかったけど、実物を見られてやっぱりちょっと感動した。ついに本物に会えた。
奥にある神池庭園もすごくよくて、ほとんど人がいなかった。池のそばのベンチに座って、ぼーっと水を飲みながら、丸々と太った錦鯉が泳ぐのを眺めていた。歩き疲れて足がかなり痛かったので、ここで風に当たるのが最高に気持ちよかった。


