八千代座
山鹿は、菊地川の水運の物資集散地として、また温泉地として江戸時代からにぎわった町。そんな山鹿の旦那衆がその財力を使い、1910年に建てたのが大規模な芝居小屋、八千代座だ。八千代座は明治、大正時代と芝居の興行で繁栄を極めたが、昭和30年代以降衰退し、映画館に改築されたもののテレビの普及に抗えず1973年に閉鎖された。
九州旅行の最初の目的地:山鹿八千代座(やちよざ)
この有名な築100年の歌舞伎劇場を訪れた。建物は江戸時代の木造様式と、ドイツ製レールを用いた西洋の工法が融合している。天井最大の見どころは、明治時代のスポンサーが残したレトロな広告看板。伝統的な畳敷きの観客席や昇降舞台と相まって、懐かしい雰囲気に満ちている。
幸運にも見学当日は公演がなく、舞台下の仕掛けを実際に見て回ることができた。ベテランの解説員に案内され、100年にわたる盛衰と物語がゆっくりと語られるのを聞き、この見学はただ駆け足で眺めるだけではなく、時空を超えて歴史と深く対話する旅のように感じられた。
〜「名生に参加し、人生を楽しむ」〜
































