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    サクラマチ クマモト――古城と未来の間で、旅に終止符を打つ
    旅の最後に、私たちはサクラマチ クマモトを訪れた。ガラスのカーテンウォールには流れる雲が映り、近代的な路面電車が街を行き交い、百貨店、バスターミナル、都市の緑地が織りなす新たな暮らしの姿が広がっている。一方、少し離れた場所には熊本城が今も静かにたたずみ、数百年にわたる歴史の記憶を守っている。
    新しさと古さ。一見相反するようでありながら、この街ではごく自然に調和している。古城は歩んできた道を忘れないよう人々に語りかけ、現代建築は街を未来へと導く。テクノロジーは暮らしをより便利にしてくれるが、歴史が残したぬくもりに取って代わることはできない。時が刻んだ痕跡もまた、進歩の歩みを妨げるものであってはならない。
    5日間の九州の旅は、そんな対比の中で幕を閉じた。旅から本当に持ち帰るものは、カメラに収めた風景だけではなく、一つの街への理解なのかもしれない――進歩と古朴さは、決してどちらか一方を選ぶものではなく、長い時の流れの中で互いを高め合うものだ。列車が再び動き出すと、私もこの感動を胸に熊本を後にした。次にまた熊本を訪れ、この街がどんな新しい物語をつづっていくのかを見る日を楽しみにしている。

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