岡山県総社市の鬼城山にひっそりとたたずむ神秘的な古代山城。ここに足を踏み入れると、時空を超えて古代日本の防衛要塞にやって来たような気分になる。鬼ノ城は西暦7世紀末に築かれた。朝鮮半島の情勢が不安定だった当時、日本は663年の白村江の戦いで敗れた後、唐・新羅連合軍による侵攻に備え、九州北部や瀬戸内海沿岸一帯に防衛施設を築き始めた。鬼ノ城もその一つと考えられている。
山上の駐車場へ向かう途中には狭い山道があるので、運転には特に注意が必要。ビジターセンターに到着してから約10分歩くと、有名な西門跡にたどり着く。山道をゆっくり歩いていくと途中に展望台もあり、西門や周囲の山々を見渡せる。夏は緑が生い茂り、高台で山風に吹かれながら眺める開放的な景色に、とても心が晴れやかになる。京都や大阪のように人であふれておらず、その分、静けさと神秘的な雰囲気が感じられる。



