魅力を余すことなく満喫できる!東京タワー完全ガイド

魅力を余すことなく満喫できる!東京タワー完全ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

1958年の開業以来、東京のシンボルとして根強い人気を誇る「東京タワー」。
展望台から眺める絶景はもちろん、絵になる美しい外観も印象的で独特な存在感は見るものを魅了する。
現在も不定期に行われるリニューアルによって進化を続けており、内外に見どころが盛りだくさん。
この記事では、初めて訪れる人でも満喫できるように「東京タワー」の基本情報・各フロアの魅力・ライトアップの内容を中心に紹介する。
抑えておきたいスポット、お勧めの撮影エリア・お土産など、観光に役立つ情報も網羅した完全ガイドになっているので、ぜひ最後まで読んでほしい。

東京タワーってどんなところ?

東京都港区芝公園にある「東京タワー」は、1958年に完成した高さ333mの鉄骨構造を持つ自立式の総合電波塔。
フランスのエッフェル塔をモデルに設計され、インターナショナルオレンジと白色が映える美しい外観が特徴だ。
完成当初は電波塔として世界一の高さを誇り、日本の高度経済成長・復興を支えた象徴的な建築物でもあった。
開業から67年が経った今も電波塔の役割を担うだけでなく、観光名所の顔も持つなどランドマークの存在感は色褪せない。
そんな「東京タワー」の見どころは、「メインデッキ(地上150m)」と「トップデッキ(地上250m)」の2つの展望台からの眺望。
どちらも東京の街並みを見渡せ、天気に恵まれるとレインボーブリッジ富士山といった絶景が広がる。
夜になると楽しめる幻想的なライトアップの演出もお勧めのポイント。
またタワーの足元には、レストラン・ショップが集う商業施設「フットタウン」があり、1日中楽しめるスポットになっている。

夜晚點燈後的東京鐵塔
ライトアップされた東京タワーは美しくロマンチック

東京タワーへのアクセス

「東京タワー」の最寄り駅は、都営地下鉄大江戸線「赤羽橋駅」、東京メトロ日比谷線「神谷町駅」、都営地下鉄三田線「御成門駅」の大きく3つである。
いずれも該当出口から、数分歩けば到着するので現在地や拠点を踏まえて行きやすい場所からアクセスしてほしい。
JR線ならば「浜松町駅(徒歩約15分)」が最も近く、多少離れているが散策と合わせて向かえばすぐだ。
東京都内の各主要駅から、「東京タワー」までの移動方法と所要時間を下記の表にまとめた。

出発駅 移動方法 所要時間
東京駅 東京メトロ丸ノ内線で銀座駅まで行き、東京メトロ日比谷線に乗り換え神谷町駅(1番出口)で下車後、徒歩約7分 約25分
新宿駅 都営地下鉄大江戸線・六本木,大門方面に乗車し、赤羽橋駅(赤羽橋口)で下車後、徒歩約5分 約20分
渋谷駅 東京メトロ半蔵門線で青山一丁目駅まで行き、都営地下鉄大江戸線・六本木,大門方面に乗り換え赤羽橋駅(赤羽橋口)で下車後、徒歩約5分 約25分
上野駅 東京メトロ日比谷線・中目黒行に乗車し、神谷町駅(1番出口)で下車後、徒歩約7分 約30分
品川駅 京浜急行電鉄・京急本線に乗車し、大門駅(A6出口)で下車後、徒歩約10分 約20分

東京タワーの営業時間

東京タワーの営業時間は以下の通りだ。
トップデッキツアー・TOKYO DIAMOND TOURは荒天の場合や、その他の理由によって営業を中止することもある。
また、 メインデッキは混雑状況によっては、最終入場時間が早まることがあるため、余裕を持った観光プランを立ててほしい。

メインデッキ
9:00 〜 23:00 ※最終入場 22:30
トップデッキツアー
9:00 〜 22:45 ※最終入場 22:15
TOKYO DIAMOND TOUR(出発時間)
・12:00
・13:00
・14:00
・15:00
・16:00
・17:00
・18:00

東京タワーのチケット料金

「東京タワー」の入場チケットは、訪れる展望台と年齢によって3種類・4区分に設定されている。
対象範囲はそれぞれ「メインデッキ」・「トップデッキツアー(メインデッキ&トップデッキ)」・「TOKYO DIAMOND TOUR(メインデッキ&トップデッキ+メイプルラウンジ)」である。
いずれも1階のチケットカウンターに行けば購入可能だ。
チケットごとの料金は以下の表にまとめた。
トップデッキツアーに限りWeb予約で事前に申し込むと、各区分200円割引される。
なお、東京タワーの足元に位置する1階~5階建ての商業施設「フットタウン」は、「RED° TOKYO TOWER」を除き基本的に無料で入れる。

大人 高校生 子供(小中学生) 幼児(4歳以上)
メインデッキ 1,500円 1,200円 900円 600円
TOP DECK TOUR 3,500円 3,300円 2,300円 1,500円
TOKYO DIAMOND TOUR 7,000円 6,500円 4,700円 3,300円

何度でも入場できる「1DAYパス」の利用も検討しよう

東京タワーの「1DAYパス」は、メインデッキへ1日中何度でも入場でき、昇り放題となるお得なチケット。
同チケットを活用すれば、「東京タワー」を拠点とした観光の自由度が広がるだけでなく、様々な楽しみ方ができるのがメリット。
例えば、昼間は東京の街並みや富士山を遠望し、夜には夕陽・夜景を眺めるといった形で、時間帯ごとに変わる景色を存分に味わえる。
また、地上とメインデッキを結ぶ600段の階段への挑戦、他スポットを挟んでの再入場なども可能だ。概要は以下にまとめた。

料金
大人2,700円
高校生2,200円
子供(小中学校)1,400円
幼児(4歳以上)1,000円
販売時間
9時~19時30分 ※元旦を含む販売除外日あり
購入方法とシステム
1. 1階のチケットカウンターで「1DAYPASS」を購入
2. 初回入場時にスタッフがチケットを確認し、専用スタンプを手の甲に押してもらう
3. 再入場時はスタンプを見せて入る

東京タワーの各フロアの見どころ

上述の通り、「東京タワー」は大きく3ブロックに分かれ、1階~5階に商業施設が入っている。
ここからは、各フロアの特徴を魅力と見どころと一緒に紹介していく。
内容を参考にタワー内をどのように巡るか、トップデッキツアーおよびトウキョウ・ダイヤモンドツアーへの参加可否を決めてほしい。

地上250mの展望台「トップデッキ」

東京タワーで最高到達点の地上250mにある「トップデッキ」は、東京都心の眺望を楽しめる特別な展望台だ。
2024年のリニューアルで景色がより映える形にパワーアップした。
内装は鏡張りのジオメトリックミラーになっており、左右対称に嵌め込まれた壁や天井の鏡が近未来的な空間を作り出す。
360度見渡せる圧巻のパノラマビューだけでなく、ミラーに映った景色もきれいで、mここでしか味わえない体験ができる。
夜になると全く違う表情を見せ、足元のLEDライトが幻想的に彩る。
入場には、完全予約制の「トップデッキツアー」か「TOKYO DIAMOND TOUR」のチケットの購入が必要。
ツアーでは専用のエレベーターや音声ガイド、スタッフによる案内など、上質なサービスと演出を受けられる。
また、メインデッキの料金も含まれているので、それぞれの光景を見比べられるのもうれしいポイント。
各ツアーの概要および見どころを紹介していこう。

トップデッキツアー

「トップデッキツアー」は、地上250mのトップデッキに案内される1時間20分の展望体験ツアー。
メインデッキに入口があり、予約時間にゲートを進むと参加者を非日常の世界へと誘う。
ツアーの主な概要は以下の通り。

タワー・アーカイブス
東京の歴史やタワーの成り立ちを計59台のモニターで紹介するプロジェクション演出を楽しめる。
メモリーズ・ライブラリー
参加者のみが内容を知れるシークレットエリア。気になる方はぜひツアーへの申し込みを。
紅葉館~Maple Club~
かつてこの地にあった社交場「紅葉館」を現代風に再現したエリア。シックで落ち着いた雰囲気が漂い、東京タワーの鉄骨と東京の街並みを同時にゆったりと見られる。
記念フォトサービスとおもてなしドリンク
1枚無料でモノクロフォトを撮影&プレゼントしてもらえる。(カラー写真は有料、引き換えは3階のフットタウンで行う)展望台へのエレベーターを待っている間にウェルカムドリンクが提供される。
トップデッキの鑑賞
ツアーのクライマックス。一期一会の景色を心ゆくまで楽しむ。

※退場しなければツアー終了後にメインデッキへの再入場は可

TOKYO DIAMOND TOUR

「TOKYO DIAMOND TOUR」は、1日最大100名限定のプレミアムなツアー。
12時~18時まで計7回開催され、1回あたり最大10名しか参加できない少人数制が特徴だ。
ツアー中はアテンダントが東京タワーの建設秘話や機能、日常の管理方法などの様々な情報を丁寧に解説してくれる。簡単な概要を以下にまとめた。

メイプルラウンジ
ツアー参加者限定のラウンジに集合し、フリーのドリンク・オフィシャルお菓子を食べながら出発までの時間を優雅に過ごす。※当日中であれば入退室は何度でも可
メインデッキ
アテンダントに連れられ、専用入口から「ダイヤモンドレーン」で貸し切りのメインデッキへ向かう。
タワー・アーカイブス、メモリーズ・ライブラリー
多彩な演出によって、東京タワー内部の記憶・歴史に迫る。
紅葉館~Maple Club~
かつてこの地にあった社交場「紅葉館」を現代風に再現したエリア。シックで落ち着いた雰囲気が漂い、東京タワーの鉄骨と東京の街並みを同時にゆったりと見られる。
トップデッキの鑑賞
360度広がるパノラマビューを心ゆくまで楽しむ。
リコレクション・ゲート
当日の景色や参加者の様子が映し出される。
メイプルラウンジ
ツアーの余韻に浸っていると、東京タワーからの特別なプレゼントをもらえる。

※メインデッキへの出入りは何度でも自由

展望台だけじゃない!見どころの多い「メインデッキ」

高さ150mの「メインデッキ」は、東京の真ん中から立体感のある景色を存分に楽しめる。
2019年末のリニューアルで窓ガラスが大きくワイドになり、小さな子供でも開放的で景観をドラマチックに満喫できるようになった。
視界は360度のパノラマビューで、東京の街並みをはじめ、遠くに富士山や房総半島などの雄大な姿を見渡せる。
時間帯・季節ごとの変化も魅力で、特に四季で変わる日本らしい風情、無数の光が輝く幻想的な夜景は美しい。
また、網目模様をした足元の絨毯も注目の見どころだ。
トリックアートによって平らな床がいびつに見えてスリルを味わえ、夜には一部が青いライトでライトアップされる。
1階と2階から成り、展望台内にはカフェやオフィシャルショップ、フォトスポットといった施設も充実する。
「メインデッキ」の各見どころを具体的に紹介していく。

能夠一覽東京的人文街景的MAIN DECK
高さ150mから東京を見渡せるメインデッキ

1. スカイウォークウィンドウ

メインデッキの床部分が透明になった「スカイウォークウィンドウ」は、東京の街並みをダイレクトに全身で感じられる東京タワーの名物エリアだ。
強化ガラスによって安全性は十分に確保され、まるで空中を歩いているような気分を味わえるのが魅力。
足元に広がる高さ145mの景色は臨場感があり、恐怖心と興奮が入り混じる独特な体験ができる。
昼間はビル群や道路を行き交う車、夜には煌びやかな夜景など時間帯で異なる景色を楽しめる。

從145公尺高俯瞰
145mの高さから真下を覗けるスカイウォークウィンドウ
在玻璃地板下的人和車都像是米粒一樣的大小
車や人が米粒ほどの大きさに見えるほどの高さ

2. カフェ ラ・トゥール

「カフェ ラ・トゥール」は、メインデッキ1階にある唯一のカフェ。
ホットドッグ・ドリンクなどの軽食とともに地上150mの絶景を楽しめ、特にカウンター席では東京の街並みを眺めながらリラックスしたひとときを過ごせる。
人気メニューは、東京タワー公式キャラクター「ノッポン兄弟」のプリントが入ったもなか付きの「プレミアムタワーソフト」。
絶景を満喫しつつ食べるソフトクリームが格別なのはもちろん、コーンの入れ物は逆さまにすると東京タワーになり、お土産になるのもうれしいポイント。
また、同店限定のオリジナルタワーカップで提供されるフロートドリンク・アルコール類もお勧め。
22時30分まで営業しているので、メインデッキを回った後の休憩場所にもぴったり。

Cafe La Tour
東京の街並みを眺めながら休憩できるカフェ ラ・トゥール
超適合上傳到IG的鐵塔霜淇淋
人気メニューのプレミアムタワーソフト

3. タワー大神宮

メインデッキ2階、東京23区で一番高い場所にある「タワー大神宮」は由緒正しき神社。
東京タワーの創立20周年となる1977年に、来塔者の安全と健康を祈願するために建立された。
御祭神には天照皇大神(あまてらすおおかみ)を祀り、年間を通じて多くの参拝者が足を運ぶ人気スポット。
特に”縁結び”・”合格祈願”・”学業成就”のご利益をもたらすと言われている。
また、お土産や記念品にピッタリのオリジナルデザインの御朱印・タワー絵馬の購入もお勧め。
観光だけでなく、心静かに願いを込められる神聖な場所として、ぜひ立ち寄りたいエリアのひとつだ。

祈求戀愛運跟考運都相當靈驗的「鐵塔大神宮」
東京23区で最も高い位置にある神社

買い物・グルメなど様々な楽しみ方ができる「フットタウン」

「フットタウン」とは、地上からメインデッキへとつながる複合施設だ。
東京タワーの1階~5階、全5フロアで構成され、グルメ・ショッピング・エンターテインメントが集結した観光エリアとも言える。
レストランやカフェ、限定グッズを扱うショップのほか、体験型アトラクション、展示スペースが揃っている。
基本的に無料で入れるため、展望台巡りの前後にくつろいだり、同施設だけで東京タワーの雰囲気を味わったりすることも可能だ。
お土産の購入・軽めの休憩、タワーの歴史を知るなど、大人から子どもまで飽きさせない工夫が凝らされており、東京タワーをさらに深く体感できるのが魅力だ。
そんな「フットタウン」の見どころ・楽しみ方を階ごとに紹介していこう。

最先端のエンタメを楽しめる「フットタウン5階」

フットタウン5階は、日本最大級のデジタルアミューズメントパーク「RED°TOKYO TOWER」のアルティメットゾーンとなっている。
「RED° TOKYO TOWER」とは、アニメ・ゲーム・音楽などをテーマにしたエンターテインメント性の高い体験型施設で、別途入場料が必要だ。
かつて「東京ワンピースタワー」があった場所として有名で、期間限定イベントやポップアップストアも不定期で開催されている。
現在はリアル×バーチャルの圧倒的な迫力を楽しめる「スカイスタジアム」や、特別なモータースポーツの世界観が広がる「レッドイーモーター」といったエリアがある。
また、ボードゲームやポーカーもプレイも楽しめるので、展望台の訪問前後に立ち寄れば、ひと味違った刺激を受けられるだろう。

最新のエンターテインメントを体験してみよう
最新のエンターテインメントを体験してみよう

魅力的なアトラクションが盛りだくさんの「フットタウン4階」

フットタウン4階も5階と同様に「RED°TOKYO TOWER」専用フロアで、15以上のアトラクションがある。
なかでも日本初上陸の世界的人気を誇るVRライド「LEKE VR」は見逃せない。
例えば、360°回転するシートに乗り込む「フライングシネマ」では、ジェットコースターのようなスリルとともに飛行体験を味わえる。
また、迫り来る恐竜から生き残る世界に潜り込む「スペースシャトル2.0」は、風・音・振動をはじめ、8つの特殊効果によって五感を通じた体験ができる。
その他にも、ホラーゲーム・プロジェクションマッピングによる身体を使うコンテンツ・ウェルネスケアプラットフォームなど、魅力的なアトラクションが盛りだくさん。

VRライド「LEKE VR」のフライングシネマ
VRライド「LEKE VR」のフライングシネマ

多彩な施設が揃う「フットタウン3階」

フットタウン3階は「RED°TOKYO TOWER」のインスピレーションゾーンのほか、マザー牧場CAFÉ 東京タワー店・写真ピックアップセンターなど、様々な施設が集まっている。
なかでも注目は、東京タワーのオフィシャルショップ「GALAXY」だ。
広々とした店内には、ここでしか手に入らないオシャレなタワーグッズを揃え、お菓子から雑貨まで豊富なアイテムが並ぶ。
自分用やプレゼント用にピッタリなお土産がきっと見つかるだろう。
また、シンプルな空間に佇む「TOWER GALLERY」もお勧めのスポット。
東京タワーの貴重な歴史・構造を学べる資料展示に加えて、定期的な企画展を開催しており、訪問者に深い知識および興味を提供する。

東京タワーのオフィシャルグッズをお土産に(※写真はイメージです。)
東京タワーのオフィシャルグッズをお土産に(※写真はイメージです。)

観光の合間の休憩にピッタリな「フットタウン2階」

フットタウン2階は、主にフードコートとコンビニエンスストア、東京のお土産品を扱うショップが入っている。
フードコートにはモスバーガーやサーティワンといった大型チェーン店をはじめ、多国籍料理店や生パスタ専門店など幅広いジャンルの飲食店が集う。
和テイストのスイーツ・アルコール類を楽しめるカフェ「SAKE CAFE DIAMOND」もあるので、観光合間の休憩場所にもぴったりだ。
また、2024年にオープンした「東京おみやげ堂」では、美しい細工の和食器や扇子、天然素材のお香など、日本文化を感じさせる商品が多い。
東京タワーだけでなく、東京旅行の思い出になる商品も充実している。

グルメを楽しみつつ休憩できるフロア(※写真はイメージです。)
グルメを楽しみつつ休憩できるフロア(※写真はイメージです。)

東京タワー観光のスタート地点「フットタウン1階」

フットタウン1階は訪問者を迎える玄関口として、エンターテインメントが詰まったフロア。
東京タワーへの期待を高め、観光全体をさらに充実させるスタート地点だ。
チケットカウンター・展望台行きのエレベーターのほか、インフォメーションデスクおよびオペレーションセンターがあるので、不明点はここで聞いてほしい。
入口の右横の「Histories Alley」では、東京タワー建設前の昭和30年代の街並みを再現したジオラマ、建設中から開業当初の貴重な写真を展示している。
展望台に昇る前に立ち寄って、当時の人々の思いに馳せてみてはいかがだろうか。
またフロアの約半分は「RED°TOKYO」のスペースとなっており、食事・ボートレースを楽しめる。

訪問者を迎える玄関口となるフロア
訪問者を迎える玄関口となるフロア

東京タワーならではのアクティビティ「オープンエア外階段ウォーク」

「オープンエア外階段ウォーク」は、地上からメインデッキまで続く約600段(15分程度)の外階段を昇るアクティビティ。
周囲の景色を直接肌で感じながら東京タワーを昇れ、エレベーターでは体験できない達成感と充実感を満たせるのが最大の魅力だ。
階段専用のフォトスポットやテラススペース、ノッポン兄弟が出題するクイズなども用意されており、少しずつ変化する東京の街並み様子と一緒に楽しく昇れる。
昇りチャレンジした人には⾮売品の「ノッポン公認 昇り階段認定証」がもらえるのもうれしい。
なお、途中でエレベーターへの乗り換えはできないため(下りは可)、水分補給・休憩を取りつつ自分のペースで挑戦しよう。
土日祝日・特定の期間のみ(春休みなど)で開放しており、営業時間は昇り階段が9時~16時、下り階段が9時~20時。
利用にはメインデッキもしくはツアーチケットの購入が必要となる。

体力に自信があれば挑戦してみよう
体力に自信があれば挑戦してみよう

日没後のお楽しみ!東京タワーのライトアップ

日没後は東京タワーから夜景を楽しむだけでなく、東京タワーのライトアップを見てほしい。
昼間とは異なる表情を見せ、一つひとつの光の輝きがその時々の特別な瞬間を彩ってくれる。
これから紹介する通常のラインアップに加え、バレンタインやクリスマスなど期間限定のライトアップも開催されている。公式サイトもチェックして、特別な瞬間を満喫しよう。

ランドマークライト

「ランドマークライト」は、180個のライトが塔全体を美しく照らす、定番のライトアップ。
月曜日・木曜日・特別日を除き、日没(夏は19時前後、冬は17時前後)から0時まで毎晩点灯し、夏と冬で異なる2パターンを楽しめるのが特徴だ。
七夕の夜~9月末に点灯される夏バージョンは、白色を基調とした「メタルハライドランプ」を使用し、涼しげな夏の夜を演出する。
一方、10月初旬から始まる冬バージョンでは、温かみのあるオレンジ色の「高圧ナトリウムランプ」に変わり、優しく柔らかな光が冬の訪れを感じさせる。
いずれも、東京タワーの優雅なシルエットを際立たせ、訪れる人々に季節感と特別なひとときをもたらす東京の夜景を彩る存在だ。

ライトアップされた東京タワーが東京ならではの夜景を作り出す
ライトアップされた東京タワーが東京ならではの夜景を作り出す

インフィニティ・ダイヤモンドヴェール

「インフィニティ・ダイヤモンドヴェール」は2019年に点灯開始した、新しいライトアップ。
17段の階層に設置した268台のLEDライトが、無限の光色パターンを描き出す多様な表現が特徴だ。
宝石のように繊細で輝きのある光が塔全体を包み込み、華やかでドラマチックな雰囲気を楽しめる。
毎週月曜日と木曜日の20時~22時にレギュラー点灯され、月ごとに指定されたカラーが輝く。
例えば、1月は新年を祝うReborn Yellow(黄金色)、3月は春の訪れを告げるCherry Pink(桜色)など、四季や伝統にちなんだ色が選ばれている。
30分ごとに2種類のデザインが交互に点灯し、切り替わる際にホワイトの光がゆっくりと瞬く4分間も見どころ。

毎週月曜日と木曜日の限られた時間に点灯するインフィニティ・ダイヤモンドヴェール
毎週月曜日と木曜日の限られた時間に点灯するインフィニティ・ダイヤモンドヴェール

純白の煌めき

「純白の煌めき」は東京タワーの特別なライトアップ演出。
日没から24時までの毎正時(00分)に2分間だけ点灯する。
トップデッキの上部に設置された「ダイヤモンド・ティアラ」と、メインデッキの上部に設置された「ダイヤモンド・チョーカー」がピュアホワイトの輝きでまばゆいばかりの光を放つ。
東京の夜景と美しいコントラストが生まれ、幻想的な雰囲気を楽しめる。
ダイナミックで風格が漂う一方で、数分間で消えてしまう刹那さも趣深い。
なお、特別なライトアップ実施時や事情により点灯しない日もあるため、事前に公式サイトで確認しよう。

1日に2分間だけ行われるライトアップも見逃せない
1日に2分間だけ行われるライトアップも見逃せない

東京タワーで買うべきお土産3選

フットタウンの2階と3階にあるショップで、「東京タワー」にちなんだ様々なアイテムの購入が可能だ。
キーホルダー・お菓子・文房具など、多彩でインパクトの強いグッズのほか、限定商品も豊富に揃っている。
ここでは、ファン必見のミニチュア模型および人気の箸セットを紹介する。
お土産選びに迷ったら、内容を参考にいずれかの商品を購入・プレゼントしてほしい。

1. 1/1000 TOKYO TOWER

「1/1000 TOKYO TOWER」は、東京タワーを1/1000スケールにした精巧な模型。
高さ333mmのミニチュアサイズながら、本体のディテールを忠実に再現しており、東京タワーの美しい構造美が自宅でも楽しめる。
赤と白のカラーリングも実物に合わせて塗装され、インテリアやコレクションにも映えるデザインが魅力だ。
専用の展示スタンドが付いており、飾るだけで東京観光の思い出がよみがえる特別なアイテムになる。
工具や接着剤は不要、塗装済みのパーツを差し込むと簡単に組み立てられるのもポイント。

1/1000 TOKYO TOWER(価格:2,200円)
1/1000 TOKYO TOWER(価格:2,200円)

2. ジオクレイパーランドマークユニット東京タワー

「ジオクレイパー ランドマークユニット 東京タワー」は、東京タワーを1/2500スケールで再現した精巧な立体模型。
全高約17.5cmの手のひらサイズの大きさだが、フットタウンの出入口や駐車場サインなど細部へのこだわりが随所に見られ、存在感のある仕上がりが魅力だ。
ビーカーをモチーフとした透明の円筒型パッケージは目盛り入りで、飾るとおしゃれなインテリアとして映える。

ジオクレイパーランドマークユニット東京タワー(価格:1,830円)
ジオクレイパーランドマークユニット東京タワー(価格:1,830円)

3. 東京タワーキャラメル

優しい甘さのミルクキャラメルが10粒入った「東京タワーキャラメル」。
サイコロ型の箱が5つセットになっており、1つの箱に2粒ずつキャラメルが入っているため、友人や知人に配りやすい。
赤いサイコロ型の箱には6面に東京タワーが描かれ、白いサイコロには東京タワーや観光バス、富士山などがデザインされている。
1本あたり280円と、お手頃な価格なのも嬉しいポイントだ。

東京タワーキャラメル(価格:280円)※写真はイメージです。
東京タワーキャラメル(価格:280円)※写真はイメージです。

東京タワーのお勧めフォトスポット5選

「東京のシンボルである東京タワーを写真に綺麗に収めたい」という方も多いはずだ。
フォトスポットを探している方は、これから紹介する5つの場所に足を運んでほしい。
いずれかで撮影をすれば、旅行の記念に残るお気に入りのベストショットが撮影できるだろう。

1. 東京タワー 地下駐車場 階段

「東京タワー 地下駐車場 階段」は、SNS映えすると世界で注目を集めるフォトスポット。
フットタウンの裏手、南側に位置し、階段を上った先に東京タワーがそびえ立つ。
わからない場合は「とうふ屋うかい」を目指して歩くと近い。
地上から塔を見上げる構図で写真が撮れ、まるで東京タワーを包み込むようにフレームに収められるのが魅力だ。
オレンジと白の構造美が間近に感じられ、印象的でフォトジェニックな写真を撮りやすい。
特に夕暮れ時から夜にかけて時間帯(マジックアワー)に訪れるのがお勧め。
日没後にはライトアップが始まり、東京タワーが柔らかい光に包まれて幻想的な姿を見せ、暗がりの階段と輝くタワーの対比が映える。
駐車場利用者の邪魔にならないような配慮を忘れずに。

写真の場所:Googlemap

フォトジェニックな一枚を撮影してみよう
フォトジェニックな一枚を撮影してみよう

2. 増上寺

芝公園に隣接する「増上寺」は、戦国武将・徳川家康(とくがわいえやす)と深いゆかりを持ち、「勝運」のお寺として親しまれている。
そんな歴史ある本堂の背後に、堂々とそびえる東京タワーが重なる構図は、伝統と近代が美しく融合したショットが撮れる。
特に正面の参道や境内から見上げると、建物の屋根越しに東京タワーが立ち上がり、インパクトの強い独特な景観が広がる。
桜・紅葉など四季折々の風情も楽しめ、訪れる季節によって異なる表情の変化も魅力のひとつ。

写真の場所:Googlemap

東京の歴史的建造物と現代的なシンボルが調和した景観
東京の歴史的建造物と現代的なシンボルが調和した景観

3. 芝公園4号地

日本で最も古い公園のひとつの「都立芝公園」は1号地~4号地の区間に分かれており、それぞれで異なる角度から東京タワーの姿を眺められる。
「芝公園4号地」は広々とした芝生の正面に東京タワーがそびえる、美しい抜け感のあるフォトポイント。
ドラマのロケ地やウェディングフォトの撮影地にも重宝される定番スポットだ。
緑の芝生と青空、赤白のタワーが見事に映え、全体をフレームに収めやすい絶好の構図を楽しめる。
特に遠近感を活かしたアングルが人気で、ピクニック風の写真や全身を入れた記念撮影にも向いている。
お勧めの時間帯は日中から夕方にかけて。夕暮れには空がオレンジ色に染まり、柔らかな自然光と東京タワーのシルエットが浮かび上がる感動的な1枚が撮れる。

写真の場所:Googlemap

全体をフレームに収めやすい絶好の構図で撮影できる芝公園4号地
全体をフレームに収めやすい絶好の構図で撮影できる芝公園4号地

4. レインボーブリッジ遊歩道(プロムナード)

東京タワーと東京湾の美しい景色を一望でき、遠景を収めるのにぴったりな隠れた名フォトスポット。
歩道からはお台場の湾岸エリア越しに東京タワーが見え、都会的なビル群とともに望む壮大なパノラマが広がる。
描写のバリエーションも豊富なので、東京らしいスカイラインを思うままに撮れるだろう。
夕方から夜にかけての時間帯に訪れるのがお勧め。
海と空がグラデーションに染まり、ビルの灯りが徐々に灯る中、東京タワーのライトアップが加わってロマンティックな雰囲気を放つ。
煌めく夜景の中に浮かび上がる東京タワーもひときわ美しく、カメラの中は印象的な画像でいっぱいになるはずだ。

写真の場所:Googlemap

東京タワーと高層ビル群、レインボーブリッジを一望できるフォトスポット
東京タワーと高層ビル群、レインボーブリッジを一望できるフォトスポット

5. 千代田区立九段坂公園

「千代田区立九段坂公園」は、靖国通り沿いの千鳥ケ淵側に面した道路沿いの公園で、東京タワーを遠望できるフォトスポットだ。
木々に囲まれた静かな公園の風景、お堀に浮かぶまばらボート、ビルの合間から遠くに顔をのぞかせるタワーの組み合わせが、都会と自然のバランスを絶妙に演出する。
全体は見えず、上段しか映らないが、奥行きのあるエモーショナルな画角を楽しめるのが他とは違った良さだ。
特に、春には満開の桜と東京タワーのコラボレーションが絶景を生み出し、フォトジェニックな写真を収めやすい。
訪れるのにお勧めの時間帯は、ライトアップされたタワーの輝きが周囲を照らし出す夜だ。
公園の落ち着いた雰囲気と相まって、情緒的な気分を味わえる。

写真の場所:Googlemap

桜の季節には必ず訪れたいフォトスポット
桜の季節には必ず訪れたいフォトスポット

東京タワーと並ぶ東京のシンボル「東京スカイツリー」

東京タワーの後、2012年に東京都墨田区に建てられた「東京スカイツリー」は、新たな東京のシンボルとなっている。
地上634mの高さを誇る「東京スカイツリー」は世界一の電波塔であり、ギネス記録の認定を受けた世界有数のスポット。
なかでも最大の見どころは、地上350mの「天望デッキ」と地上450mの「天望回廊」からの圧倒的な眺望だ。
都内の街並みはもちろん、天気が良ければ富士山や遠くの山々をくっきりと見渡せ、夜には幻想的なライトアップによってロマンティックな雰囲気を楽しめる。
また、足元に広がる商業施設「東京ソラマチ」では、ショッピング・グルメも満喫できる。
さらに遊園地・プラネタリウムなどの周辺施設も充実するので、東京観光のハイライトとして「東京スカイツリー」にも併せて足を運んでほしい。

634メートルの高さからパノラマビューを満喫!
634メートルの高さからパノラマビューを満喫!

東京タワー周辺の人気観光スポット3選

「東京タワー」の周辺には、魅力的なスポット・見どころが多く、様々な楽しみ方ができるのも魅力のひとつ。
ここでは、趣向の異なる3つの人気名所を厳選して紹介する。
ぜひ気になったスポットを「東京タワー」と一緒に巡り、観光をより充実させてほしい。

1. 三縁山広度院増上寺

東京タワーのふもとにある増上寺は、浄土宗の七大本山のひとつ。
増上寺の安国殿に安置されている秘仏「黒本尊」を深く尊崇した徳川家康公が、数々の戦に勝利したということで、勝利運がアップする寺といわれている。
境内には重要文化財の「三解脱門」や、徳川将軍家墓所がある。

東京タワーのふもとにある、徳川将軍家ゆかりのお寺
東京タワーのふもとにある、徳川将軍家ゆかりのお寺

2. 都立芝公園

1873年に、日本で最初の公園として指定された場所の1つ。2023年で開園150周年を迎えた。
増上寺と芝東照宮に隣接し、すぐ近くにある東京タワーをどこからでも眺める事ができる。
園内ではクスノキ、ケヤキ、イチョウなどの大木や、古墳などの史跡もあり、公園の長い歴史が感じられる。

東京タワーのすぐ近くにある、歴史ある公園
東京タワーのすぐ近くにある、歴史ある公園

3. teamLab Borderless: MORI Building DIGITAL ART MUSEUM

デジタル技術を駆使した圧倒的な作品空間で世界中から注目されている「チームラボボーダレス」が、2024年2月9日にお台場から麻布台ヒルズに移転オープン。
新作の「バブルユニバース: 《Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 - ワンストローク》」は、無数の球体によって埋め尽くされた展示空間が圧巻。それぞれの球体の中には物質的な光やシャボン玉のように大きくて強い光、ゼリーの塊のように揺らぐ光が共存して収められている。

“地図のない”ミュージアムで、新感覚のアート体験
“地図のない”ミュージアムで、新感覚のアート体験

東京タワー周辺のお勧め飲食店3選

最後に都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」にあるお勧めの飲食店を3つ紹介する。
手間ひまをかけてこだわりの食材を調理したステーキ・焼肉など、本格的な料理を贅沢に味わえる人気店だ。
いずれも華やかな麻布らしく、お洒落な空間に包まれた店内で特別な食事ができるのも特徴。
「東京タワー」からは電車と徒歩で10分程度と近いので、観光前後のランチやディナーにぜひ足を運んでほしい。

1. グリル満天星 麻布十番 本店

赤坂にあったフランス料理の名店を踏襲している本格派の洋食店。
フランス料理のベテランコック陣が作り出す料理は本格的ながら、健康的で日本風でもある。
1週間かけて煮込んで作るドゥミグラスソースや、米と8種類の野菜を一緒にブイヨンで炊き上げて一晩寝かしたベーキライスなど、調理の仕込みに手間を惜しまない。

丁寧に手作りした洋食を気軽に味わえる人気洋食店
丁寧に手作りした洋食を気軽に味わえる人気洋食店

2. 十一 (TOPPIN)

ダウンライトに照らされたお洒落で上品な雰囲気の店。
希少な銘柄牛や牧草牛などの厳選された食材を、全長6メートル15センチの鉄板で焼いてくれる。個室・半個室も含め、全席、目の前の鉄板で調理される。
上質なステーキがメインのコースから、リーズナブルなアラカルトメニューまで種類豊富だ。

極上の和牛を目の前の鉄板で焼き上げてくれる鉄板料理店
極上の和牛を目の前の鉄板で焼き上げてくれる鉄板料理店

3. 麻布十番焼肉 Kintan

アンティーク家具を配したインテリアとアートが融合したお洒落な空間の焼肉店。
一頭の牛から3人分しかとれない「プラチナタン」や30日間熟成させた「KINTAN」など、希少価値の高い肉も揃う。
ソムリエ厳選の40種類以上あるワインを最高級の黒毛和牛と一緒に楽しめる。

お洒落な空間&おもてなし&厳選和牛を一度に楽しめる店
お洒落な空間&おもてなし&厳選和牛を一度に楽しめる店

東京タワーに関するよくある質問

Q

東京タワーのライトアップは何時から?

A

月曜日と木曜日は20時~22時、それ以外は、夏は19時前後~0時、冬は17時前後~0時です。特別ライトアップを行う時期もあるので公式サイトの確認をお勧めします。

Q

東京タワーの高さは?

A

333mです。2012年に東京スカイツリーが完成するまで電波塔として世界一の高さを誇っていました。

Q

東京タワーの最寄り駅は?

A

主に都営地下鉄大江戸線「赤羽橋駅(赤羽橋口)」、東京メトロ日比谷線「神谷町駅(1番出口)」、都営地下鉄三田線「御成門駅(A1出口)」の3駅です。

まとめ

東京のランドマークであり続ける「東京タワー」の概要や各フロアの楽しみ方、ライトアップの情報を中心に紹介してきた。
歴史と現代が融合した「東京タワー」は観光だけでなく、日本の成長を象徴する建築物としても価値のある存在だ。
他では見られない景色や体験ができ、魅力的な施設も多いので、東京に訪れる方はぜひ一度は足を運んでほしい。
首都・東京ならではの雰囲気を味わえる定番スポットやショッピングエリア、お勧めのイベントなどをまとめた、こちらの記事も一緒に読んで旅行をより充実させよう。