観る&知る&買う&食べる!東京都江東区観光ガイド!

観る&知る&買う&食べる!東京都江東区観光ガイド!

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筆者 : GOOD LUCK TRIP
監修 : 江東区

東京の都心に位置しており、アクセス抜群。なおかつ魅力的な観光スポットも多い東京の「江東区」。最新のお洒落なスポットから、歴史を感じられる寺社仏閣、商店街など。都会の魅力と、古き良き日本を同時に楽しめる場所でもある。今回は、ココだけ押さえておけば間違いなく楽しめる江東区の見どころを紹介する。

都心にありながら川に囲まれ海にも面している江東区。
都心にありながら川に囲まれ海にも面している江東区。

江東区ってどんなところ?

江東区は東京都の東部、隅田川と荒川に挟まれた場所にある。人口は約53万人。都心にありながら川に囲まれ海にも面していることから、豊かな水と緑に囲まれており歴史を感じさせる場所。江東区の内陸部に位置する深川・城東エリアでは、江戸時代から脈々と世代を越えて受け継がれてきた『伝統』を感じられる。また逆に臨海エリアは、近未来的な景観を備えた施設が次々と建設されており、日本の最先端の観光を楽しむことができる。

東京都の東部にある江東区
東京都の東部にある江東区

江東区のおすすめ観光シーズンは?

日本の中ほどに位置する東京、江東区。四季の変化にはメリハリがある。夏は蒸し暑いので熱中症に気をつけて、体調の管理をしっかりした上で観光を楽しもう。冬は、意外と気温が低く感じる時も多いので、厚手のコートやダウンジャケットを準備しておくと安心だ。

江東区の季節ごとの服装

春(3月 - 5月): ジャケットや薄手のセーター
夏(6月 - 8月): 半袖のTシャツなど
秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
冬(12月 - 2月): コート、ダウンジャケット、厚手のセーターやジャケット

江東区への移動方法は?

JR・地下鉄をはじめとした鉄道路線や都バスが充実しており、抜群のアクセスの良さも魅力の江東区。東京駅周辺から、浅草新宿御苑東京スカイツリーなどの東京で押さえておきたい有名観光スポット、さらに東京ディズニーリゾートからも30分〜1時間圏内で移動可能だ。他の東京観光の一環として訪れるのにも、とても便利な立地であるのが嬉しい。

江東区でおすすめの観光スポット12選

1. 江東区深川江戸資料館

店舗や長屋など1800年代の東京・深川佐賀町の町並みや生活様式を実物大で再現した資料館。
地下1階から地上2階の吹き抜け空間に広がる展示室に、1831~1845年の江東区深川佐賀町の町並みが実物大で再現されている。表通りには肥料を扱う店舗や、船で遊びに行く客を送り迎えする船宿、白壁の土蔵などがあり、火の見櫓の下の広場には現代の喫茶店にあたる「水茶屋」や“江戸時代のファーストフード”ともいえる天麩羅とそばの屋台なども置かれている。そして路地に入ると複数の住居が連なる「長屋」の町並みが現れる。長屋ではそこに住む家族構成や職業、年齢などが細かく設定されており、それぞれの暮らしにあった生活用品を展示している。

長屋の路地
長屋の路地

2. 江東区芭蕉記念館

1600年代に活躍した俳諧師・松尾芭蕉。江東区深川に庵を構え、東北、北陸などを巡ってつづった有名な紀行文『おくのほそ道』も、深川がその旅の出発点となっている。そのほか、芭蕉庵史跡展望庭園からの眺望も見どころで、訪れた折りには芭蕉も見ていたとされる隅田川と小名木川の分岐地点も楽しんでほしい。

芭蕉堂
芭蕉堂

3. 江東区中川船番所資料館

江戸の町を支えた水運物流のかなめである中川番所をジオラマや音響、照明で臨場感たっぷりに再現。メインの展示は、江戸時代の中でも後期にあたる1800年代の資料をもとに作られた中川番所のジオラマだ。番所とは江戸時代に日本全国に53カ所あった関所のひとつ。

中川番所ジオラマ
中川番所ジオラマ

4. 亀戸梅屋敷

亀戸には昔、呉服商・伊勢屋彦右衛門の別荘「清香庵」があり、その庭園に150mにわたって地中から地上へ龍のように枝が這う一本の梅の木があり、「亀戸梅屋敷」の名で市民に親しまれていた。
浮世絵師の歌川広重が1857年にこの屋敷をモデルにした「名所江戸百景 亀戸梅屋敷」を描き、フィンセント・ファン・ゴッホが模写したことでも有名だ。そんなシンボルの名を冠した建物が「亀戸梅屋敷」で、亀戸の見どころ案内と名産品が並ぶショップ、日本の伝統工芸品かつ江東区の地場産業でもあるガラス細工「江戸切子」を扱うショップなどがある。

浮世絵サロン
浮世絵サロン

5. 豊洲市場

東京の台所として都民の胃袋を支えてきた「築地市場」が老朽化に伴い2018年に豊洲へ移転。
見学ルートが整備され、一般客も気軽に入場できるようになった。場内は3つの街区で構成。「水産卸売場棟」ではマグロの競りが見学でき、「青果棟」では野菜や果物の旬ごとに色分けされた見学コースを設定。見学ギャラリーと物販店舗がある「水産仲卸売場棟」は屋上から東京タワーも眺められる。

デッキから見る卸売場の競りの風景。競りは早朝5時半ごろから始まる
デッキから見る卸売場の競りの風景。競りは早朝5時半ごろから始まる

6. 森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス

アートコレクティブ・チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」。10000㎡に及ぶ複雑で立体的な世界は、ほかの作品との境界線がなく体ごとアートに没入できる唯一無二の空間である。ミュージアムは5つのコンセプトで構成。季節ごとに変わる作品では、春には桜、秋には紅葉など、現実世界と同様の感覚で日本の四季を感じることができる。

Exhibition view of MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless,
2018, Odaiba, Tokyo
© teamLab
Exhibition view of MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless,
2018, Odaiba, Tokyo
© teamLab

7. 富岡八幡宮

1627年、ご神託により創建された歴史ある神社。江戸最大の八幡様であり、「深川の八幡様」として今も多くの人に親しまれている。境内には17の末社があり、金運、勝負運、縁結びなどのご利益があるとされる。毎年8月15日に行われる深川八幡祭りは江戸三大祭のひとつとして有名。相撲に関する石碑や、日本最大の黄金神輿など見どころも満載だ。

鳥居をくぐり参道をまっすぐ行くとある御社殿
鳥居をくぐり参道をまっすぐ行くとある御社殿

8. 亀戸天神社

東京十社のひとつで、学問の神様として知られる菅原道真公を祀る神社。心字池にかかる男橋、平橋、女橋の3つの橋は、過去、現在、未来を現し、ひとつ渡るごとに心が清められると言われている。境内には道真公が好んだという梅の木が300本以上植えられ、2、3月には梅まつりを開催。4月下旬になると藤が一斉に開花し、藤棚を一望できる太鼓橋からの風景が人気を呼んでいる。

鳥居を抜けると見える太鼓橋(男橋)は過去をあらわす
鳥居を抜けると見える太鼓橋(男橋)は過去をあらわす

9. 日本科学未来館

日本科学未来館では、ヒューマノイドロボット「ASIMO」やアンドロイド「オルタ」「オトナロイド」が人気で、「ASIMO」は実演を通じて人間とロボットが共生する未来社会をイメージすることができる。複雑な動きで生命らしさを表現する「オルタ」と、見た目が人間そっくりな「オトナロイド」は最先端の研究で、「生命とは?」「人間とは?」といった問いを投げかける世界でも珍しい展示となっている。最新テクノロジーから素朴な疑問、地球環境、宇宙の探求、生命の不思議など、現在進行形の科学技術が集結!

日本科学未来館の外観
日本科学未来館の外観

10. 清澄庭園

清澄庭園は、泉水、築山、枯山水を主体にした回遊式林泉庭園で、1878年に実業家の岩崎彌太郎が荒廃していた屋敷跡地を買い取り、庭園造成を計画。1979年3月には東京都の名勝に指定された。また、1977年には庭園の西側に隣接する敷地を開放公園として追加開園し、現在の形になった。
西側には芝生広場、パーゴラなどがあるほか、サクラが20本ほど植えられ、春はお花見の場として親しまれている。そのほか園内3か所には趣の異なる「磯渡り」があり、歩を進めるたびに変わる景観が楽しめる。

清澄庭園で最も高く大きな築山「富士山」
清澄庭園で最も高く大きな築山「富士山」

11. 東京都現代美術館

1926年に開館した東京府美術館の収蔵作品3000点を引き継ぎ、1995年に開館した東京都現代美術館。2019年にリニューアルオープンし、現在の収蔵作品数は約5500点に及ぶ。現代美術に関する企画展を年間6~8本開催。所蔵作品による「MOTコレクション」展(現在休室中)も年間4期にわけ、会期ごとに様々な切口で展示し、現代美術の持つ多様な魅力を発信している。

外観 Photo: Kenta Hasegawa
外観 Photo: Kenta Hasegawa

12. キッザニア東京

実在する約60の企業のパビリオンが並び、3~15歳の子どもたちが仕事やサービスなど約100種類のアクティビティが体験できる職業・社会体験施設。現実社会の約2/3のサイズで作られた街並みが広がる館内は中央広場や劇場などもあり、街の中を観光バスや消防車が走行。こども達は、仕事体験をするとキッザニアで流通する通貨「キッゾ」が入手でき、「キッゾ」は館内で習い事や買い物、銀行に預金してATMで引き出すこともできる。体験後は一部の食べ物を除き、成果物を持ち帰ることができ、記念になると喜ばれている。

街並み
街並み

江東区で必ず寄りたいおすすめのショッピング施設3選

都心らしい流行の最先端のアイテムが揃うショッピングモールから、昭和レトロな雰囲気を楽しめる商店街まで。江東区には魅力的なショッピング施設が目白押し!ここでは、ぜひ観光の合間に立ち寄って欲しい施設を紹介しよう。

1. 砂町銀座商店街

1932年、当時日本一の商店街と言われていた銀座通り商店街にあやかり、「砂町銀座」と名付けられた。戸越銀座商店街、十条銀座商店街と並び三大銀座商店街に数えられている。
全長約670mの通りには約130もの店舗が所狭しと軒を連ねる。最大の楽しみは、お祭りで屋台を巡るように食べ歩きが楽しめること。焼き鳥、おでん、焼売、コロッケ、フルーツなど多彩に揃うので食べたいものがきっと見つかるはず。

地元客から観光客まで多くの人で賑わう
地元客から観光客まで多くの人で賑わう

2. アーバンドック ららぽーと豊洲

豊洲駅直結の好立地にある、東京湾岸エリア最大級の商業施設。高感度ファッションブランドが多数ラインナップし、カフェやレストランなどグルメも充実。開放的なフードコート・マリーナキッチンにもスイーツからランチ、ディナーにも使えるバラエティ豊かなショップが並ぶ。夕暮れになると東京スカイツリー、東京タワー、レインボーブリッジといった名所の夜景が楽しめるのも魅力。

屋外にはドッグランやイベントスペースが併設
屋外にはドッグランやイベントスペースが併設

3. 有明ガーデン

ショッピング、温泉、劇場などが揃う東京湾岸エリア最大級の大型複合施設。中心に立つ「住友不動産 ショッピングシティ 有明ガーデン」には、200を超える店舗が入る。関東最大級の規模を誇る「無印良品 東京有明」、レジに並ばずに買い物ができる「レジゴー」を導入したイオンスタイルなど気になるショップが目白押しだ。5階はダイニングストリート、フードコートがあり、30店舗ほどが並ぶグルメフロアになっている。

住友不動産 ショッピングシティ 有明ガーデン
住友不動産 ショッピングシティ 有明ガーデン

江東区でおすすめの清澄白河カフェスポット4選

清澄白河は昔のままの風情を残すカフェスポットが集まる街で、「コーヒーの聖地」として注目を集める。今回はその中でも、おすすめのカフェを厳選紹介。ぜひ、清澄白河でカフェ巡りをしてみよう!

1. iki ESPRESSO

ニュージーランドのローカルカフェでバリスタやマネージャーを努めた、この道25年を超えるカフェとコーヒーのスペシャリスト、原瀬さんが経営するカフェ。白を貴重としたスタイリッシュな店舗は、倉庫をリノベーションしたもの。シンプルなインテリアと広く配置された座席が、居心地のよい空間を作り出している。自家焙煎する自慢のコーヒーは、ニュージーランドをはじめ世界各地から厳選して仕入れている。

自身もバリスタのオーナーの原瀬さん
自身もバリスタのオーナーの原瀬さん

2. ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ

アメリカ・カリフォルニア州で生まれた人気コーヒーショップの日本第一号店が、「清澄白河フラッグシップカフェ」としてオープン。季節によって旬を迎えるコーヒー豆を世界中から買いつけ、豆の個性を味わって欲しいとブレンドはしないシングルオリジンをメインに提供している。抽出方法は、ハンドドリップ、エスプレッソ、サイフォン、ネルドリップなどから好みでセレクトできる。

真っ白な壁に描かれたブルーボトルが目印
真っ白な壁に描かれたブルーボトルが目印

3. オールプレス・エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ

オセアニアスタイルのコーヒーが楽しめる「オールプレス・エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ」。清澄白河の閑静な住宅街にあるロースタリーカフェであり、「オールプレス・エスプレッソ」はニュージーランド発のコーヒー豆焙煎会社。東京ロースタリー&カフェには日本の本社オフィス、ロースタリー、カフェを併設する。コーヒーを飲みながらロースターが焙煎する様子を見学できるのは、ロースタリーならではだ。

住宅街で目を引くお洒落な外観
住宅街で目を引くお洒落な外観

4. fukadaso CAFE

解体寸前だった築50年のアパート兼倉庫「深田荘」をリノベーションして誕生した複合施設「fukadaso」。その錆びたトタンの外観が印象的な建物の一階にあるノスタルジックな雰囲気漂うカフェがfukadaso CAFEだ。アンティークや店主手作りの家具が置かれた店内は、温かみがあり居心地抜群。席同士の間隔を広く取っているので、周りを気にせずゆったりと寛げる。

錆びたトタンが目を引く外観
錆びたトタンが目を引く外観

江東区でおすすめの「深川めし」スポット

東京を代表する郷土料理であり、日本五大名飯のひとつでもある深川めし。深川めしは、新鮮なアサリを味噌のダシで煮立て、ご飯にかけて食べるぶっかけ飯とアサリを入れた炊き込みご飯の2種類がある。今回はその両方が味わえるおすすめのお店を紹介しよう。

深川宿 富岡八幡店

深川宿のアサリは東京湾を中心に国産のものを厳選使用。ぶっかけの「深川めし」のこだわりは秘伝の味噌。関東味噌と信州味噌を独自ブレンドして仕上げている。旨みたっぷりのアサリのエキスと煮込んで染み込んだ味噌のハーモニーがたまらない。醤油仕立ての炊き込みご飯「浜松風」は、アサリの旨みを引き立てた優しい味わいが特徴だ。両方を一度に食べたければ「辰巳好み」をオーダーしよう。

ぶっかけと炊き込みご飯が付く「辰巳好み」(ランチ)
ぶっかけと炊き込みご飯が付く「辰巳好み」(ランチ)

まとめ

アクセスの良さが魅力であり、都心の最先端の感覚と歴史を感じさせる独特の地域性を併せ持つのが魅力の江東区。直接「江東区」を観光で目指すのも、他の東京の観光スポットと絡めて遊びに来るのも楽しい。
以上紹介した江東区のおすすめ観光スポットを、あなたの旅行プランの中にいれてみよう。
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