
【エリア別】ここだけは外せない沖縄の定番スポット31選
南国のリゾート感と琉球王国時代の歴史と文化を感じられる場所「沖縄」。
せっかく訪れるなら、沖縄の魅力をたっぷり堪能したいだろう。
この記事では、気候や首都圏からのアクセスなどの基本情報のほか、定番の観光スポット、グルメや土産、さらには離島の人気スポットまでご紹介。
記事を参考にすれば、滞在期間に合わせて沖縄の魅力を余すことなく堪能できる、観光プランが立てられるはずだ。
沖縄ってどんなところ?
日本の最南端にあり、「沖縄本島」・「宮古島」・「石垣島」・「西表島」の大きな島と160ほどの小さい島々によって構成されている「沖縄」。
沖縄本島の北部に沖縄の生き物たちの雄大な世界を楽しめる「沖縄美ら海水族館」。
そして中部には沖縄のシンポル的存在「首里城公園」、南部に琉球王国最高の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」などの人気スポットが点在。
沖縄の青く澄んだ海など手付かずの大自然だけでなく、1429年から1879年にわたり存在した琉球王国の歴史・文化に触れられる。
また、アメリカ統治時代の影響もあり、アメリカの文化が感じられる街並みや飲食店が多い。
日本列島とは異なる食文化が発展していることも魅力のひとつで、「石垣牛」や「沖縄そば」、「ジューシー」「ラフテー」「サーターアンダギー」などはその代表格だ。

沖縄の月別平均気温
亜熱帯海洋性気候の「沖縄」。
黒潮が流れる暖かい海に囲まれているため、年間を通して温暖なのが特徴だ。
夏は梅雨明けから台風シーズンまで高温で湿度が高く、真冬でも10℃以下になることはめったにない。
- 1月
- 17.9℃
- 2月
- 19.8℃
- 3月
- 19.5℃
- 4月
- 23.9℃
- 5月
- 24.7℃
- 6月
- 26.9℃
- 7月
- 30.5℃
- 8月
- 30.2℃
- 9月
- 28.8℃
- 10月
- 27.6℃
- 11月
- 23.9℃
- 12月
- 18.6℃
沖縄の季節別の着衣例
- 春(3月 - 5月): コートや薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
沖縄へのアクセス
- 東京(羽田空港)からのアクセス
- 飛行機で約2時間45分
- 千葉(成田国際空港)からのアクセス
- 飛行機で約3時間
- 大阪(関西国際空港)からのアクセス
- 飛行機で約2時間15分
- 名古屋(中部国際空港)からのアクセス
- 飛行機で約2時間30分
- 福岡(福岡空港)からのアクセス
- 飛行機で約1時間45分
沖縄観光の主要交通手段
沖縄本島での交通手段はモノレール、バス、タクシー、レンタカーのいずれかだ。
那覇市内エリアを中心に観光する場合は、「那覇空港」から「国際通り(県庁前駅)」をまでを網羅するモノレール「ゆいレール」での移動が便利。
一方、恩納村や名護市などの中部・北部のリゾートエリアを観光する場合は、バスや車での移動が望ましい。
場所や滞在時間に縛られずに、ローカル旅行を楽しみたい場合は路線バスを、目的地が決まっている場合はシャトルバスの利用が最適。
他にも定期観光バスや高速リムジンバスなどあるので、目的に合わせて選びたい。
自由自在に効率よく回るなら、やはりレンタカーでの移動がお勧めだ。
詳しくは下記の記事をチェックしよう。
【エリア別】沖縄本島の訪れるべき定番の観光スポット
沖縄本島は手付かず自然が多く残る「北部」、異文化が混ざり合う「中部」、沖縄の歴史や文化を深く感じられる「南部」の3つのエリアに分かれている。
これから紹介する観光スポットはエリアごとに異なる魅力を体感できるものばかり。
それぞれのエリアを巡って、沖縄本島の多面的な魅力をたっぷりと体感してほしい。
沖縄観光の中心!南部エリアの定番観光スポット12選
那覇空港から近い沖縄本島南部エリアは那覇市や糸満市、南城市、豊見城市、南風原町、与那原町、八重瀬町が含まれる。
東シナ海と太平洋に囲まれ、美しいビーチや景勝地が点在し、市街地のすぐ近くで自然が楽しめる場所だ。
那覇市国際通り商店街や那覇市第一牧志公設市場などの沖縄ならではの食文化が堪能でき、史跡などから琉球王朝時代の歴史に触れられる。
ここでは沖縄本島南部エリアで絶対に外せない定番スポットを紹介しよう。
1. 那覇市国際通り商店街
那覇市の中心街にあり、沖縄を代表するメインストリート「那覇市国際通り商店街」。那覇市最大の繁華街で、商業とエンタテインメントの中心地としても有名だ。
「人に優しい街・歩いて楽しい街」がコンセプトで、「国際通り」と呼ばれ親しまれている。
約1.6kmの通りには、飲食店や土産物店をはじめ、デパートやカフェ、雑貨店、ホテルなど約600もの店舗が軒を連ね、国内外から訪れる多くの観光客で賑わっている。

2. 斎場御嶽(せーふぁうたき)
沖縄本島南部、南城市知念久手堅の山中に広がる、琉球王国最高の聖地。
神が降臨する森として、王国の最高神女である聞得大君の就任儀式「御新下り」をはじめ、重要な祭祀や神事が執り行われた。
2000年、ユネスコ世界文化遺産に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産である。

3. ガンガラーの谷
沖縄本島南部にある、数十万年前の鍾乳洞が崩落して生まれた谷。
約1Kmのコースには長い年月をかけて育まれた亜熱帯の森が広がり、壮大な時の流れと自然の雄大さを感じさせる。
谷には亜熱帯の植物が生い茂る森や、古代人を探し求めて今も発掘が続く遺跡、数百年前から命の誕生を願いに人々が訪れる洞窟など、数々の興味深いスポットが点在する。

4. 瀬長島ウミカジテラス
那覇空港と海上道路でつながる周囲1.8kmの離島、瀬長島にある複合リゾート施設。
エメラルドグリーンの海に面した島の斜面に白塗りの建物が建ち並ぶ姿はまるで小さな町のよう。
イタリアのアマルフィ海岸、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島といった欧風リゾートをイメージしたというのもうなずける美しさだ。

5. 首里城公園
首里城は、鮮やかな朱色に彩られた日本で唯一の赤い城であり、沖縄のシンボル的存在である。
かつて1429年から1879年までの450年間にわたり存在した「琉球王国」の政治、外交、文化の中心地として威容を誇った首里城。
那覇の町が見下ろせる小高い丘の上に立地し、曲線を描く城壁に取り囲まれている。

6. ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館
太平洋戦争において数多くの犠牲者を出した沖縄戦。「ひめゆりの塔」は、沖縄戦で亡くなったひめゆりの生徒や先生のための慰霊碑で、沖縄戦の終焉の地である糸満市に建てられている。
「ひめゆりの塔」は、当時ひめゆり学徒や沖縄陸軍病院関係者、住民など約100人が身を隠していた伊原第三外科壕と呼ばれる洞窟のすぐ上にある。

7. おきなわワールド
沖縄の魅力を凝縮し、国内外からの観光客に大人気のテーマパーク。
沖縄最大の鍾乳洞「玉泉洞」は、約30万年の年月をかけて創られており、100万本以上の鍾乳石が自然の神秘と雄大さを再確認させてくれる。
玉泉洞のほかにも国の有形文化財に登録された古民家が軒を連ね、かつての琉球を再現した「琉球王国城下町」、シークヮーサーやライチといった珍しい南国フルーツを栽培する「熱帯フルーツ園」など見どころ多数。

8. 那覇市第一牧志公設市場
色鮮やかな魚や大地のエネルギーを感じる島野菜、さまざまな部位の豚肉など、沖縄ならではの食材が並ぶウチナーンチュ(沖縄の人)の台所。
じっくり品定めをするなら比較的空いている午前中、活気あふれる市場の雰囲気を感じるなら午後から夕方が狙い目。
また、買った魚や肉は、2階の食堂で調理してもらえる(調理代別途)。

9. 玉陵
1501年、琉球王国最盛期と名高い尚真王(しょうしんおう)の時代に建てられた陵墓。首里城をモデルにしたという巨大な石造りで、遺骨が埋葬されている墓室が東西3つに分かれているのが特徴。玉陵(たまうどぅん)に眠る王族の名が刻まれた玉陵碑をはじめ、1501年創建当初の遺構がそのまま残っている。

10. 琉球ガラス村
沖縄南部・糸満市にある沖縄最大級の体験型観光施設。
1983年の創業以来、伝統工芸である琉球ガラスの販売と普及に力を入れている。
職人から手解きを受けながら琉球ガラスを制作できる吹きガラス体験や、職人の技を間近で見られる工房見学が人気。
ショップでは色とりどりのガラス製品を購入できるため、お土産探しにピッタリ。
琉球ガラスの歴史や作品が展示されているギャラリーも併設しており、沖縄の伝統工芸を多面的に体験できる。

11. 壺屋やちむん通り
琉球王朝時代から300年以上の歴史をもつ沖縄独自の焼き物、やちむん。
その名産地である壺屋の歩みは、1682年に琉球王府が各地に点在していた窯元をこの地に集約したことに始まる。
琉球石灰岩の石畳が敷き詰められた約400mの通りには、やちむんの工房やショップ、ギャラリーなどが点在。昔ながらの街並みを散策しながら、沖縄工芸の文化に触れられる。

12. 波上宮
その名の通り、青い海に張り出した岸壁の上に建つ古社で、地元民からは「なんみんさん」の愛称で親しまれている。
発祥は不明とされているが、海のかなたにあると信じられている理想郷「ニライカナイ」の神々に、豊漁と豊穣を祈願し、祈りを捧げた拝所が始まりとされる。沖縄らしい南国ムードあふれる朱色の拝殿は必見。

沖縄文化とアメリカンカルチャーを満喫!中部エリアの定番観光スポット11選
沖縄本島中部は都市機能を持ちながら、自然と伝統文化、アメリカンカルチャーが調和するエリアだ。
宜野湾市、沖縄市、うるま市、北谷町、嘉手納町、中城村、北中城村、読谷村、浦添市、西原町で構成されている。
沖縄とアメリカのカルチャーが融合した沖縄市や北谷町、「やちむんの里」として知られ伝統的な陶芸文化が息づく読谷村や、美しい海中道路で本島と結ばれたうるま市は人気観光地として知られている。
ここでは絶対に外せない中部エリアの定番スポットを紹介していく。
1. 万座毛
沖縄本島のほぼ中央に位置する恩納村の東シナ海沿いにあり、沖縄を代表する景勝地。「毛」とは野原の意味で、琉球国の尚敬王が1726年に恩納を訪れた際、「万人を座らせるに足る」と称賛したことからその名が付いたとされる。
隆起サンゴによって形成された琉球石灰岩の岬が波によって削られ、象の鼻のような形状が特徴的な約20mの断崖絶壁に。

2. 青の洞窟(真栄田岬)
沖縄本島北部の恩納村にある真栄田岬。
その崖の下にある海に面した洞窟は、太陽の光が差し込み、青色に光り輝くことから、「青の洞窟」と呼ばれている。
沖縄本島で最も人気のダイビング、シュノーケリングスポットの一つだ。

3. 琉球村
県内各所から移築された古民家が並び、古き良き琉球の村を再現したテーマパークで、さまざまな体験や民謡・芸能のイベントを満喫することができる。
体験はシーサーの絵付け、沖縄ガラス万華鏡づくり、サンゴのフォトフレームづくりに加え、琉球衣装の着付けなど、沖縄文化に触れられるプログラムが人気。

4. 北谷公園サンセットビーチ
北谷町美浜にある、都市の利便性と美しい自然が融合したビーチ。
全長約600メートルの白い砂浜と透明度の高い海が広がり、遊泳エリアはおだやかな波が特徴。
シュノーケリングやSUPなどの多彩なマリンスポーツが体験できるのも魅力だ。
また、BBQを楽しめるエリアがあり、機材や食材のレンタルも可能。
沖縄県内有数のサンセットビュースポットとして知られ、水平線に沈む夕日が海面を染める様は他ではみることのできない光景。
美浜アメリカンビレッジに隣接しており、ビーチで楽しんだ前後にショッピングやグルメ、映画なども楽しめる。

5. 勝連城跡
沖縄本島の中部、勝連半島の丘陵上に築かれている城跡。15世紀に海外貿易によって勝連に繁栄をもたらした阿麻和利(あまわり)が居城したことでよく知られており、2000年にはユネスコ世界文化遺産に登録された。
自然の断崖を利用して造られた勝連城は難攻不落の城と言われ、優雅な曲線を描く城壁が美しい。

6. 海中道路
沖縄本島の勝連半島と平安座島を結ぶ約5kmの無料道路。「海中道路」という名前だが、実際には浅瀬に土手を築き、その上に道路が作られたもの。
コバルトブルーの海を横目に見ながらのドライブは気分爽快。平安座島からは宮城島や浜比嘉島、伊計島といった周辺の島々へと続く橋も伸びており、人気のドライブコースになっている。

7. やちむんの里
沖縄北谷村に位置する赤レンガの屋根や石垣に囲まれた、19の「やちむん」工房が点在する地域。厚みがあり素朴な風合いと力強い絵付けが印象的な焼き物「やちむん」。
沖縄独自の伝統と技術に基づいた制作をベースにしながら、オリジナルの技法やデザインが加えられ、工房それぞれ独自の個性を放つ。
工房では職人の制作風景の見学や作品を購入できる、一部の工房では陶芸体験ができるプログラムが用意されている。
また、作品を展示するギャラリーや、やちむんの食器を用いたカフェで食事を味わうことも可能だ。
地域の象徴は、沖縄最大級の赤煉瓦造りの全長25メートルの共同登り窯。
年数回ある火入れのタイミングではイベントなども開催される。

8. 美浜タウンリゾートアメリカンビレッジ
沖縄・那覇空港から車で40分ほどのエリアにあるリゾートタウン。
ショップやレストラン、天然温泉、アミューズメント施設、さらにビーチも隣接しており、家族連れやカップル、観光客でいつも賑わっている。
ビレッジはかつて米軍基地の飛行場があった場所に作られており、通りにはアメリカの街並みをイメージした店舗が並ぶ。

9. 残波岬
沖縄本島中部の読谷村にあり、東シナ海に向かって突き出す残波岬。
高さ約30mの断崖が約2kmにわたって続き、波が白い飛沫を上げて絶壁に打ち付ける姿が印象的な景勝地だ。
岬の先端に立つのは地上31mの高さを誇る大型の白い灯台。
開放時間中は内部に入ることができ、展望台から粟国島や久米島など周辺の海や島々を360度のパノラマビューで楽しめる。

10. 中城城跡
沖縄県中頭郡中城村にある15世紀頃に築かれたとされているあるグスク(沖縄の城)。
琉球王国時代の名称「護佐丸(ごさまる)」が整備したことで知られており、沖縄のグスクのなかでも保存状態がよく、2000年には琉球王国のグスク及び
関連遺産群」としてユネスコ世界遺産に登録された。
当時の築城技術の高さが伺える曲線を描く美しい石垣が特徴。
グスクにはいくつかの絶景スポットがあり、太平洋と東シナ海の一望や晴れた日にははるか遠くの離島も見渡すことができる。
護佐丸の戦いや王国の歴史を感じさせる遺構や第一郭(いちのくるわ)といった儀式などが行われていた場所、石畳の通路が点在。
歴史の重みや当時の暮らしや文化に触れられる。

11. ビオスの丘
恩納村のリゾートエリアからもアクセスしやすい、沖縄県中部のうるま市にある自然植物園。
園内にはシダが生い茂る森が広がり、華やかなランの花々が育まれ、亜熱帯特有の自然環境が保たれている。
「こころ育む自然体験」をテーマにしたアクティビティが多数あり、なかでも約1kmの曲がりくねった湖のルートを、湖水観賞舟で船頭さんのガイドとともに進んでいくジャングルクルーズが一押し。

世界自然遺産の森が広がる!北部エリアの定番観光スポット8選
沖縄本島北部は、国頭村、東村、大宜味村、名護市、本部町、今帰仁村、宜野座村、金武町、恩納村、伊江村の10の市町村で構成されるエリアだ。
「やんばる」と呼ばれ亜熱帯の森林が広がる、国頭村、東村、大宜味村。
名護市や本部町、今帰仁村は観光スポットとして人気があり、「沖縄美ら海水族館」や「今帰仁城跡」などの名所がある。
沖縄の大自然や歴史や文化を楽しむ上で重要な沖縄本島北部で絶対に外せない定番スポットを紹介していく。
1. 沖縄美ら海水族館
「沖縄美ら海水族館」は、沖縄の海洋博公園内にある、人気の観光スポット。
建物4Fからエスカレーターで3Fへ降りたら水族館入口へ着く。2F・1Fへと海深くへ潜っていくような造りになっている。
水族館のメインスポットである巨大水槽「黒潮の海」では、世界最大の魚ジンベエザメや、世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタが観察できる。

2. 今帰仁城跡
沖縄本島の北部、本部半島にある城跡。琉球が北山、中山、南山の3つの地域に分かれて勢力争いをしていた三山時代の北山王の居城で、築城は13世紀と伝わる。
2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界文化遺産に登録された。
現在も残る城壁の長さは約1.5km、高さは最も高い所で8mあり、城の規模は約7.9haと「首里城」に匹敵する広さ。

3. 備瀬のフクギ並木
「美ら海水族館」が立地する「海洋博公園」から車でおよそ5分、碁盤の目のように区画整理された昔ながらの村落・備瀬地区の並木道。
総距離約1kmの小道の両脇に樹高10〜20mのフクギが数千本も立ち並び、琉球情緒漂う雰囲気を創り出している。

4. ナゴパイナップルパーク
1992年に誕生した、パイナップルに特化したテーマパーク。
パイナップル畑や色とりどりの花々、ジャングルのように茂る植物を鑑賞でき、パイナップルについてのレクチャーや資料で沖縄のパイナップルの歴史を学べる。
遊歩道に始まりところ狭しと花々や木々が植えられた園内は、360度見渡す限り植物に囲まれており、まるでジャングルのよう。

5. 古宇利大橋
2005年に開通した、名護市屋我地島と古宇利島を結ぶ、全長1,960メートルの離島架橋。
無料で通行できる橋としては、沖縄で2番目に長く、橋の両側に広がるエメラルドグリーンの美しい海の景観は、人気のドライブコースとしても知られるほか、絶景スポットとしても人気を集めている。

6. 古宇利島
沖縄県の今帰仁村に属する離島「古宇利島」。
沖縄本島と全長1,960mの「古宇利大橋」で結ばれている、周囲約8kmの小さな島だ。
透明度の高いエメラルドグリーンの海に囲まれ、島内には古民家やさとうきび畑など、沖縄らしい風景が広がる。

7. 辺戸岬
「やんばる国立公園」内にある沖縄本島最北端の岬。隆起サンゴでできた断崖絶壁の岬は太平洋と東シナ海の荒波が打ち寄せる荒涼とした雰囲気。
周辺は「辺戸岬園地」として遊歩道や展望台などが整備されている。
晴れた日には水平線の先に浮かぶ伊是名島や伊平屋島、さらには与論島も望める。

8. OKINAWAフルーツらんど
独自に考案したストーリーをもとにした謎解きゲーム『トロピカル王国物語』や、マンゴー・ドラゴンフルーツなどを使用した総重量約1.5kgのパフェが人気の『フルーツカフェ』、沖縄料理が堪能できる『安里家レストラン』などがあり、大人から子どもまで1日中遊んで楽しむことができる。

本島と合わせて訪れるべき沖縄離島の人気観光スポット6選
160ほどある沖縄離島のなかでも人気を博しているのが宮古島と石垣島。
手付かずの自然の中で時間がゆっくりと流れる心地よさと、沖縄本島だけでなく主要都市からのアクセスのよさと人気の理由となっている。
ここでは宮古島と石垣島の人気観光スポットを紹介していく。
沖縄本島はもちろん、宮古島や石垣島にも足を運んで新しい沖縄の魅力に出会ってほしい。
1. 【石垣島】川平湾
石垣島の北西部にある景勝地で、日本百景にも選ばれている。真っ白な砂浜に“カビラブルー”の海が広がる石垣島ナンバーワンの絶景スポットで、黒真珠が養殖されていることでも有名だ。
見どころは、なんといっても美しい海面と緑豊かな島々が点在する海。白一色の砂浜と、透き通るような海の色のコントラストは絶景だ。

2. 【石垣島】バンナ公園
石垣島中央に位置する標高230mのバンナ岳にある県立の森林公園。
異国情緒を思わせる南国の木々、子どもが大自然の中でのびのびと遊べる広場があり、展望台からは石垣島の透き通った最高のオーシャンビューを見ることができる。
八重山でしか見られない蝶や植物なども多く、自然好きにとってはまさにパラダイスだ。

3. 【石垣島】石垣島鍾乳洞
八重山諸島の石垣島南部にあり、日本最南端とされる観光鍾乳洞。
20万年もの時をかけて自然が造り出した造形美は、全長3.2kmにもおよび、石垣島最大の規模を誇る。
公開されている660mのコースには、巨大ホールに無数の石筍が樹立する「神々の彫刻の森」や、トトロに似ていると話題の「トトロ鍾乳石」、崖の上に絶妙なバランスで乗っている「落ちてたまるか!(受験石)」など見どころがたくさん。

4. 【宮古島】与那覇前浜ビーチ
沖縄本島と石垣島の中間に位置している宮古島の中でも、ひときわ美しいのが与那覇前浜ビーチ。
宮古空港から車でわずか15分とアクセスも良く、気軽に訪れることができる大人気スポットだ。
約7キロメートルにおよぶ真っ白な砂浜と、透き通るエメラルドグリーンの海が織りなすコントラストは「東洋イチ」と称されるほど。

5. 【宮古島】宮古島海中公園
宮古島海中公園は、宮古空港から車で25分ほどの島の北側に位置し、美しく透明度の高い海に面した観光スポットで、宮古島の海に生息する魚たちを自然の姿のまま観察できる海中観察施設。
観察スペースは、水深約4mの海底に広がる横幅29.6m、奥行5m、約150㎡のゆったりとした空間で、カラフルな熱帯魚やタコやウミヘビ、ときにはウミガメの姿も間近に見ることができる。

6. 【宮古島】東平安名崎
宮古島の最東端に位置する東平安名崎は、訪れる者を感動で包み込む絶景スポット。「日本の都市公園百選」にも選ばれている。
全長約2kmにわたる細長い岬からは、太平洋と東シナ海の水平線がどこまでも続き、壮大な自然のスケールに清々しさを感じることができる。

沖縄本島の定番スポットを巡る王道モデルコース
沖縄本島の定番観光スポットを2泊3日で巡るモデルコースをご紹介。
1日目は車なしでも実現できるプランとなっているので、運転できない方でも参考になるはずだ。
- 1日目
- 那覇空港→首里そば→首里城公園→玉陵→首里金城町石畳道→那覇市国際通り商店街→ヒューイットリゾート那覇
- 2日目
- 那覇市内のレンタカー店→沖縄美ら海水族館→備瀬のフクギ並木→今帰仁城跡→古宇利大橋→ 道の駅 許田 やんばる物産センター →やちむんの里→ホテルアクアチッタナハ
- 3日目
- 斎場御嶽→平和祈念公園→道の駅いとまん→瀬長島ウミカジテラス
独自の食文化・グルメを堪能!沖縄の人気飲食店3選
沖縄を最大限に満喫するなら、地元で評判のグルメはしっかりとおさえておきたい。
ここでは数ある沖縄の飲食店のなかでも、石垣牛、沖縄そば、郷土料理が味わえる沖縄の人気飲食店をピックアップ。
沖縄ならではの料理を心ゆくまで味わって、沖縄旅を堪能しよう。
1. ステーキハウス88 辻本店
沖縄全域に展開し、豊富なメニューとリーズナブルな価格で絶大な人気を誇るステーキハウスチェーン・88グループの総本店。
内外共に派手なネオンサインに彩られ、古き良きダイナーのような雰囲気漂う店の自慢はアメリカンサイズのビッグなステーキ。
様々な部位を味わえるほか、石垣牛といった厳選された和牛の肉も用意され、ステーキだけで常時20種類以上の中から選ぶことができる。

2. 首里そば
首里城から少し歩いた住宅街の中にあり、開店前から行列ができる地元でも人気の沖縄そばの名店。
メニューはメインの首里そば以外は煮付けにおにぎり、ジューシー、氷ぜんざいと至ってシンプル。
大・中・小の3種類からサイズを選ぶことができる首里そばは、手打ちならではのコシの強さとしっかりとした歯ごたえを感じさせる平打ち麺が特徴。

3. 民謡ライブ 沖縄地料理 わらゆい
ライブチャージ&テーブルチャージ無料で島唄ライブが楽しめる居酒屋。
毎日19時〜、20時〜、21時〜の1日3回開催される島唄ライブは鑑賞するだけでなく、誰でも気軽に参加できるので、沖縄の思い出作りにぴったり。
料理も、沖縄ならではの逸品や昔から地元で愛される郷土料理がそろう。

沖縄の飲食店をもっと知りたい人にお勧めの記事
沖縄には、ここでは紹介しきれなかった魅力的なグルメや飲食店がまだまだある。
ご当地グルメ別にお勧めの飲食店を紹介している、こちらの記事もぜひ参考にしてほしい。
観光の合間に立ち寄りたい沖縄の定番ショッピングスポット3選
観光ルートに組み込みやすい立地の良さと、充実な商品ラインナップを誇るのが沖縄の大型ショッピングスポットだ。
ここでは特別な一品に出会える沖縄を代表する3つの大型ショッピングスポットを紹介。観光の前後にぜひ足を運んでほしい。
1. 沖縄アウトレットモール あしびなー
豊崎海浜公園のビーチにほど近い場所に建つ、沖縄県初のアウトレットモール。
施設名の「あしびなー」は沖縄の言葉で「遊び場」を意味し、さまざまな世代の人びとが集まる場所という思いが込められている。
日本初上陸のものを含む高級ブランドやカジュアル系など充実のファッションを中心に、スポーツやアウトドア、アクセサリーなど約100の人気ブランドが集結。

2. Tギャラリア 沖縄 by DFS
海外からはもちろん、国内線を使って沖縄を訪れる旅行客も免税でショッピングを楽しめる日本で唯一のショッピングモール。
1万㎡の店内にファッションやジュエリー、コスメ、時計など世界150以上のラグジュアリーブランドが一堂に集結。
最新のコレクションや免税店限定商品がお値打ちな免税価格で購入できるほか、セール時は更にお得なプライスに。

3. イオンモール沖縄ライカム
2015年に開業した沖縄県最大級のショッピングモール。
地上5階建ての建物には、ファッション、雑貨、グルメ、エンターテイメント施設など、約220の店舗がそろう。
「Okinawa Resort Mall」をコンセプトに、ショッピングや食事、沖縄を体感できる仕掛けやイベントが詰まっているのも見どころ。

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エリア別に厳選!沖縄の人気宿泊施設3選
沖縄に訪れたら、沖縄らしい極上のリゾート体験ができる施設への宿泊がお勧めだ。
非日常の癒やしが得られる宿泊施設を北部・中部・南部エリアから1つずつピックアップ。
上質な滞在体験を兼ね備えた宿泊施設を拠点に、ワンランク上の沖縄旅行を楽しんで。
1. 【南部エリア】ヒューイットリゾート那覇
館内に入ってまず目に飛び込むのは、フロント背面の壁にかけられた現代日本画家大竹寛子氏の作品。蝶や花が渦を巻く大画面の絵が出迎えてくれる。
沖縄の海や太陽を感じさせる客室には、最高の眠りへと誘うシモンズ製のベッドを設置するなど、インテリアもハイグレード。
また、部屋の快適さだけでなく、さまざまなお楽しみ施設を用意。

2. 【中部エリア】ハレクラニ沖縄
沖縄本島屈指の景勝地、恩納村の海岸線にある「ハレクラニ沖縄」は、ハワイで100年以上の歴史を誇る「ハレクラニ」ブランドの日本初進出ホテルだ。
白を基調とした上品なインテリアで統一された全360室の客室は、すべてオーシャンビュー。
沖縄の青い海を引き立てるデザインは、訪れる人に至福の空間を提供する。

3. 【北部エリア】オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ
「オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ」は、世界自然遺産に指定された沖縄本島北部の「やんばる」の入口に位置するリゾートホテル。
「島とあそぶ 森とつながる」をコンセプトに、ホテルを通してやんばるとつながる体験が可能だ。
ロビーはやんばるに自生する植物を配置した緑あふれる空間で、夜にはライトアップされた木々により幻想的な雰囲気。

迷ったらコレ!沖縄の定番土産3選
定番の沖縄土産といえば、沖縄特産の素材を活用した製菓がお勧めだ。
長年愛されている沖縄を代表する定番土産を3つラインアップ。
常温で持ち運びやすく、小分けで配れるのもポイントだ。
お土産選びに迷ったら、下記の3つから選択しよう。
1. 沖縄南風堂株式会社「雪塩ちんすこう」
はじめはサクッ。そしてしっとり。まろやかな雪塩の旨みがクセになる「雪塩ちんすこう」2005年の誕生以来、15年以上に渡って沖縄土産の定番として愛され続けている。
沖縄県内の空港や土産物店のほか、沖縄の特産品を扱うアンテナショップ「わしたショップ」でも販売されている。

2. 沖縄南風堂「島とうがらしえびせんべい」
沖縄土産の定番、「島とうがらしえびせんべい」は、一度食べたら手が止まらない魅惑のせんべい。
沖縄の伝統を現代に伝え、届けることを大切にする南風堂のこだわりが詰まった逸品だ。
パリッとした歯応えのえびせんべいに、際立つ辛味が特徴の沖縄産・島とうがらしが練り込まれている。

3. 御菓子御殿「元祖紅いもタルト」
紫色の紅いもペーストのビジュアルが印象深いタルト菓子。
タルト生地に140以上の契約農家から仕入れた沖縄産紅いも100%のペーストを絞ったもので、しっとりとした食感のタルトと紅いもの豊かな甘さが絶品。
紅いも本来の色や味わいを生かすため、保存料や着色料不使用で作られている。

沖縄のお土産をもっと知りたい人にお勧めの記事
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沖縄文化を体感してみよう!沖縄の有名なお祭り・イベント3選
沖縄には琉球文化と伝統芸能が色濃く反映されたお祭り・イベントがある。
そのなかでも観て楽しむだけでなく体験して感じることが醐味の、有名なお祭り・イベントを3つ紹介する。
沖縄旅行とのタイミングが合えば、積極的に参加しよう。
1. 沖縄全島エイサーまつり
旧盆明けの週末に開催される「沖縄全島エイサーまつり」。
「エイサー」とは、旧暦のお盆(現在の7月13日から15日)にご先祖を迎え送り出す念仏踊りのこと。
三味線弾きが地唄を唄い、太鼓のリズムにあわせて踊る、沖縄の伝統芸能のひとつだ。

2. 那覇大綱挽
1995年にギネスブックに認定された、長さ約200メートル、重さ40トンを超える大網を引き合う沖縄最大のお祭り。
1450年頃に発祥したと言われ、琉球王国時代の伝統を引き継ぐ、平和安寧・市民繁栄・商売繁盛・家庭円満・子宝などの幸福を願う由緒あるイベントでもある。
毎年10月の体育の日を含む連休に開催され、地元住民や観光客を含む約40万人が参加する那覇市をあげての伝統行事として定着。
「繁栄・幸福・団結」をはかるための欠かせないコミュニケーションのひとつになっている。
網引前には伝統衣装をまとった旗等行列や演舞などがあり、沖縄の歴史と文化を一度に楽しめる。

3. 那覇ハーリー
航海安全や豊漁を祈願する爬龍船(はりゅうせん)競漕が行われる行事。
琉球王朝時代から続き、1975年に再興した那覇の夏の風物詩だ。
那覇港に浮かんだ巨大なハーリー舟を、地元企業や団体、学生ら数十人で漕ぐ姿は迫力満点だ。
事前申し込みで誰もが参加できる「体験ハーリー」も開催され、観光客でも実際に舟を漕ぐことができるのでお勧め。
那覇新港埠頭一帯にグルメの屋台やステージが立ち並び、エイサー演舞・ライブ・伝統芸能などの演目があり、一度にあらゆる沖縄の歴史文化に触れられるのも魅力。
イベントを締めくくる盛大な打ち上げ花火は、沖縄の夜空を華やかに彩る圧巻の景色が見られる。

沖縄観光に関するよくある質問
Q
沖縄は車なしでも観光を楽しめる?
那覇市内や主要観光スポット中心にすれば充分に楽しめます。
Q
沖縄本島から日帰りで観光できる離島は?
橋でつながる瀬長島や高速船で行ける慶良間諸島などがあります。
まとめ
南国のリゾート感と琉球王国時代の歴史と文化を感じられる場所「沖縄」の基本情報から、定番・人気の観光スポット。
さらにはモデルコース、人気飲食店、定番ショッピングスポット、人気の宿泊施設、定番土産、有名なお祭り・イベントなどあらゆる角度から沖縄を紹介してきた。
記事を参考に滞在期間をフル活用した観光プランが立てて、効率的に沖縄を満喫できる旅へと出かけよう。