ロケ地に何度も選ばれる絶景の宝庫!小豆島の厳選観光スポット16選
瀬戸内海に浮かぶ「小豆島」は、映画やドラマのロケ地として何度も使われるほど、美しい自然景観が最大の魅力だ。
その美しい自然景観の一つ、穏やかな瀬戸内海を「小豆島」に向かうフェリーでゆっくり楽しめるのも嬉しいポイント。
多様な自然美を堪能できる「小豆島」の中でも、必ず訪れてほしい観光スポットやグルメ、お勧めの宿泊施設を紹介しよう。
目次
豊かな自然景観と豊かな食材を使ったグルメが楽しめる「小豆島」
瀬戸内海に位置する「小豆島」は、海に浮かぶ島々の多島美や美しい渓谷など、豊かな自然に恵まれている。
その豊かな自然がつくり出す絶景は、映画「二十四の瞳」や「八日目の蝉」「魔女の宅急便」、ドラマ「Nのために」、アニメ「からかい上手の高木さん」などのロケ地として使われるほど美しい。
もちろん、小豆島の魅力はそれだけではない。
日本で初めてオリーブの栽培に成功したことから、別名「オリーブの島」と呼ばれており、オイルや塩漬けなど様々な形でオリーブを堪能できる。
その他にも醤油・そうめんなど、小豆島ならではの特産品も多く、豊かな食材を使ったグルメも満喫できる。
小豆島を訪れるなら、様々な自然が織りなす美しい風景とグルメは絶対に外せない。
小豆島へのアクセス
交通の要所である東京・大阪からのアクセスを紹介するので、ぜひ参考にして欲しい。
東京からのアクセス
大阪からのアクセス
大阪からは3時間40分から4時間程度で移動できる。
大阪駅から姫路駅まで約1時間40分。
バスで姫路港まで20分、フェリーに乗って1時間40分で「小豆島」に到着する。
海外からのアクセス
高松空港には国際線もあるため、海外からのアクセスもよく、台湾の台北・桃園空港から高松空港まで約2時間45分で到着できる。
小豆島の主要交通手段
島内の各港や観光地を結んでいる路線バスを利用すれば、お目当ての観光スポットをスムーズに巡れるはずだ。
観光タクシーなら、小豆島の歴史や名産品・最新情報などをガイドしてくれるため、観光スポット巡りがさらに楽しくなるだろう。
レンタサイクルも充実しており、潮風を感じながら観光スポットを巡るのもお勧めだ。
瀬戸内海の自然美を堪能!小豆島の厳選観光スポット10選
「絶景の宝庫」と言われる「小豆島」は見どころ満載。
潮の干満で姿を変える砂の道やオリーブの樹が群生する公園、日本三大渓谷美に数えられる景勝地など、「小豆島」にしかない風景を楽しめる。
その美しい自然景観から、映画やドラマのロケ地として使われ、映画やドラマのセットがそのまま残っている観光スポットもある。
映画やドラマの主人公になった気持ちで、観光スポットを巡ってみるのも面白いはずだ。
「小豆島」の魅力的な観光スポットの中でも、必ず訪れるべき観光スポットを厳選して紹介しよう。
1. 二十四の瞳映画村
瀬戸内海を見渡せる海岸沿い、約1万㎡の敷地に広がる「二十四の瞳映画村」。
映画「二十四の瞳」のロケ用オープンセットをリニューアルした、昭和の匂いが漂う映画と文学のテーマパークだ。
「二十四の瞳」とは、瀬戸内海の寒村を舞台に、新任教師・大石先生と12人の教え子たちの絆と、その絆を引き裂く戦争の悲惨さを描いた名作。
施設内には映画「二十四の瞳」の撮影用セットだけでなく、昭和時代の日本の建物と文化、「小豆島」の美しい風景を楽しめるスポットが盛りだくさん。
昭和の懐かしい給食セットが人気の「Cafe’ シネマ倶楽部」や、映画にまつわる書籍やDVDを香り高いコーヒーとともにいただけるブックカフェ「書肆海風堂」など、ゆったり過ごせるお店もあり、一日楽しめる。
2. 道の駅 小豆島オリーブ公園
地中海を思わせる景観と充実の施設で人気の公園。
瀬戸内海を見下ろす丘に佇む白い風車、約120種類のハーブやバラが咲き誇るイングリッシュガーデンなど思わず撮りたくなるフォトスポットが多数存在している。
映画『魔女の宅急便』のロケ地となった小豆島。
ロケセットとして使われた建物がそのまま残り、ハンドメイドのアクセサリーや雑貨を扱うショップとして営業。
無料レンタルのほうきを使い、映画に出てくる魔女になり切って空を飛んでいるかのような写真を撮る観光客も多い。
3. エンジェルロード(天使の散歩道)
小豆島南西部にある「エンジェルロード(天使の散歩道)」は1日2回の干潮時に海から現れ、4つの島を陸続きにする砂の道。
手をつないで歩くとその2人は将来幸せになれるという噂が広がったことに加え、映画やドラマのロケ地として使われることも多く、観光客で賑わう人気のスポットだ。
「エンジェルロード」手前の小高い山を登れば、穏やかな瀬戸内海と「エンジェルロード」の絶景を展望台から楽しめる。
映画「八日目の蝉」のロケ地としても有名。
4. 寒霞渓 & ロープウェイ
香川県小豆島にある渓谷「寒霞渓」。瀬戸内海国立公園の中心地に位置する。
およそ千三百万年前の火山活動によってできた安山岩、集塊岩などの岩石が、長い年月の地殻変動や侵食により、そそりたつ奇岩怪石の絶景をつくりあげた。
日本三大渓谷美、日本三大奇勝や日本百景、「21世紀に残したい日本の自然100選」などに選ばれている。
日本で唯一の空・海・渓谷を一度に見られるロープウェイだ。
ロープウェイは、こううん駅(紅雲亭)と山頂駅を結んでおり、12分間隔で運行している。(乗車時間5分)
5. マルキン醤油記念館
1907年の創業以来、100年以上天然醸造蔵での伝統的な製法を活かしつつ、時代にあった風味の醤油造りを続けるマルキン醤油。
1987年に創業80周年を記念して、大正時代初期に建てられた工場のひとつを記念館として公開。
国内最大規模を誇る合掌造りの建物は、国の有形文化財にも登録されている。
醤油造りの歴史や製造方法を、実際の道具やパネルを使い、分かりやすく紹介している。
物産館では、代表商品のほか、ここでしか買えない限定品を販売。
天然醸造蔵の木桶で仕込んだ「生しょうゆ」を使用した「しょうゆソフトクリーム」もオススメ。
6. 小豆島銚子渓 自然動物園 お猿の国
寒霞渓と並ぶ小豆島の景勝地として知られる銚子渓内にある自然動物園。
園内には餌付けされた野生のニホンザル約300匹が生息。
県の天然記念物にも指定されているサルたちが毛づくろいをし合ったり、身を寄せて温め合ったりする愛らしい姿を間近で見ることができるほか、エサやりも楽しめる。
冬の寒さに耐えるために、猿達がお団子のように集まる「猿団子」は、なんとも愛らしい。
7. 妖怪美術館
小豆島の人気観光スポット「エンジェルロード」からも近く、不規則な細い路地が続くエリア「迷路のまち」にある「妖怪美術館」は古い建物を活かして妖怪アートを展示する4館からなる美術館。
妖怪アートの展示作品は900点以上あり、現代まで語り継がれる妖怪の物語を、音声ガイドを聴きながら巡る。
夜に懐中電灯を照らしながら妖怪アートを鑑賞していると、妖怪の世界へ迷い込んでしまいそう。
併設されたカフェ&バー「見えないものが見えてくる妖怪bar 」では、「もののけハイボール」や「妖怪おみくじジュース」など、妖怪をイメージした怪しいドリンクも楽しめる。
昔から妖怪は「境目」に現れると言われている。
妖怪美術館の「日常」と「非日常」の境目で、不思議な力を持つ妖怪たちに出会えるかもしれない。
8. 中山千枚田
「中山千枚田」は標高150〜250mの傾斜地に、約800枚の田んぼが階段状に並ぶ棚田。
南北朝時代から江戸時代にかけて築かれたと推測される、歴史ある棚田には四季折々の美しい田園風景が広がる。
その美しい田園風景は、「日本の棚田百選」にも選ばれるほど。
9. 海の駅・道の駅 小豆島ふるさと村
瀬戸内の海と景色を満喫できるシーカヤックやSUPをはじめ、流木やシーグラス、オリーブの枝などを使ったクラフト教室、いちご狩りとバラエティ豊かな体験メニューが充実する小豆島の道の駅。
喫茶コーナーでは島の名物や島の素材を使ったメニューを味わえる。
定番メニューのそうめんの中でも数量限定の「生そうめん」は抜群の喉ごしが絶品。ふるさと村オリジナルのいちごソースやオリーブオイルをかけたソフトクリーム、すももソフトクリームも人気だ。
オリーブオイルや醤油といった島の特産品を扱う物産館、そうめんの製造工程を見学できる併設の「手延そうめん館」も見逃せない。
遊び疲れたら「日本の夕陽百選」に選ばれた、瀬戸内海に沈む美しい夕陽を眺めて癒されよう。
10. 宝生院のシンパク
宝生院の境内にある真柏(シンパク)の大樹は、国指定の特別天然記念物。
森のようにも見えるが一株の木で、根本の周囲が約16.9メートル、樹高が約20.9mもあるその雄大な姿は、不思議な力を感じられるパワースポットとしても注目を集めている。
樹齢は1600年以上と、長い年月をかけて自然が育んだ巨木のパワーを感じてみよう。
美しい景観と一緒にグルメを楽しもう!小豆島でお勧めの飲食店3選
海と山に囲まれた「小豆島」では、新鮮な海の幸はもちろん、生そうめんや醤など様々なご当地グルメを美しい景色と共に堪能できる。
小豆島グルメと自然景観を存分に楽しめる飲食店を、3つに厳選して紹介しよう。
1. なかぶ庵
400年余りの歴史を持ち、小豆島の名産品として知られる小豆島素麺。
その伝統製法を引き継ぎ、さらに現代のエッセンスを加えて手作業で作り上げる手延べそうめんの専門店。
看板商品は、コリコリと表現したくなるほど弾力のある喉越しを、独自の工夫で実現した「生そうめん」。
自社農園で栽培した小豆島産100%のオリーブの果汁とエキストラバージンオイルを贅沢に使った「オリーブ生そうめん」も評判だ。
2. MINORI GELATO
路線バス「草壁港」停留所のすぐにある古民家風のレトロな建物が、小豆島産の素材を使ったジェラートで人気のジェラテリア「MINORI GELATO」だ。
米蔵を改装したお洒落な店内には、色とりどりのジェラートが並び、見た目にも味にも大満足の人気店。
心地よい潮風と美しい瀬戸内海を眺めながら、大人気のジェラートをぜひ味わってみてほしい。
3. こまめ食堂
「中山千枚田」をはじめ、古き良き日本の田園風景が広がる小豆島の山間部にある食堂カフェ。
千枚田で収穫したお米をふっくらと炊き上げ、やさしく握ったおにぎりにおかずや汁物がつく「棚田のおにぎり定食」や小豆島そうめんなど、小豆島の自然が育てた食材をふんだんに使用したメニューが人気。
古い精米所を改装した、木のぬくもり溢れる店内と棚田を見渡すテラス席もあり、
のんびりとした島時間が流れている中で絶品ランチを堪能できる。
瀬戸内海の絶景と温泉を満喫!小豆島のお勧め宿泊施設3選
「小豆島」を訪れるなら連泊して、温泉と瀬戸内海の景観美をゆっくり堪能しよう。
ロケーションに恵まれた温泉が多い「小豆島」の中でも、特にお勧めの宿泊施設を紹介しよう。
1. ベイリゾートホテル小豆島
神戸や高松からのフェリーが発着する坂手港から約1kmの場所にあり、小豆島観光の拠点としても便利なリゾートホテル。
アジアンリゾートをイメージしたモダンツインや客室最上階にあるロイヤルスイート、ファミリーにおすすめの和室など、部屋タイプもさまざまな客室はオーシャンビューが特徴。最上階には展望大浴場があり、こちらもガラス張りになった天井と前面から瀬戸内の景色や星空を堪能できる眺望が自慢。
保湿効果や美肌効果の高い自家源泉の天然温泉「しょうどしま温泉」も評判だ。
2. 小豆島国際ホテル
小豆島の人気観光地・エンジェルロードまで徒歩3分という好立地に建つリゾートホテル。全客室から瀬戸内の優美な多島美や四国屋島の雄大な姿が、まるで額に飾られた名画のように一望できる。
露天風呂付客室やスイートルーム、和洋室など、100室もの多彩な客室があり、旅の目的やメンバーによって選べる。
エンジェルロードを望む開放的な露天風呂を擁した「露天風呂付きエグゼクティブルーム」や、ハイグレードな設備を備えた「最上階スイートルーム」は、一生の思い出に残るラグジュワリーな時間が過ごせる。
3. 島宿真里
醤油蔵が連なり、印象的な風景が広がる醤の郷に佇む宿 。
登録有形文化財の古民家を利用した食事処や蔵を改装した客室など、モダンでありながらどこか懐かしく落ち着いた空間はなんとも味わい深い。
客室は全8室で全部屋に源泉かけ流しの温泉が備わっている。広縁から庭園を臨む「での間」など、部屋ごとに趣が異なるのも楽しい。
小豆島の魅力をギュッと凝縮!1Dayモデルコース
「小豆島」の魅力溢れる観光スポットの中でも、絶対に訪れてほしい観光スポットを1日で巡る、モデルコースもご紹介。
美しくも神秘的な絶景や、穏やかな瀬戸内海の自然を満喫できるスポットを島内の路線バスで巡ろう。
9:30 土庄港からスタート!
モデルコースのスタート地点は、「太陽の贈り物」のシンボルアートがある「土庄港」。
「小豆島」の旅に欠かせない情報や施設が揃っている、土庄港観光センターに立ち寄り、次のスポットであるエンジェルロードに向かおう。
10:30 神秘的で美しい景色を満喫!エンジェルロード
土庄港からバスで約11分。
小豆島の数ある観光スポットの中でも、「エンジェルロード」は恋人の聖地として、特に人気の観光スポットだ。
潮の満ち引きによって現れる砂の道は、大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶うと言われている。
「エンジェルロード」が現れる時間を調べて、大切な人と歩いてみてよう。
13:00 地中海のような美しい景観が広がる!小豆島オリーブ公園
「エンジェルロード」からバスで24分。
小高い丘から見渡せる美しい瀬戸内海と、オリーブ畑やハーブガーデン・ギリシア風車が織りなす風景は、地中海を訪れたような錯覚を覚えるほど美しい。
瀬戸内海の穏やかな海を眺めながら、オリーブオイルや特産品を楽しむ「カフェ」で少し早めのランチを頂こう。
15:00 頂上から望む奇跡の絶景!寒霞渓
バスで17分の「紅雲亭」で下車。
「寒霞渓」は日本三大渓谷美のひとつに数えられるほどの景勝地。
奇岩の渓谷と四季折々の自然が織りなす絶景は、目を奪われる美しさ。
「空・海・渓谷」を一度に眺望できる「寒霞渓ロープウェイ」に乗って、5分間の空中散歩を楽しもう。
18:00 懐中電灯を照らしながら妖怪の世界を探索!妖怪美術館
「寒霞渓」から徒歩で53分、「草壁本町」からバスに乗って30分で到着。
古い建物を活かして妖怪アートを展示する4館からなる美術館には、懐中電灯を手で持って鑑賞できるフロアもあり、妖怪の世界に迷い込んだかのような体験ができる。
一通り鑑賞を楽しんだら、妖怪が集まるという「見えないものが見えてくる妖怪bar」へ。
おみくじ付きの「おみくじジュース」やお札付きのカクテルなどを飲みながら、休憩しよう。
帰路はバスの運行が終わっているため、タクシーを利用して宿泊施設へ。
最後は温泉にゆっくり入って、観光で疲れた身体を癒そう。
まとめ
どの季節に訪れても美しい自然景観を楽しめる小豆島。
絶景に出会える観光スポットや映画・ドラマのロケセットが残る観光スポット、小豆島ならではのご当地グルメ、美しい景色と温泉が楽しめる宿泊施設を紹介してきた。
短期間の滞在となる場合は、必ず訪れるべき観光スポットを1日で巡れる1Dayモデルコースを参考にしてほしい。