情緒あふれるレトロな景観が魅力!小樽運河の観光ガイド

情緒あふれるレトロな景観が魅力!小樽運河の観光ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

石造倉庫が立ち並ぶ、レトロな風景を楽しめる「小樽運河」国内外から高い人気を誇る観光スポットだ。
港町・小樽の魅力がギュッと詰まった「小樽運河」の独特の趣ある景観は、旅情を掻き立てる。
「小樽運河」を最大限楽しみたい方は、この記事を参考にしてほしい。

目次

小樽運河ってどんなところ?

北海道の西海岸に位置し、美しい景観が魅力の小樽。
そんな小樽を代表する観光スポットが「小樽運河」だ。
緩やかなカーブを描く全長1,140mの運河の周辺には、石造倉庫や歴史的建造物が立ち並び、情緒あるレトロな景観が広がる。
石造倉庫群は当時の姿のまま、カフェやレストランなどにリノベーションされ、ショッピングやグルメなども散策しながら楽しめる。
夕暮れ時にはガス灯がともり、石造倉庫群がライトアップされる景観は、昼間とは異なる雰囲気を醸し出す。
雪が降り積もる冬の「小樽運河」の景観は特に素晴らしく、ノスタルジーに浸れるだろう。
北側に位置する「北運河」は運河の幅が広く、係留する船と倉庫が立ち並ぶ、港町ならではの風情ある景色を楽しめる。
運河と小樽港を巡る約40分のクルージングも魅力のひとつ。
デイクルーズだけでなく、ナイトクルーズもある。
ガイドによる小樽の歴史や名所の説明を聞きたい方は、デイクルーズ。
ロマンチックな雰囲気を味わいたい方は、ナイトクルーズを楽しんでほしい。

小樽運河の成り立ち

北海道開拓の玄関口として、「小樽港」は発展してきた。
当初は大きな船を沖に泊めて荷揚げしていたが、荷量が多くなるにつれて、効率を上げる必要が出てきた。
そこで船が泊められる距離を長くするために、作られたのが「小樽運河」だ。
1923年に「小樽運河」は完成した。
海岸の沖合を埋め立てて造られたため、直線ではなく緩やかに湾曲しているのが特徴。
戦後に港の埠頭岸壁が整備されると、その使命は終わりを告げる。
1986年に小樽運河は一部を埋め立てて、半分が道路に。散策路や広場、63基のガス灯が設置されて、現在の姿となった。
「小樽運河」沿いの石造倉庫群は、当時の姿のままレストランなどにリノベーションされ、今では小樽きっての人気の観光スポットとして生まれ変わった。

雪で覆われた小樽運河では、ロマンチックな景観が楽しめる
雪で覆われた小樽運河では、ロマンチックな景観が楽しめる

小樽運河へのアクセス

北海道には「新千歳空港」があるため、同じく空港がある東京・大阪・名古屋からは1時間30分程度で移動できる。
「新千歳空港」には国際線も充実しているため、海外からもアクセスしやすい。
そんな「新千歳空港」から小樽運河までのアクセスを紹介しよう。

経路
1. 「新千歳空港」から快速電車に乗車し、「JR小樽駅」下車
2.「JR小樽駅」から徒歩約10分で小樽運河に到着
所要時間
約1時間30分

小樽運河のお勧め観光シーズンは?

雪景色の「小樽運河」を彩るイベントが開催され、幻想的な景色を見せてくれる、冬がお勧め。
1万個の青色LEDによってロマンチックに彩られた「青の運河」を楽しめる、「小樽ゆき物語」。
多数のスノーキャンドルで街中が輝く、小樽の冬の風物詩「小樽雪あかりの路」など、幻想的な景観が楽しめるイベントが満載だ。
イベント期間中の運河クルーズでは、特別な景色を楽しめる。

小樽運河が青の運河へと変わる「小樽ゆき物語」
小樽運河が青の運河へと変わる「小樽ゆき物語」
「小樽雪あかりの路」では、いつもよりもさらに幻想的な空間に
「小樽雪あかりの路」では、いつもよりもさらに幻想的な空間に

その魅力を堪能するために知っておくべき小樽運河の楽しみ方

「小樽運河」は周辺を歩いているだけでも、美しい景観を見られる。
ただ、せっかく訪れるなら、その魅力を堪能してほしい。
これから紹介する楽しみ方を実践すれば、「小樽運河」を100%満喫できるはずだ。

1. 運河散策路で情緒あふれるレトロな景観を楽しむ

北海道の開拓を支えた港湾都市「小樽」の水路に沿って倉庫が立ち並ぶ、歴史ある観光スポット「小樽運河」。
全長1,140mの小樽運河沿いには、散策路が整備されている。
石畳敷きの散策路やレトロなガス灯・石造倉庫など、「小樽運河」の魅力が集約されている。
周囲に点在する歴史的建造物を見学しながらの散策では、ノスタルジックな雰囲気を楽しめるだろう。

小樽運河を楽しむなら散策路は訪れるべきスポットだ
小樽運河を楽しむなら散策路は訪れるべきスポットだ

2. 水上からレトロな景観を楽しめる「小樽運河クルーズ」

木骨石造の倉庫群が今も残り、小樽を代表する観光スポットとして人気を集めるこのエリアをクルーズ船に乗って約40分で巡るツアーが人気だ。
デイクルーズでは倉庫群をはじめ、貴重な歴史的建造物の数々を水面から目の当たりに。
ガイド付きでスポットごとに丁寧な説明を聞けるほか、写真撮影もバッチリ。
日没後に出航するナイトクルーズはガス灯や建物の明かりが水面に輝き、実にロマンチック。

昼は歴史的な建物、夜は夜景と時間帯によって違った楽しみ方が魅力の運河クルーズ
昼は歴史的な建物、夜は夜景と時間帯によって違った楽しみ方が魅力の運河クルーズ

3. イベント期間中ならではの景観を楽しむ

冬の「小樽運河」を彩るイベントも見逃せない。
例年11月から翌年の2月中旬まで開催される「小樽ゆき物語」。
イベント期間中は青一色の光に染まり、幻想的でロマンチックな雰囲気に包まれるため、カップルにもお勧めだ。
2月に開催される雪と蝋燭の祭典「小樽雪あかりの路」では、スノーキャンドルの温かい光に照らされた、どこかほっとするような景色が見られる。

優しい光で包まれる小樽運河
優しい光で包まれる小樽運河

迷ったらココ!多言語対応可能で安心の「小樽市観光物産プラザ」

小樽運河沿いに位置しており、歴史的建造物である「旧小樽倉庫」を利用した施設。
地場産品販売コーナーや喫茶コーナー、観光案内所などがある。
「国際インフォメーションセンター」内には、英語・中国語・韓国語を話せるスタッフが常駐しており安心。
小樽、後志管内の観光情報、宿泊施設、交通情報、ツアー情報に加えて、季節ごとの桜や紅葉などの情報まで豊富に取り扱っている。
小樽運河を観光する前に、まず立ち寄るべきスポットと言っても過言ではない。

歴史的建造物に指定されている旧小樽倉庫を利用した建物
歴史的建造物に指定されている旧小樽倉庫を利用した建物

小樽運河周辺のお勧めショッピングスポット4選

「小樽運河」周辺には石造倉庫をリノベーションしたお店や、雰囲気ある外観のお店が点在している。
魅力的なお店が多い中でも、特にお勧めのお店を紹介しよう。
「小樽運河」の景観をたのしみながら、ショッピングも満喫してほしい。

1. 小樽洋菓子舗ルタオ 本店

北海道産の生乳から作る生クリームと厳選したマスカルポーネチーズを使ったチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」で知られ、全国的な人気を誇る小樽の洋菓子店。
観光客で賑わう小樽の人気スポット・メルヘン交差点にあるルタオ本店は1998年にオープン。
1階ではケーキや焼菓子など、さまざまなスイーツを販売。
ハニーバターフィナンシェや毎月第1日曜のみ販売される月替わりのケーキ「メルシー・スイーツ」など本店でしか買えないメニューも多く、ルタオファンならずとも見逃せない。

限定メニューも多数! カフェを併設する人気スイーツショップの本店
限定メニューも多数! カフェを併設する人気スイーツショップの本店

2. 小樽オルゴール堂 本館

小樽市内を中心に、函館富良野、横浜、鎌倉、京都などにも店を構える、オルゴール専門店。
そのメインショップとなる本館は、1915年建築で小樽市指定歴史的建造物に認定されており、古きよき時代の面影を色濃く残している。
赤レンガ造りと石造りの2棟からなる館内は5つのフロアに分かれ、フロアごとに異なるコンセプトのオルゴールを展示販売。
宝石箱をはじめ、ぬいぐるみ、壁掛け、陶器などデザインも素材も多彩な品揃えは約3,200種、約38,000点以上にも上り、日本最大級の規模を誇る。

日本最大級の規模を誇る、オルゴールの殿堂
日本最大級の規模を誇る、オルゴールの殿堂

3. 北一硝子 三号館

オリジナルをはじめ多彩なガラス製品がずらりと並ぶ、小樽の観光スポットとしても人気のガラスショップ。
「和のフロア」「洋のフロア」「カントリーフロア」とテーマごとに3つのフロアに分けて、食器やグラス、石油ランプやアクセサリーまでバラエティ豊かなガラス製品を紹介している。

多彩にそろう色鮮やかなガラス製品にうっとり
多彩にそろう色鮮やかなガラス製品にうっとり

4. ウイングベイ小樽

小樽のベイエリア、築港にあるウイングベイ小樽
JR小樽築港駅の貨物ヤード跡地に建つ大型複合施設。
もちろん駅直結でアクセスの利便性も大きな魅力だ。
3フロアに渡って広がるスーパーマーケットに加え、大型のホームセンターや家具店、ファッションストアなどショッピングエリアが充実。

小樽港に面し、ショップやホテル、アミューズメントなどが集まる駅直結の大型複合施設
小樽港に面し、ショップやホテル、アミューズメントなどが集まる駅直結の大型複合施設

小樽運河だけじゃない!小樽の景観を楽しめる絶景スポット3選

小樽には「小樽運河」以外にも、美しい風景を楽しめる観光スポットで溢れている。
「小樽運河」を楽しんだら、これから紹介するスポットも巡って、小樽のノスタルジックな景観を思う存分楽しんでほしい。

1. 青の洞窟

洞窟に差し込んだ空の光が海の底へ届き、7色ある光の色のうち青色以外を吸収することによって海面が美しい色に輝く「青の洞窟」。
海水の透明度や地形、光の角度などさまざまな条件が重なって生み出される自然の芸術だ。世界的に有名なイタリアのカプリ島をはじめ日本にも数カ所に存在するが、ニセコ積丹小樽海岸国定公園の中にある洞窟は小樽観光の際にはぜひ訪れたいスポット。

本場イタリアに負けない美しさ! 自然の神秘に満ちた青く輝く海の洞窟
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2. 旧国鉄手宮線

現在の三笠市にある幌内の炭山で採石した石炭を、港のある小樽市へ運ぶために敷かれた北海道初の鉄道「官営幌内鉄道」の一部。1880年の開通から1985年の廃線まで活躍した。
現在は、小樽市によって鉄道跡地の整備が行われ、散策路として生まれ変わった。
中心部の地域を起点に、北海道鉄道発祥の地である「小樽市総合博物館」までの約1.6kmにわたって続いている。
実際に使用されていた線路や踏切、遮断機が残され、当時の雰囲気を今に伝えている。

ノスタルジックな廃線跡地でレトロさんぽ
ノスタルジックな廃線跡地でレトロさんぽ

3. 小樽天狗山展望台(天狗山ロープウェイ)

標高532.4mの小樽のシンボル的な山である小樽天狗山。
山頂には「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に一つ星として掲載されている山頂展望台があり、山頂からは市街や日本海が見渡せる。
夜には藻岩山、函館山と並び『北海道三大夜景』と呼ばれる美しい小樽の夜景を一望できる。

小樽のシンボル天狗山の展望台へ、ロープウェイで美しい小樽のパノラマを見ながらの空中散歩
小樽のシンボル天狗山の展望台へ、ロープウェイで美しい小樽のパノラマを見ながらの空中散歩

小樽運河に関するよくある質問

Q

小樽運河が作られた理由は?

A

小樽港で取り扱う荷物量が年々増加し、その運搬作業を効率化するために造られました。

Q

小樽運河周辺にはどんなお店があるの?

A

お洒落なカフェやセレクトショップ、雑貨店・スィーツ専門店など様々なお店が楽しめます

まとめ

小樽を代表する人気の観光スポット、「小樽運河」の魅力と見どころを紹介してきた。
タイミングがあえば、ぜひ雪景色の「小樽運河」ならではの美しい景観とイベントも楽しんでほしい。
どこか懐かしく心温まる港町の景観は、いつまでも心に残る旅の思い出となるだろう。
小樽の魅力をもっと満喫したいなら、観光スポットをまとめたこちらの記事もぜひ参考にしてほしい。