【札幌市時計台の観光ガイド】札幌の発展を見守り続けたランドマーク

【札幌市時計台の観光ガイド】札幌の発展を見守り続けたランドマーク

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

札幌で最も有名な観光スポット「札幌市時計台」。
白い壁面と赤い三角屋根のレトロな外観と、140年以上、時を刻み続けた時計の佇まい。
今も札幌の街に響き続ける澄んだ鐘の音。それらは札幌のシンボルになっている。
この記事では「札幌市時計台」の基本情報をはじめ、観光する際のお勧めシーズンや周辺の観光スポットを紹介していく。
この記事を読めば、「札幌市時計台」の魅力や観光前に知っておきたい情報がわかるはずだ。

目次

札幌市時計台ってどんなところ?

「札幌市時計台」は札幌の中心部にあり、札幌駅からも徒歩約10分。
冬の積雪時期でも札幌駅から続く地下歩行空間を通って行ける。
そのアクセスの良さはもちろん、「札幌といえば時計台」と言われるほどの知名度を誇り、140年以上札幌のランドマークとして愛されている。
その魅力はなんといってもその外観の美しさ。白い壁面と赤い三角屋根と時計の文字盤。
それらが四季折々の景観と調和し、札幌の歴史も感じさせるロマンチックなスポットだ。
1時間毎に時を告げる鐘の澄んだ音も必聴。夕方以降はライトアップもされ、さらに神聖な魅力が増す。
時計台内部は、札幌の歴史、時計に関する資料が揃った資料館となっており、見ごたえ充分だ。
もともとは、北海道大学の前身である旧札幌農学校の演武場としてクラーク博士の提案により1878年に建築。
1881年に時計塔が建てられ、アメリカ・ハワード社製の振り子式時計が設置され、1970年には国の重要文化財に指定された。

札幌の美しいランドマーク「札幌市時計台」
札幌の美しいランドマーク「札幌市時計台」

札幌市時計台へのアクセス

北海道の空の玄関「新千歳空港」からのアクセスを案内しよう。新千歳空港は国際線も乗り入れている日本の北の玄関口。
アクセスも簡単なので、新千歳空港に着いて北海道観光の最初に「札幌時計台」を目指す人も多い。
JR特別快速エアポートには「札幌行」と「手稲行」があるが、どちらに乗っても「札幌駅」に着くので安心。

経路
1. 「新千歳空港」でJR特別快速エアポートに乗車し、「札幌駅」で下車
2. 「札幌駅」東通り南口から徒歩約7分で到着
所要時間
約1時間

札幌市時計台の入場料と営業時間

「札幌市時計台」の営業時間と入場料は、下記の通り。
年始は営業していないため、注意してほしい。

営業時間
8:45~17:10
料金
・大人:200円
・小学生〜高校生:無料

札幌市時計台のお勧め観光シーズンは?

四季折々、異なる表情が楽しめる札幌市時計台だが、特にお勧め観光シーズンは冬と夏。
冬はライトアップされた時計台と雪の共演が美しい。
冷え込みの厳しい札幌だが、凛と引き締まった空気の中、LEDライトが白い外壁に映えた荘厳な姿を眺められる。
最も札幌らしいロマンチックな光景にうっとりすること間違いなし。
寒さが苦手な人には夏がお勧め。カラッとした夏の北海道は過ごしやすく、お祭りムード漂う賑やかな札幌は、冬とは違うワクワク感がある。
夏の明るい日差しを跳ね返し眩しく輝く白い外壁と、生い茂る木々の濃い緑色のコントラストが爽やか。

雪の降り積もる中で見る札幌市時計台は実に美しい
雪の降り積もる中で見る札幌市時計台は実に美しい
夏には爽やかで美しい札幌市時計台を見られる
夏には爽やかで美しい札幌市時計台を見られる

札幌市時計台の魅力を満喫できる3つの楽しみ方

札幌市時計台の魅力はその外観だけではない。
時計台内部は資料館になっているので、展示資料で歴史を学んだり、時を知らせる鐘の音を味わったり、SNS映えする写真を撮ったりできる。
時計台の魅力を満喫するために、これから紹介する楽しみ方を実践してみてほしい。

1. 札幌市時計台の歴史と仕組みを展示で学ぶ

札幌市時計台の1階部分は、北海道の開拓や時計台建設の歴史を、当時から残る資料やジオラマを使って紹介する展示室となっている。
2階は当時のままの「演武場」。天井が高く、音の反響もすばらしい神聖な空間。
この「演舞場」の入り口には、クラーク博士がベンチに腰かけているモニュメントがある。クラーク博士の隣に腰掛け、一緒に記念撮影ができ、時間帯によっては撮影待ちの行列ができるほど人気。
演舞場の奥には、時計台の時計の姉妹機、ハワード社(アメリカ)の1928年製塔時計が展示されている。時計の想像を超える大きさと、電気や電池は使わず、おもりだけで動いている構造のシンプルさと精巧さに圧倒される。
ワイヤーロープやネジなどの消耗品以外は当時のままという世界的にも貴重なもの。

クラーク博士と一緒に記念撮影してみよう
クラーク博士と一緒に記念撮影してみよう

2. 美しい鐘の音を楽しむ

札幌市時計台の時計は、140年以上の時を経てもなお、未だ休むことなく時を刻み続けている。
鐘は毎時間、時の数だけ鳴る。1時は1回、2時は2回、3時は3回...というように。
12時には最も多く鐘が鳴るので、12時少し前に時計台を訪れるのがおすすめ。たっぷりとゆっくりと鐘の音を聞ける。
その澄んだ鐘の音は札幌を象徴する音と言われている。
まだ車も高いビルもなかった100年以上前はその音が数キロ先までこの音が響き渡ったそうだ。
歴史に思いをはせながら耳を澄ますのも良いだろう。

12時より少し前に到着して美しい外観と鐘の音を楽しもう
12時より少し前に到着して美しい外観と鐘の音を楽しもう

3. 美しい札幌市時計台で記念撮影

「札幌の象徴、美しい時計台をバックに記念撮影したい」と思ったら、いくつかの定番フォトスポットがある。
建物に向かって右手側・交差点近くに撮影台が設置されていて、その台にみんなで登りポーズを決めて記念撮影できる。
しかしこの場合、建物を斜めから見上げるような構図になる。
正面からの外観全体を撮りたいと思ったら、時計台前の通りを挟んだ反対側の「MNビル」にある、「時計台撮影プラザ」という撮影スポットへ。
時計台の真正面の写真が撮れるとあり、人気の撮影ポイントだ。

記念撮影にピッタリの撮影台
記念撮影にピッタリの撮影台

札幌市時計台の周辺観光スポット3選

札幌市時計台周辺には、他にも魅力的な観光スポットがある。
札幌市街地の中心にいながら、のびのびと散策できる公園や、広々と景色を見渡せる展望台といった開放感を味わえる観光スポット。そして北海道の海の幸が集まった市場。
これらは時計台から気軽に足を延ばせるので、是非訪れてみてほしい。

1. 大通公園

札幌市の中心部に位置する「大通公園」。ライラックやハルニレなど92種、約4,700本の木々に囲まれているほか、寛ぎの場として芝生や噴水なども用意されており、オフィス街の憩いの場として観光客や市民に愛されている。
また、大通公園の花壇は、1875年に開拓使が西洋草花を植えたことにはじまり、現在は札幌市花壇推進組合が花壇づくりを担当。
花壇では、所属企業が美しい花壇づくりを競い合うコンクールも開催されている。

「さっぽろ雪まつり」の会場としても知られる、札幌市中心部の公園
「さっぽろ雪まつり」の会場としても知られる、札幌市中心部の公園

2. さっぽろテレビ塔

大通公園の出発点である西1丁目に1956年に建てられた「さっぽろテレビ塔」は、その完成以降、札幌の発展を見届けてきた札幌のランドマーク的存在として地元の方や観光客にも親しまれている。
地上約90mの展望台は、札幌市内はもちろん、天気が良い日は石狩平野や日本海が見渡せる絶景スポットとなっている。

札幌市内を一望できる、札幌のランドマーク
札幌市内を一望できる、札幌のランドマーク

3. 札幌二条市場

明治初期に石狩浜の漁師が、鮮魚の販売をはじめたことがきっかけで開設されたと言われている「札幌二条市場」。
札幌二条市場には20店舗ほどの鮮魚店が軒を連ねており、海の幸の宝庫らしくその日に仕入れられた新鮮な魚介類が店頭に並ぶ。
カニやホッケ、ホタテなどの北海道の海の幸や、干物や水産加工品まで、取り扱いが豊富なのもうれしい。
市場内には、飲食店も多数用意。寿司や海鮮丼、炙り焼きなど魚介を味わうことができる店舗が多いのが特徴だ。

石狩浜の漁師が産んだ街中市場で、北海道が誇る食材を買って、食べての贅沢な時間を
石狩浜の漁師が産んだ街中市場で、北海道が誇る食材を買って、食べての贅沢な時間を

札幌市時計台に関するよくある質問

Q

札幌市時計台の営業時間?

A

周辺の散策は24時間可能だが、入館は8:45~17:10(受付は17時まで)です。

Q

札幌市時計台の入場料は?

A

大人 200円/小中学生、高校生は無料(中学生、高校生は学生証を提示)です。

まとめ

この記事では「札幌時計台」の魅力や歴史、お勧めの観光シーズン、併せて訪れたい周辺の観光スポットを紹介してきた。
クラシックな外観と、140年以上時を刻んだ時計台の鐘の音が、街並みを美しく彩る札幌観光の中心。
札幌観光をするなら、ぜひ「札幌時計台」を起点にしてもらいたい。なお、以下の記事では札幌の人気観光スポットを厳選して紹介している。
こちらも参考にしながら、北海道の観光を楽しんでほしい。