東京・横浜から約1時間!絶景もグルメも満喫できる江の島(江ノ島)の観光スポット21選
東京や横浜から気軽に行けるアクセスの良さ、その景観の美しさ、見どころの多さから、人気観光地となっている「江の島」。
飲食店やお土産屋も充実しているため、名物グルメやショッピングも楽しめる。
小さな島であるため、短い移動時間で多くのスポットを巡れるのも嬉しいポイントだ。
そんな魅力たっぷりの「江の島」で訪れるべき観光スポットや、人気の飲食店などを紹介していこう。
東京や横浜へ旅行する予定のある方は、江の島まで足を伸ばしてみよう。
目次
江の島ってどんなところ?
神奈川県藤沢市の湘南海岸、最東端に浮かぶ「江の島」。
徒歩でも車でも渡れる橋が架けられているため、気軽にアクセスできる小島だ。
東京や横浜から近く、海に江の島が浮かぶ美しい景観や「江の島」内に観光スポットやグルメスポットが充実していること、「江の島」周辺にも観光スポットが多いことから、人気の観光地となっている。
島内には「江島神社」をはじめとするパワースポットや、江の島周辺の美しい景観を一望できるビュースポットが多い。
「江の島」の入り口から江島神社へと続く参道「弁財天仲見世通り」では、爽やかな潮風を味わいながら、食べ歩きやお土産選びを楽しめる。
江の島のおすすめの観光シーズンは?
「江の島」のお勧め観光シーズンは夏と冬だ。
夏の太陽に照らされた海と「江の島」が織りなす美しい景色は、格別の美しさだ。
展望台「江の島シーキャンドル」から眺める、夏の夕陽も見逃せない。
海水浴やマリンスポーツが楽しめるのも、夏ならではだ。
冬には「江の島」全体を舞台にしたイルミネーションイベント「湘南の宝石」が開催され、島全体が光り輝く幻想的な景観を楽しめる。
江の島の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
江の島への移動方法は?
東京からは約1時間、同じく神奈川の人気観光地である横浜と鎌倉からも30分〜1時間とアクセス良好な「江の島」。
名前を挙げた観光地に訪れる予定のある方は、「江の島」も観光プランに加えてみよう。
東京・横浜・鎌倉からのアクセスは、以下の表を参考にしてほしい。
「江の島」の最寄り駅は小田急線「片瀬江の島駅」、江ノ電「江の島駅」、湘南モノレール「湘南江の島駅」の3駅。
「江の島」までは、「片瀬江の島駅」が最も近く徒歩10分ほど、他2駅も徒歩15分ほどで行ける。
東京から江の島へのアクセス
- 経路
-
1. 「東京駅」からJR東海道本線へ乗車し、「藤沢駅」で下車
2. 「藤沢駅」で小田急江ノ島線各停 片瀬江ノ島行に乗り換え
3. 片瀬江ノ島駅で下車し、徒歩10分 - 所要時間
- 約1時間20分
横浜から江の島へのアクセス
- 経路
-
1. 「横浜駅」からJR東海道本線へ乗車し、「藤沢駅」で下車
2. 「藤沢駅」から「江ノ島電鉄」に乗車し、「江ノ島駅」で下車
3. 「江ノ島駅」から徒歩15分 - 所要時間
- 約40分
鎌倉駅から江の島へのアクセス
- 経路
-
1.「鎌倉駅」から「江ノ島電鉄」に乗車し、「江ノ島駅」で下車
2. 「江ノ島駅」から徒歩15分 - 所要時間
- 約43分
湘南の風景と風情を楽しめる「江ノ電(江の島電鉄)」
正式名称は江の島電鉄だが、古くから江ノ電の愛称で愛されてきた。
鎌倉から長谷、七里ヶ浜、江の島を経て藤沢まで走り、沿線に名所旧跡が多いだけではなく、走る姿そのものが湘南を代表する風景となっている。
沿線の家々の軒先ギリギリをのんびりと走り、「稲村ヶ崎駅」から「腰越駅」間は海沿いを走り車窓が美しい。
江の島への移動には、ぜひ江ノ電を活用し、湘南の風景と風情を堪能してほしい。
江の島観光の主要交通手段
周囲4kmの江の島観光では、徒歩が主な移動手段となる。
島内はアップダウンが激しく、主要観光スポットを巡ると、ある程度の距離を歩くことになるため、スニーカーなど歩きやすい靴を履いていこう。
パワースポットとビュースポットが満載!江の島の人気観光スポット15選
小島ではあるものの、神社や大小さまざまなお宮、絶景スポットなど魅力的な観光スポットの多い「江の島」。
その中でも特に人気の高い観光スポットを厳選して紹介しよう。
数は多いが観光スポット同士の距離は近いため、1日でこれから紹介するスポット全てを巡れるだろう。
1. 遊覧船べんてん丸
江の島の入り口にある江の島弁天橋と西側にある海食台地・稚児ケ淵をつなぐ遊覧船。歩くと約30分はかかるが、遊覧船を利用するとわずか10分で到着するので、体力に自信のない方などに重宝されている。
見どころも満載で、雄大な海の絶景をはじめ、荒々しい断崖絶壁と生い茂る緑のコントラストが美しい江の島の景観、そして天気のいい日には富士山を望める。
2. 江島神社
「江島神社」は江の島に点在する、3つの宮から成る神社。
橋を渡ってすぐの参道「弁財天仲見世通り」を抜けると、真っ赤な鳥居があり、そこから階段を上がると「辺津宮(へつみや)」へとつながる。
さらに奥部に上がっていくにつれ「中津宮」、「奥宮」へと続く。
三姉妹の女神を祀っており、3つの宮でそれぞれ女神が祀られている。
三姉妹は、海の神・水の神と仰がれ、「金運・財福招来」「縁結び・良縁成就」「子宝・安産」「健康長寿」「芸事の上達」「航海・交通安全」などのご利益があると言われている。
そのご利益の多さと、様々な言い伝え、景観の美しさや島めぐりをしながら神社を巡れるアクティビティとしての楽しさが魅力。
3つの宮の魅力と見どころもそれぞれ紹介しよう。
3. 江島神社 辺津宮
江の島への橋を渡ってすぐの参道「弁財天仲見世通り」を抜け、最初に出てくるのが「辺津宮」。
三姉妹の女神の末娘、「田寸津比賣命(タギツヒメノミコト)」が祀られている。
「辺津宮」の社殿に向かって右手には「茅の輪(ちのわ)」が設置されており、参拝の前にこの輪を潜ることで、罪や穢れを祓い、心身を清めてくれるという。
また、社殿の正面には「銭洗い白龍王」の白龍池があり、池の水で金銭を洗うと、金運向上や財宝福徳のご利益があると言われている。
訪れたら、設置されているザルを使って金銭を清めよう。
4. 江島神社 中津宮
江の島の中央にある「中津宮」は、三姉妹の女神のうち、次女「市寸島比賣命(イチキシマヒメノミコト)」を祀っている。
三姉妹の女神が美人だったことにちなんで、美容にご利益がある「よくばり美人守り」が売られている。
「美肌」・「美髪」・「微笑」・「美形」・「美白」と、願いによって5つの種類から選べるのが珍しい。
さらに、最初は白紙だが、社殿脇の「水琴窟」に浸すと文字が浮かび上がってきて運勢が分かる「水みくじ」も人気だ。
5. 江島神社 奥津宮
島の西方、3つの宮の中で最も奥地にある「奥津宮」。
三姉妹の女神の長女であり、海を守る神様の「多紀理比賣命(タキリビメノミコト)」が祀られている。
海上安全・交通安全・金運・復縁などにご利益がある。
「奥津宮」の拝殿天井には「八方睨みの亀」と呼ばれるどこから見ても、こちらを睨んでいるように見える亀の絵が描かれている。
本当に亀と目が合うかどうか、確かめてみよう。
6. 江の島シーキャンドル(江の島展望灯台)
日本初の民間灯台として1951年に設置された展望台を、江ノ電開業100周年事業の一環として2013年にリニューアル。
「景観・自然への配慮」「公共的な利用価値の追求」「地域の観光振興」を基本コンセプトに建設され、数多くの観光客で集まるスポットとなっている。
ガラス張りの展望フロアでは、海抜から101.56mもある高さから、相模湾や富士山などワイドな眺望を楽しめる。
7. 江の島サムエル・コッキング苑
1882年にアイルランド人の貿易商であるサムエル・コッキングが造成した和洋折衷の庭園。
1万㎡以上の広大な敷地に、築山をはじめ、池や花壇、温室などが併設され、温室は当時東洋随一の規模といわれたそう。
その後、「江の島植物園」「江の島サムエル・コッキング苑」と名前を変えながらも、その意思は受け継ぎ、現在もバラやムクゲ、ツバキをはじめ、貴重な亜熱帯植物やサムエル・コッキングが開園した当初に植えたものなど、四季折々の草花を観賞。
8. 龍恋の鐘
江の島の高台にある恋人の丘に、「天女と五頭龍」の伝説にちなんでつくられた鐘。
眺望も抜群で晴れた日には伊豆大島まで望める。
龍恋の鐘の下のフェンスには、ぎっしりと敷き詰められた南京錠が。
2人の名前を書いた南京錠をつけると、永遠の愛が叶うと言われており、その願いを込めて、多くのカップルが南京錠をつけに訪れている。
9. 江の島岩屋
江の島の最奥部にある、波による侵食で形成された洞窟。
弘法大師や日蓮上人も修行したといわれ、奥州藤原秀衡征伐の際に源頼朝が祈願したとされている。
そんな信仰深い洞窟の入り口へと続く赤い欄干の岩屋橋からは、広大な海とその奥に富士山を眺めるのでお見逃しなく。
10. 稚児ヶ淵
江の島の西南側に広がる岩場で、1923年の関東大震災のときに起こった隆起現象でうまれた海食台地。
長い歳月をかけて波により侵食された台地と雄大な海の絶景は「かながわ景勝50選」にも選ばれており、夕空の景色も素晴らしい。
空気の澄んだ日には、富士山をきれいに望むことができ、侵食台地に打ち寄せる波しぶきとマッチして、見るものを魅了する。
11. 八坂神社
「江島神社」の境内末社である「八坂神社」。
ご祭神は最高神である天照大御神(アマテラスオオミカミ)の弟である、建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)。
厄除け・縁結び・学業成就など、様々なご利益があるとされている。
7月中旬に開催される「江の島天王祭」では、お神輿を海に担ぎ入れて地域の安全を祈願する海上渡御を見られる。
お祭りの多い日本でも珍しい光景が見られるので、タイミングが合えばぜひ「江の島天王祭」に参加してほしい。
12. 新江の島水族館
相模湾に面し、富士山と江の島を見渡す絶好のロケーションを活かした水族館。
相模湾と太平洋、そこに暮らす生物を基本テーマに展示やショーを行っている。
水族館飼育員が魚たちの魅力や生態を紹介してくれる。
13. 江の島大師
1993年に鹿児島の高野山最福寺の別院として設立された「江の島大師」。
入り口に立つ真っ赤な仁王像が印象的なお寺だ。
最大の見どころは、本尊である高さ6mの不動明王像。室内にある不動明王像としては日本最大。
展示されている、美しい中国刺繍仏画も見逃さないように。
本堂は誰でも無料で拝観できるのも嬉しいポイントだ。
14. 江の島エスカー
江の島頂上部まで登ることができるエスカレーター。
1959年に設置され、国内初の屋外エスカレーターとしても知られている。
3区に分かれており、「江の島LUMINOUS WAY」と名付けられた1区目のエスカレーターには、趣のある仕掛けが。
左右に映像アートが映し出され、まるで海の中にいるような幻想的な世界を楽しみながら、目的地に行けるのだ。
15. 江の島弁財天仲見世通り
江の島の入り口にある青銅鳥居をくぐると、旅館や飲食店、土産物店などが並ぶ商店街が現れる。
歴史を感じさせる建物や明治時代に使われていたものを復元した江の島郵便局前の黒色ポストなど散策が楽しい商店街として、いつも観光客で賑わっている。
中でも飲食店が豊富で、生しらす丼や海鮮丼をはじめ、新鮮な海産物を焼き上げる磯焼などを海に囲まれた江の島ならではの料理を堪能。
名物グルメを味わうならココ!江の島で人気の飲食店3選
観光スポットだけでなく、飲食店も多い江の島。その中でも特に人気の高い飲食店を紹介しよう。
江の島弁財天仲見世通りを食べ歩きするのにピッタリなグルメや、手作りにこだわった和菓子など、江の島の名物グルメを味わってほしい。
1. あさひ本店
青銅鳥居から江島神社の朱の鳥居まで続く弁財天仲見世通りの一画にある人気店。
常に行列ができていて、そのお目当ては、タコを2~3匹まるまるプレス焼きをした、丸焼きたこせんべい。
塩が抜けるまで8回程度丁寧に下処理したタコを本来の味がでるように、薄味で味付け。でん粉をつけ鉄板に並べ、約1トンのプレスを使い、190℃の高温で2分間焼き上げると完成。
2. 中村屋羊羹店
創業から120年以上、江の島の名勝「山二ツ」近くで、和菓子を提供し続ける老舗。
名物は、元祖海苔羊羹。創業当時に考案されたもので、最高級の白いんげん餡を使用し、青海苔がほどよく混ぜ合わされた上品な一品。
そのほか、厳選された小豆を手間ひまかけて練り上げた本煉羊羹や栗羊羹などの羊羹も好評だ。
3. 紀の国屋本店
弁財天仲見世通りにある、1789年創業の和菓子屋。
江の島で最も人気・有名と言っても過言ではない。
さざえ・はまぐり・ほたてなど海産物をモチーフにした「江の島もなか」が評判。
見た目のかわいさだけでなく、パリッとした皮の食感とこしあん(さざえ)、粒あん(はまぐり)、ごまあん(ほたて)の3種の餡の味わいが絶妙。
「江の島もなか」にアイスクリームを入れた「アイス最中」も人気。
手で練った餡を手で包んだ「女夫(めおと)まんじゅう」も名物で、お土産にもピッタリ。
観光拠点にするならココ!江の島のお勧め宿泊施設3選
観光スポットも飲食店も密集しているため、観光しやすい「江の島」だが、周辺も観光する場合は1日では時間が足りない。
特に江の島からアクセスしやすい鎌倉は人気観光地であるため、1日目は江の島を観光し、2日目は鎌倉を観光する。そんな観光プランにしてみてはいかがだろうか。
江の島に泊まるなら、これから紹介するロケーションを活かした宿泊施設がお勧めだ。
1. 江の島ホテル (江の島アイランドスパ ホテル棟)
2021年3月にオープンしたホテル。江の島散策の疲れを癒し、贅沢な時間を過ごすことができる。
客室は、フロアごとに空間コンセプトが違い、2階はモダン、3階はアジアン、4・5階は和テイストの洗練された空間が広がる。
特に5階のスイートルームは贅沢な造りに。ガラスの仕切りや間接照明が豪華なジュニアスイートと、相楽湾を一望できる露天風呂付きスイートなどゆったり過ごせること請け負いの部屋が並ぶ。
2. 湘南江の島 御料理旅館 恵比寿屋
17世紀創業の老舗旅館で、政治家や文学者、歌舞伎役者をはじめ、多くの偉人や文化人、旅人たちに愛されてきた「恵比寿屋」。
客室や大浴場から三浦半島、湘南海岸を一望できる眺望の良さが魅力。
その美しさは有名な文学作品にも描かれるほど。
四季折々の地元食材や海の幸をふんだんに使った会席料理も人気の秘密だ。
江の島に渡ってすぐに、正面玄関から入れるため、江の島観光の拠点に最適。
3. 江の島ゲストハウス134
2016年にオープンした江の島初のゲストハウス。
海まで徒歩3分、片瀬江の島駅から徒歩1分というアクセスの良さで江の島観光の新たな拠点となっている。
「海と旅を愛する人が自然と集まれる宿」をコンセプトに作られた空間で、穏やかで居心地の良い時間が過ごせる。
個室かドミトリーかを選べるので、宿泊費も他の旅館などに比べて安く抑えられる。
宿泊客のうち4割は海外からの観光客であるため、国際交流の場ともなっている。
江の島観光に関するよくある質問
Q
江の島が猫島と呼ばれる理由は?
島民が江の島のネコを地域猫として保護し、共存しているので、200~600ほどのネコが自由に暮らし、気ままにくつろぐ姿を島のあちこちで見られるからです。
Q
江の島から鎌倉へのアクセスと所要時間は?
電車、バス、モノレールなど様々な交通手段があるが、江の島電鉄線、通称「江ノ電」で景観を楽しみながらゆっくり行くのがお勧め。乗り換えなし、約25分で到着できます。
まとめ
この記事では、江の島の観光スポット・飲食店・宿泊施設などを紹介してきた。
江の島周辺の絶景を楽しめるだけでなく、パワースポットが多いため、家族や友人とはもちろん、デートで訪れても楽しめる。
江の島を満喫したら、江ノ電に乗って鎌倉も観光してみよう。
鎌倉には、日本文化を体験できるスポットが盛りだくさん。
その際は鎌倉の観光スポットを厳選して紹介している、以下の記事をぜひ参考にしてほしい。