【鶴岡の人気観光スポット8選】豊かな自然・歴史・文化で心を満たす旅へ
豊かな自然・歴史・文化が魅力の「鶴岡」。
3つの日本遺産を有し、その他にも城下町として栄えてきた歴史を感じられるスポットや、地元の食材を使ったご当地グルメ、4つの温泉地など見どころが多い地域だ。
この記事では、そんな「鶴岡」の魅力や観光スポットなどをご紹介。
多様な魅力と多くの見どころを持つ「鶴岡」を遊び尽くそう。
目次
鶴岡ってどんなところ?
山形県の西部に位置し、東北地方で1番広い面積を誇る「鶴岡」。
日本海に面し、三方を羽黒山(はぐろさん)・月山(がっさん)などの山々に囲まれた、広大な平野が広がる自然豊かな場所だ。
自然だけでなく、歴史も文化も豊かな地域であり、全国最多となる3つの日本遺産を有している。
その中でも「出羽三山」は、四季折々の美しい自然景観だけでなく、今も信仰が残る場所として人気の観光スポットとなっている。
江戸時代には城下町として栄えたため、お城の跡地を整備した公園「鶴岡公園」をはじめ、その面影が残るスポットも多い。
国民保養温泉地に指定された4つの温泉地が点在しているため、観光の疲れを温泉で癒せるのも魅力のひとつだ。
豊かな自然に育まれた食材を活かしたグルメも「鶴岡」の魅力。
新鮮な魚を使った寿司や海鮮丼、旬のタラを丸ごと使った味噌仕立ての鍋「どんがら汁」など、様々な絶品料理や郷土料理を味わおう。
鶴岡のおすすめの観光シーズンは?
「鶴岡」は1年を通じて楽しめるが、春と冬が「鶴岡」を最も楽しめる時期といっても過言ではない。
春には「日本さくら名所100選」に選ばれた「鶴岡公園」をはじめ、市内の各所で美しい桜を鑑賞できる。
「鶴岡」の山間部では雪がたくさん降るため、スキー場で冬のアクティビティを満喫できる。
「鶴岡」の豊かな自然を楽しめる、春か冬に訪れてみてはいかがだろうか。
鶴岡の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): ジャケットおよびセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣
- 秋(9月 - 11月): セーターやカーディガン
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
鶴岡への移動方法は?
東京から山形駅を経由した、「鶴岡」までのアクセス方法を紹介しよう。
東京駅から山形新幹線に乗車し、山形駅まで2時間30分ほど。
山形駅で高速バスに乗り換えて、鶴岡駅まで約1時間30分。
飛行機を利用するなら、東京の羽田空港から庄内空港へ移動し、庄内空港からリムジンバスに乗って約1時間30分でアクセスできる。
鶴岡観光の主要交通手段
「鶴岡」の観光では、路線バスが主な交通手段となる。
主要観光スポットのほとんどは、路線バスだけでアクセス可能。
観光するスポットに迷っている方は、鶴岡駅から運行している観光タクシー「駅から観タクン」がお勧め。
用意されたコースを選べば、定額で人気の観光スポットをタクシーで巡れる。
鶴岡の魅力を堪能できる人気観光スポット8選
「鶴岡」の歴史・自然・文化を満喫できる観光スポットを厳選してご紹介。
これから紹介する観光スポットを軸に、観光プランを組み立ててみよう。
1. 鶴岡市立加茂水族館
鶴岡市の海岸沿いにある山形県唯一の水族館。
展示しているクラゲの種類は60種類を超え、その飼育、展示の種類ともに世界一を誇る水族館として知られている。
最大の見どころは「クラゲドリームシアター」と呼ばれる直径5mの水槽。
約1万匹のミズクラゲが巨大な水槽内でたゆたう光景はここでしか見ることができない。
2. 羽黒山
出羽三山の主峰である月山の北西に位置する標高414mの山。
バス停のある随神門から山道を歩いて数分のところに高さ29mの五重塔が杉木立に溶け込むようにそびえている。
天慶元(938)年に平将門の創建と伝えられており、神仏習合の形態だった羽黒山に残る数少ない仏教建築のひとつ。昭和41(1966)年には国宝に指定された。
3. 鶴岡公園
庄内藩主の酒井家が約250年にわたり居城とした「鶴ヶ岡城」の跡地に整備され、お堀や石垣、樹齢数百年と伝わる老杉などがかつての名残を感じさせる城址公園。
日本「さくら名所100選」にも選ばれた公園内にはソメイヨシノを中心に八重桜やシダレザクラなど約710本の桜が植えられ、例年4月上旬から中旬には満開に。
開花に合わせて「鶴岡桜まつり」が開催され、ぼんぼりや出店が祭りらしい賑やかな雰囲気を醸し出す。
4. 湯殿山総本寺瀧水寺大日坊
大同2(807)年に空海が開山し、その弟子である渡海が開基と伝えられる真言宗の寺院。
湯殿山は古来より女人禁制だったため、湯殿山大権現を本尊として大日坊に招き、女性のための湯殿山礼拝所として建立したのが起源とされる。
この寺では天明3(1783)年に96歳で即身仏となった真如海上人を拝観できる。
5. 致道博物館
1950年、郷土文化向上のため、旧庄内藩主酒井家より伝来の文化財および土地・建物が寄付され創立。
酒井家は徳川四天王のひとりである酒井忠次を祖とし、江戸時代から明治の版籍奉還まで庄内を治め、ゆたかな国づくりに尽力した。
館内敷地は鶴ヶ岡城の三の丸にあたり、古くは酒井家の御用屋敷があった。現在は幕末に建てられた「旧庄内藩主御隠殿」の一部が残っている。
6. 道の駅 あつみ しゃりん
山形県鶴岡市の海岸線、国道7号沿いにある道の駅。屋根の上に2隻の舟を載せたような、ユニークな外観が目印。
海に浮かぶ舟をモチーフにしたもので、建物には地元産の杉である「あつみ材」の丸太を使用しているという。
広々としたこちらの道の駅には、温海(あつみ)地域の特産品や農産物の加工品などが揃うお土産選びにぴったりの「物産館」をはじめさまざまな施設が集結。
7. 荘内神社
お堀沿いの桜並木が美しい鶴岡公園内にあり、明治維新後の明治10年(1877)、旧藩主を慕う庄内の人びとによって鶴ヶ岡城旧本丸跡に創建された荘内神社。
庄内藩の歴代の藩主4名を御祭神として祀っており、「神社はん」の愛称で創建から今日に至るまで庄内一円の人びとに親しまれている。
8. 出羽三山神社
東北を代表する山岳信仰と修験道の聖地、出羽三山。
現在をあらわす「羽黒山」、過去をあらわす「月山(がっさん)」、未来をあらわす「湯殿山」の3つの山の総称で、開山より1430年を超える長い歴史の中で多様な信仰が育まれ、日本屈指の霊場としていまなお信仰が息づいている。
鶴岡観光に関するよくある質問
Q
短い時間で鶴岡を満喫するためには、どこに行けば良い?
日本遺産に登録されている「出羽三山」か「鶴岡公園」がお勧めです。
Q
鶴岡の名物グルメは?
旬のタラを丸ごと使った味噌仕立ての鍋「どんがら汁」と、小麦粉を練って作られた細いうどん「麦切り」が名物です。
まとめ
この記事では「鶴岡」の魅力や人気観光スポット、お勧めの観光シーズンなどを紹介してきた。
豊かな自然や歴史・文化を感じられるスポット、温泉地やご当地グルメといった、「鶴岡」の多彩な魅力を、記事を参考に満喫してほしい。
山形には「鶴岡」以外にも、美しい自然の風景と古き良き日本を感じられる観光スポットが多い。
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