観光プランにプラスワン!仙台近郊の観光地と観光スポット
宮城県に位置する「仙台市」は、東北地方で最大の都市であり、人気の観光地だ。
大都会でありながら緑豊かで美しい街並みと、仙台の文化歴史を感じられる観光スポットは訪れる多くの人々を楽しませている。
それだけでなく、牛タンを筆頭とする絶品グルメも魅力。
そのため、宮城観光といえば仙台を中心とする観光プランを立てる方が多いだろう。
ただ、仙台近郊にも魅力的な観光スポットは多いため、仙台市内を巡るだけではもったいない。
仙台の観光プランに、これから紹介する近郊の観光スポットを加えることで、より豊かな体験ができるはずだ。
目次
日本三景のひとつ・松島の人気観光スポット3選
260ほどの島々が浮かぶ「松島湾」の景色が最大の魅力で、宮城屈指の景勝地「松島町」。
その美しさは「日本三景」のひとつに数えられるほどで、国内外から多くの観光客を迎えている。
絶景だけでなく、歴史深い神社仏閣や海の幸を中心とするグルメの数々も松島の魅力。
仙台からは電車で30分ほど、乗り換えなしでアクセスできるため、観光プランにも組みやすい。
松島の中でも特に人気が高いスポットを紹介するので、ぜひ足を伸ばしてみてほしい。
1. 瑞巌寺
9世紀はじめに天台宗の寺として開創されたと伝わる古刹。山号を含めた正式名称は松島青龍山瑞巌円福禅寺といい、現在は臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院だ。
現存する建物は伊達政宗が完成させたもので、桃山美術を今に伝える貴重な建造物であることから、本堂、庫裡が国宝に指定された。
2. 円通院
伊達政宗の孫、伊達光宗の菩提寺として正保4 (1647)年に建てられた円通院。
円通院は紅葉の名所として知られ、10月下旬から11月中旬にかけて見頃を迎える。なかでも約350年前に造られた心字池と観音菩薩が住む補陀落山を中心にした庭園は、東北屈指の美しさ。
3. 松島さかな市場
松島海岸の近く、国道45号線沿いにある観光市場。運営しているのは気仙沼をベースに、大型のマグロ漁船をもつ会社。
自慢のマグロはもちろん、カキやホヤ、金華サバ、気仙沼のサンマをはじめ、1500種類以上もの魚介を販売している。
軽食も食べられ、人気はオリジナルメニューの松島かきバーガー。
蔵王樹氷を中心に巡る!宮城蔵王と周辺の人気観光スポット5選
仙台から「蔵王山」のある「蔵王町」までは、高速バスで1時間ほど。
蔵王山とは、山形との県境に位置する連峰のことで、宮城側の蔵王のことを「宮城蔵王」と呼ぶ。
四季折々で姿を変える雄大な自然が宮城蔵王の魅力で、冬の樹氷が最大の見どころ。
樹氷とは、特定の条件を満たした地域でしか見られない現象だ。
独特な形状で大きく成長した樹氷群は、別名スノーモンスターとも呼ばれている。
冬の蔵王山に樹氷群の広がる、神秘的で美しい、大迫力の絶景は見逃せない。
もちろん、宮城蔵王の山麓とその周辺にも、魅力的な観光スポットが点在している。
冬に仙台へ訪れる予定があれば、ぜひ宮城蔵王に足を運び、樹氷と周辺の観光スポットを満喫してほしい。
ここからは宮城蔵王周辺の魅力的なスポットを紹介していこう。
1. 御釜(五色湖)
蔵王山御釜は、蔵王連峰の中央部の最も標高の高いエリアにある火口湖。
「刈田岳」「熊野岳」「五色岳」と周囲を3つの山に囲まれた、直径325m、周囲は約1kmの湖だ。
季節や時間、気象、気温など、さまざまな条件により湖水の色が深緑や青、エメラルドグリーンなどに変化することから「五色湖」とも呼ばれる神秘的なスポットだ。
2. 国営みちのく杜の湖畔公園
雄大な蔵王山の麓にある釜房湖畔に隣接する東北地方唯一の国営公園。
園内は3つのエリアに分かれている。
季節ごとに美しい花々が彩る花畑、東北の古民家が移築されたノスタルジックな風景や伝統文化を見学できる「ふるさと村」、子どもたちが大喜びで飛び跳ねそうな巨大なトランポリンやローラースライダー、太いロープで作られたジャングルジムのような遊具が備えられた「わらすこひろば」など、様々な見どころがある。
3. 宮城蔵王キツネ村
白石市の山中にあるキツネの楽園。キタキツネや十字ギツネ、ホッキョクギツネなど7種類100匹以上のキツネを飼育している。
屋外で放し飼いにされているキツネに餌やりや撮影ができるほか、仔ギツネの抱っこ体験が可能。
4. 白石城
平成7(1995)年に完成した木造の復元天守。
元々の城は戦国時代末期ごろには存在していたとされるが史料が乏しく、年代や創建者も判明していない。
江戸時代になると、伊達家の重臣片倉氏の居城として、明治時代まで残っていたことが記されている。
5. 蔵王ハートランド
東北エリア・中央にそびえる蔵王連峰の麓にある、東京ドーム20個分(約100ha)にもおよぶ広大な牧場。
どこまでも続きそうな草原では、羊、ヤギがのびのびと暮らしている。のどかな景色とセットで、動物たちによる癒し効果も抜群だ。
動物たちにすっかり癒されたら、新鮮な食材を楽しもう。
秋に訪れるべき仙台近郊の紅葉の名所と温泉郷
秋に仙台を観光するなら足を伸ばして、宮城屈指の紅葉を見られる「鳴子峡」を観光し、「鳴子温泉」へ宿泊してほしい。
鋭く切り立つ白い崖に、色を染めたモミジ・カエデ・ミズナラなどの落葉広葉樹が生い茂る様子は、美しい絵画のよう。
紅葉を満喫したら、電車で約20分の場所にある「鳴子温泉」で7種類の泉質を楽しもう。
仙台観光プランに鳴子峡と鳴子温泉を組み込み、秋の絶景と温泉を満喫してほしい。
鳴子峡
深さ100mに及ぶ断崖絶壁が、およそ2.5kmにわたり続く鳴子峡。
鋭く切り立つ白い崖に、紅葉、楓、ミズナラ、など落葉広葉樹が生い茂り、秋にはそれらの木々が赤や黄色に色づいて、絵画のような美しい光景を作り出す。
鳴子峡にかかる「大深沢橋」を渡ると、峡谷の高さと周囲の風景を存分に味わうことができる。
鳴子温泉郷
鳴子温泉郷は、鳴子(なるこ)、東鳴子(ひがしなるこ)、川渡(かわたび)、中山平(なかやまだいら)、鬼首(おにこうべ)の5つのエリアからなる温泉地。
承和4(837)年に火山の噴火によって温泉が湧き出たという記録が『続日本後記』に残っている。鳴子温泉郷の特徴は個性豊かなお湯を楽しめること。
春に訪れるべき仙台近郊の桜の名所「白石川堤一目千本桜」
春に仙台を観光するなら、全国的な知名度を誇る桜の名所「白石川堤一目千本桜」へ足を運んでほしい。
仙台駅から約30分の場所にあるため、日帰りでも観光できる。
宮城県南部を流れる白石川には、全長約8kmの堤防上に約1,200本の桜が植えられ、春になると一斉に花開く。
清流の青、桜の華やかな淡紅色、背後にそびえる蔵王連峰の残雪の白。
色の対比が絵画のように美しいと、「さくら名所百選の地」に選ばれ、「一目千本桜」と呼ばれている。
仙台の近郊エリアに関するよくある質問
Q
仙台郊外の交通手段は?
バスや電車だけでアクセス可能です。
Q
仙台郊外へのアクセスはレンタカーがあった方が便利?
レンタカーがなくてもアクセス可能ですが、レンタカーを借りた方が自由に移動できるシチュエーションもあります。
まとめ
この記事では仙台と併せて巡るべき、近郊の人気観光スポットを紹介してきた。
宮城の人気観光スポットやグルメスポットは、仙台市内に集中しているが、近郊エリアにも魅力的なスポットがあるので、仙台観光と併せて足を運んでみてほしい。
以下の記事では、「仙台」の人気観光スポットを厳選して紹介している。
観光プランを立てる際の参考になるはずなので、併せてチェックしてもらいたい。