
【千葉で出会う意外な体験9選】東京のすぐ隣にこんな世界が
東京のすぐ隣にありながら、まったく異なる時間や風景が広がる千葉県。加曽利貝塚博物館や大山千枚田といったスポットでは、古代の痕跡や人の営みが今も具体的に残る。さらに、千葉神社や葛飾八幡宮の門前には、長く続く祈りの時間が息づく。花と自然に包まれる景色や、大地の起伏がつくるダイナミックな風景も点在し、ひとつの県とは思えないほど体験の幅が広い。

病気・事故・怪我といった「厄」を取り除き、善い運命へと導いてくださる星を司る北極星の神様である北辰妙見尊星王(ほくしんみょうけんそんじょうおう)、別名・天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)が主祭神。地元民の間では「妙見様」の通称で親しまれており、その厄除開運の御力を求めて県内はもちろん、全国各地から参拝者が訪れる。
創建は1000(長保2)年。平安時代中期を代表する武将・平忠常公によって伽藍が整備されたのが始まり。1127(大治2)年からは、現代まで一度も途切れることのない「妙見大祭」が執り行われ、より深い尊崇を集めるようになった。この大祭は1週間(毎年8月16~22日)に渡って連日続き、この間に一言願いをかければ必ず達成されるという言い伝えから「一言妙見大祭」とも呼ばれている。
立派な社殿は1・2階に渡ってそれぞれ拝殿がある珍しい重層型になっているのが特徴。戦時中の空襲によって焼失されたものの、後に再建し、平成の大造営によって新たに竣工された。境内には学問の神様・菅原道真公を祀る千葉天神が建つほか、一願成就の霊泉として名高い延寿の井では御神水のお水取りをすることができる。一年を通じて頒布されるお守りは、ボケ封じの智恵守をはじめ、いずれも北極星の御祭神にまつわる三光紋・九曜紋などの星の紋があしらわれている。

重層型の社殿

菅原道真公を祀る千葉天神

妙見大祭の神輿

氏子・崇敬者が参列する祭典

御神水が湧出する延寿の井