
堺の観光ガイド:古墳から港町まで、歴史が息づく堺を歩こう
巨大な古墳が街の風景に溶け込み、刃物をはじめとするものづくりや、海外貿易で栄えた港町の面影が残る堺。仁徳天皇陵古墳や史跡旧堺燈台を訪ねるだけでなく、堺市博物館で街の歩みを学び、おおさか堺バルーンから古墳を眺める楽しみもある。古代から現代まで、さまざまな時代の足跡をたどりながら堺の街を巡ろう。

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。
大阪府堺市に位置する「百舌鳥エリア」と羽曳野市・藤井寺市に位置する「古市エリア」からなる、古代日本列島の王たちの墳墓群。大阪初の世界遺産。
古墳とは古墳時代(3世紀中頃から6世紀後半)に造られた土を高く盛り上げた墳丘を持つ墓のこと。百舌鳥・古市古墳群は4世紀後半から5世紀後半にかけて、古代日本の政治文化の中心地のひとつであった大阪平野に築造された。バラエティ豊かな墳形や大小異なる古墳群は、いにしえの政治・社会の構造が表現された建築として歴史ロマンが詰まっている。
百舌鳥エリアの中央部に位置する「仁徳天皇陵古墳」は、クフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵と並ぶ“世界三大墳墓”のひとつ。日本最大の巨大前方後円墳で墳丘長は486mもあり、整備された外周を一周するのに約1時間はかかる壮大さだ。現在は宮内庁により、第16代仁徳天皇の陵墓に治定・管理されている。一方、古市エリアの中心部にあるのが「応神天皇陵古墳」。日本第2位の規模の前方後円墳で、高さが36mと墳丘の体積自体は国内第1位の存在感は抜群。
どの古墳も外から自由に見学でき、初めての人はあらかじめ設定されたウォーキングコースをめぐるのがおすすめだ。周辺には古墳グッズを扱うショップや、古墳形のグルメを提供するカフェなども増えていて、観光も楽しみながら古墳めぐりができる。古墳や地域の歴史を知り尽くした地域ボランティアによる有料ガイドもある。

仁徳天皇陵古墳(上空南から) 写真:堺市提供

応神天皇陵古墳(北から) 写真:羽曳野市教育委員会提供