【岡山旅行ガイド】お勧めモデルコース&お役立ち情報で魅力を満喫!
自然に恵まれ、四季折々の景観を楽しめる「岡山」。 それだけでなく、お城や歴史ある街並み、日本庭園など歴史・文化を感じられる名所が多い魅力的な地域だ。 見どころも楽しみ方も多様なため、どんな旅行プランを立てるか迷ってしまう方も多いだろう。 でも安心してほしい。この記事では1泊2日のモデルコースをメインに、その魅力やアクセス、「岡山」と併せて旅行するべき観光地を紹介する。 記事を参考にすれば、岡山を120%遊び尽くせるだろう。
江戸時代前期の1670年、岡山藩藩主池田光政によって開設された、庶民のための公立学校。地方の指導者を育成することを目的とし、武士だけでなく、庶民の子弟も学ぶことができた。1701年、家臣の津田永忠が30年を超える歳月をかけて、現在とほぼ同様の外観をもつ「学問の殿堂」を完成させた。
旧閑谷学校を代表する建物は、国宝に指定されている講堂。入母屋造りの大屋根と花頭窓が印象的な独特の外観で、当初茅葺きだった屋根は、改築により備前焼の瓦に葺き替えられている。10本のケヤキの丸柱で支えられた広々とした講堂内部では、床に正座をして論語を学ぶ、昔ながらの論語の学習体験なども行われている。
儒学の祖、孔子を称える聖廟には、金色に輝く孔子像が安置され、年に数日のみ特別公開される。聖廟の前に堂々とした姿をみせる2本の楷の木は、中国山東省曲阜の孔林から持ち帰った種子から育ったもので、紅葉の季節には赤と黄に色づく。
創始者池田光政を祀る神社のほか、明治38(1905)年に建てられた校舎を利用した資料館では、旧閑谷学校の貴重な資料を見学することもできる。