美作勝山藩の城下町として栄えたエリアで、陸路の出雲街道や水運など、交通の要所だった。このため、往時をしのばせる白い壁に格子窓の商家やなまこ壁の蔵など、古い街並みが残っている。昭和60(1985)年には岡山県で初めて「町並み保存地区」に指定され、勝山郷土資料館、勝山武家屋敷館、旧勝山藩主三浦邸では、城下町として栄えた頃の屋敷や歴史を知ることができる。
旭川沿いには、室町時代に物資の輸送に使われたという高瀬舟の発着所跡が700mほど続いている。地方の産物や塩、日用雑貨などが運ばれた船着場は隆盛を極め、川沿いには当時に近い状態の玉石積みと白壁の家が並んでいる。昔ながらの酒蔵や旧家、武家屋敷といった伝統的な建造物と、古民家や蔵をリニューアルした工房やカフェ、ギャラリーなどもあり、散策も楽しい。
勝山のシンボルにもなっている「のれん」が軒先にかけられている店も多く、町に彩りを添えている。「ひのき草木染色工房&ギャラリー」が軒先にのれんをかけたことが始まりで、工房では草木染めののれんのほか、トートバッグやコースターなどの販売もしている。
ポイント
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白壁や格子窓の家、なまこ壁の蔵が残る町並み。
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川沿いには高瀬舟の発着所跡もある。
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カフェや草木染めなどのショップに立ち寄るのも楽しい。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 勝山町並み保存地区
- 郵便番号
- 717-0013
- 住所
- 岡山県真庭市勝山
- 電話
- 0867-44-2120(勝山観光協会)
- 営業時間
- 散策自由
- アクセス
- JR「中国勝山」駅から徒歩約5分
- 公式サイト
- 公式サイト