高橋製菓「ビタミンカステーラ」

1917年に創業した旭川の老舗製菓である高橋製菓は、長崎でカステラ作りの修業を、本州で和菓子や餅の修業を行ったのちに辿り着いた旭川で初代の店主である高橋氏が開業。

地元・旭川をはじめ北海道民であれば一度は口にしたことがあるとさえ言われているのが高橋製菓の銘菓「ビタミンカステーラ」。戦後の食糧難や栄養不足を解消するために「安くて栄養価の高い」製品を開発したいという想いから生み出されたビタミンカステーラには、小麦の量が従来のカステラより多く、ビタミンB1やB2が配合されているのが特徴だ。

そんな道産子の大好物であるビタミンカステーラは、フワフワとした食感を保ちながらパサっとした質感をしている。これは水分量を減らし、日持ちすることを目指した結果であり、この食感とほのかな甘さこそが道産子の思い出の味として親しまれている。