湯布院で有名な【旬彩浪漫】-
湯の坪街道を歩いていると漂ってくるおいしそうな香りに抗えず、のんびり散策を終えたと思ったら、あっという間にランチタイムに。今回は湯布院で有名な【旬彩浪漫】を訪れ、九州らしさたっぷりの「地獄蒸し料理」を味わいました。この調理法は油を使わず高温の蒸気で仕上げるもので、新鮮な食材を蒸籠に入れて、熱気でじっくり蒸し上げます。食材本来の甘み、食感、栄養をできる限り残してくれる、湯布院に来たら外せないグルメ体験です。
真夏だったので、私たちは窓際の席を選び、窓の外に広がる湯布院の自然を眺めながら、蒸籠が開く瞬間を待ちました。熱々の蒸気がゆっくり立ちのぼると、肉、練り物、海鮮の香りがふわっと混ざり合って広がります。食材は蒸気によって、いちばんピュアなおいしさを引き出されている感じ。特に海鮮の甘みと肉の濃厚な味わいは、蒸したことでよりはっきり感じられ、ひと口ごとに素材本来の旨みを堪能できました。
とはいえ、真夏にこんな熱々の料理をいただくのは、ちょっとした楽しいチャレンジでもありました。蒸籠から立ちのぼる熱気は、おいしさと熱意を一緒に蒸し上げているかのようで、汗だくになりながらも、まだまだ食べたい気持ちに。このランチは味覚の楽しみだけでなく、湯布院の旅の中で「汗だくで食べたのに、笑顔で大満足」な忘れられない思い出になりました。
陳泰任さんのその他のレビュー
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恋木神社
1226年、学問の神様・菅原道真公をまつるために建てられた「水田天満宮」の境内にある、日本全国で唯一、恋の神様「恋命(こいのみこと)」を祀る珍しい神社。「良縁幸福の神様」「恋の神様」として親しまれている。
福岡・筑後|恋木神社―何気ない日常の中で、愛のいちばん純粋な姿に出会う
福岡県筑後市にある恋木神社は、日本で唯一「恋命」を祀る神社で、良縁や恋愛成就を願う数少ない神社でもあります。参道やお守り、絵馬、神紋に至るまで、境内の至るところにハートのモチーフがあり、幸せに満ちた祈りの空間へ迷い込んだような気分になります。
訪れた日は意外にも観光客が一人もおらず、聞こえるのは蝉の声と風の音だけ。陽光に包まれた、とても静かな場所でした。想像していた七夕のようなロマンチックさも、バレンタインデーのような賑わいもなく、かえってこの神社本来の魅力をじっくり味わえました。恋人橋、恋木神木、十二支の守護像など、細部の一つひとつに愛や縁、幸福への願いが込められています。
もしかすると、胸がときめくような年頃はとうに過ぎたのかもしれません。それでも、この静けさの中で改めて感じたのは、愛とは必ずしも燃え上がるようなものではなく、そばにいる人を大切にし、何気ない日々を共に歩み続けることなのだということ。恋木神社が見守っているのは恋愛だけではなく、人生を長く共にできるご縁なのだと思います。この旅を通じて、あちこちに刻まれたハートを眺めながら、幸せに対する素朴な感動をもう一度思い出すことができました。 -
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柳川川下り
福岡県の南に位置する柳川は、「水郷の町」として知られ、市内は江戸時代の掘割が網目のように張り巡らされている。ここでの一番の楽しみは、どんこ舟で市内を回る「川下り」。船頭さんの説明や歌を聞きながら、四季折々の景色を楽しみ、ゆったりとした時間を楽しむことができる。
柳川・船頭さんの歌
福岡の柳川を訪れ、本場のうなぎ飯と海老の天ぷらを味わった後、どんこ舟に乗って名物の川下りへ。船頭さんは1本の竹竿だけで、歴史ある水路や石橋の間を巧みに進み、見事な技を披露してくれました。真夏の暑さも、両岸の緑陰と水面を渡る風、のどかな景色の中でいつの間にか和らいでいきます。何より忘れられないのは、船頭さんの深みのある温かな歌声。『涙そうそう』からテレサ・テンの名曲、『となりのトトロ』『ドラえもん』などのメロディーまで、小舟のゆったりとした歩みに寄り添い、旅を笑顔と感動で満たしてくれました。柳川の魅力は水郷の風景だけでなく、船頭さんが歌声と笑顔で何気ない船旅をかけがえのない思い出に変えてくれること。九州旅行で最も心に残る1ページになりました。 -
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天神地下街
九州最大の繁華街である福岡市中央区にある天神エリア。そこを南北に貫く渡辺通の北は昭和通、南は国体道路までの直下にある約600mに及ぶ地下街が天神地下街だ。1番街から12番街まであり、ファッション、グルメ、雑貨、書籍など150ほどのショップが軒を連ねる。
福岡・天神:にぎやかな街で出会った、いちばんリアルな人情味
阿蘇山と湯布院の山あいの風景に別れを告げ、私たちはにぎやかな福岡・天神へ。天神地下街を歩くと、ずらりと並ぶショップやグルメ、デザイン性のある街並みが、現代都市の活気を感じさせてくれます。妻は福岡限定のトートバッグを買い、娘はクロミのキーホルダーを選び、さらにサクサクのRingoのアップルパイとおなじみの春水堂を味わい、一瞬一瞬が大切な旅の思い出になりました。
なかでも忘れられないのは、夜の屋台文化です。スマホの翻訳を使って年配のご夫婦の店主とやり取りし、熱々の餃子や炭火焼き料理の香りに包まれながら、言葉では代えられない人の温かさを感じました。お二人の誠実さと笑顔に触れて、街でいちばん心を動かされる風景は、高層ビルやショッピングモールではなく、人と人との間にある純粋な善意なのだと気づかされました。
福岡はにぎやかでありながら温かい街。天神地下街では都市の魅力を感じ、屋台では本当にリアルな人情味を体験できました。この九州旅行で、最も深く、忘れがたい思い出になりました。 -































