何年も前、視察団と一緒に南三陸の「さんさん商店街」を訪れたことがあります。当時、東日本大震災による地震と津波が東北地方に甚大な被害をもたらし、多くの家族が一瞬にして住まいを失い、愛する家族や友人と永遠に別れることになりました。これほど大きな打撃を受けても、地元の人々は諦めず、力を合わせて生活のリズムを取り戻し、南三陸のおいしいものや地域の魅力を再び知ってもらおうと努力していました。さんさん商店街は、まさにそうした背景の中で誕生しました。地元の商店が集まり、人々が再び商売をして生計を立てられるようにし、一歩ずつ震災後の暗い状況から抜け出すとともに、災害や原発事故のうわさによる風評被害とも闘ってきました。
今回、当時の訪問を改めて思い出し、その後、商店街が新しい場所へ移転していたことを知りました。今では次第ににぎわいを取り戻し、活気に満ちている様子を見て、本当にさまざまな思いが込み上げました。目の前にあるのは、単に店や人出が増えた光景ではなく、地元の人々が長年休むことなく続けてきた努力が少しずつ積み重なり、ようやく今の姿になったように感じられます。南三陸がゆっくりと活気を取り戻していく様子を実際に見られて、心からここに暮らす人々をうれしく思います。苦労の末に得られたこのにぎわいが、いつまでも続いてほしいです。今後機会があれば、ぜひまた歩きに来て、この商店街が前へ進み続ける力を自分自身で感じたいです。













