日本情緒あふれる風景が魅力!岡山の厳選観光スポット22選
歴史ある神社やお城、古き良き時代の風情が残る街並みなど、岡山には日本ならではの雰囲気を感じられる観光スポットが数多く残る。
瀬戸内海と瀬戸大橋が生み出す絶景も岡山を観光するなら外せない。
岡山を最大限楽しむために知っておきたい、日本ならではの雰囲気と絶景が楽しめる観光スポット、お腹も心も満たされる飲食店、名産品が並ぶショッピングエリア、絶景が楽しめる宿泊施設をご紹介しよう。
目次
岡山ってどんなところ?
本州南部に位置する岡山県。
岡山県の北部は山、南部は穏やかな海に恵まれ、自然に彩られた美しい景色が広がる。
特に瀬戸内海とその海に浮かぶ島々、瀬戸大橋が生み出す絶景は必見だ。
その美しい自然の景色だけでなく、数百年の歴史を誇る神社やお城、街並みなど、歴史と文化を感じられる観光スポットも岡山の魅力の一つ。
岡山の魅力を楽しめる地域は数多いが、倉敷は古き良き日本の風情が強く感じられる美観地区や瀬戸大橋などがあるため、岡山を観光するならぜひ一度訪れてみてほしい。
岡山のおすすめの観光シーズンは?
岡山観光のベストシーズンは、温かく観光しやすい気候の3月から5月。
草木が芽吹きはじめた山々の美しい風景を楽しめたり、日本情緒溢れる街並みを快適な気温で楽しめたりと、岡山の魅力を最大限に楽しめるシーズンだ。
岡山の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
岡山への移動方法は?
岡山には「岡山空港」があり、新幹線も停まるためアクセス良好。
大都市からは1時間程度で移動可能だ。
東京の羽田空港から岡山空港までは、1時間15分程度。
大阪・名古屋から岡山までは、新幹線を利用すれば約1時間程度で移動できる。
岡山観光の主要交通手段
岡山県内には鉄道が10路線運行しており、岡山市を中心に県内の各エリアに路線網が広がっている。
そのため、電車を利用すればストレスなく観光できる。
また、フリーバス乗車券があるため、観光するスポットによってはバスを利用した方がお得に移動できる。
岡山市内には国内では珍しい路面電車が運行しているため、記念に乗車してみてはいかがだろうか。
日本ならではの風情が漂う!岡山の厳選観光スポット13選
歴史ある街並みや観光スポットが多い岡山。
レトロモダンな風景が見られる倉敷美観地区、桃太郎伝説が伝わるパワースポット吉備津彦神社など、日本ならではの風情が感じられるスポットが目白押しだ。
瀬戸内海に浮かぶ島々と瀬戸大橋が生み出す絶景も見逃せない。
岡山の数ある魅力的なスポットの中でも、必ず訪れてほしい定番スポットを紹介しよう。
1. 岡山後楽園
岡山藩主、池田綱政がやすらぎの場として作らせた大名庭園で、1700年に一応の完成をみた。
藩主の居間として使われた「延養亭」は最も重要な建物で、園内の景色が一望できるように作られている。「流店」は藩主の庭廻りや賓客の接待、休憩所として使われた建物で、中央に水路を通した珍しいもの。
2. 倉敷美観地区
白壁の蔵屋敷、なまこ壁、柳並木の風景など、情緒豊かな町並みが美しい倉敷美観地区。伝統ある建物、そして倉敷川沿いに広がるレトロモダンな風景が観光客に人気である。
日本初の私立西洋美術館である「大原美術館」や、明治時代の工場を複合施設として改修し美しく生まれ変わった「倉敷アイビースクエア」など、見どころも多い。
3. 吉備津神社
神の山と崇められる吉備の中山の北西麓に位置し、主祭神は大吉備津彦命。国宝に指定されている本殿と拝殿は直接接続しており、全国で唯一の建築様式「吉備津造り」。
過去2回の火事によって焼失したが、1425年、足利義満の時代に再建された。
京都の八坂神社に次ぐ大きさで、出雲大社の2倍以上の広さを誇る雄大なもの。
4. 備中松山城
現存する天守が残っている城は、備中松山城も含め全国で12城あるが、山城では備中松山城のみ。
2層の天守をはじめ、二重櫓や土塀の一部が残っており、天守内部の籠城に備えた部屋や囲炉裏のある大広間などを見学できる。
5. 岡山城
戦国大名の宇喜多秀家が築城、1597年に完成した。
天守は、1階が不等辺五角形という珍しい形をしており、往時には壁に黒漆塗りの板が貼られていたということから「烏城」の呼び名がある。
外観復元された天守内部は展示施設になっており、城跡は烏城公園として整備され、春、夏、秋には岡山城の天守とその周辺をライトアップする「烏城灯源郷」も開催され、人気を集めている。
6. 瀬戸大橋
本州の岡山県と四国の香川県を結ぶ瀬戸大橋。海峡部9.4kmに架かる6橋を総称して瀬戸大橋と呼ぶ。
吊橋、斜張橋、トラス橋など種類の異なる橋梁が連なり、道路・鉄道併用橋としては世界最大級の規模を誇る。
7. 大原美術館
倉敷美観地区の一角にあり、近現代美術中心のコレクションが揃う大原美術館。
本館にはエル・グレコ作『受胎告知』、クロード・モネ作『睡蓮』、ルノワール、ゴーギャンなどをはじめとした、西洋の名画が数多く展示されています。
現在では西洋現代美術、日本近代・現代美術、民芸運動に関わった作家たちの作品、東西アジア・エジプトの古美術など約3,000点の多岐に渡る美術品を収蔵。
8. ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド
岡山県倉敷市にある瀬戸内海が望める遊園地。
その名が表す通り、ブラジル色に溢れたテーマパークで、一日中ブラジルショーが行われるほか、昆虫カフェ「アマゾン」、カフェには「デリカフェ ジャネイロ」、ショップは「リオ」など、各施設のネーミングもブラジルに因んでいる。
9. 鬼城山(鬼ノ城)
鬼城山は総社平野の北部にある標高約400mの山で、この山頂あたりに鬼ノ城が築かれていた。
『日本書紀』などの文献に記述がないため、建造年は不明だが、発掘調査の結果から7世紀後半に造られた可能性が高いとされている。
10. 吉備津彦神社
主祭神は、昔話「桃太郎」のモデルといわれ、古くから吉備の国をお守りくださいました文武両道の神様としても崇敬される大吉備津彦命。
吉備津彦神社は、その東麓に鎮座し、夏至の太陽が正面鳥居から昇り、その光が祭文殿内に差し込むよう社殿が建てられていることから、「朝日の宮」とも呼ばれる。
11. おもちゃ王国
人気のおもちゃで遊べる「おもちゃパビリオン」や、約19のアトラクションなど、小さな子どもが目いっぱい楽しめるおもちゃのテーマパーク。
「おもちゃパビリオン」はすべて室内なので、雨の日でも安心。トミカ・プラレールやリカちゃん人形、シルバニアファミリーなどの定番おもちゃから、ダイヤブロックやレールブロックなどの頭を使いながら楽しむ知育玩具まで、幅広いパビリオンがお待ちかね。
12. 池田動物園
JR岡山駅からほど近い、京山のふもとにある動物園。山の地形をいかして作られた緑豊かな園内で、愛らしい動物たちとふれあうことができる。
池田動物園一番の人気者は、2019年に新たに仲間入りしたホワイトタイガーの「サン」。国内では約40頭しか飼育されていない、貴重な姿を見ることができる。そのほか、アミメキリンやライオン、グラントシマウマ、レッサーパンダ、フラミンゴ、マゼランペンギンなど、約100種類の動物が飼育されている。
13. 井倉洞
新見市に点在する、大小約200もの鍾乳洞の中で最大級のスケールを誇る。岡山県の天然記念物に指定されており、全長1,200m、高低差90mにおよぶ巨大鍾乳洞だ。高梁川沿いにそそり立つ約240mの断崖の壁面にある入口から足を踏み入れれば、何億年という年月をかけて自然が作り上げた神秘の世界が広がる。
岡山で人気の飲食店3選
観光の合間に美味しいコーヒー、季節のフルーツのパフェで一息入れよう。
日が落ちたら焼き鳥に舌包。その日の思い出を振り返ったり、明日の計画を立てたりしながら、心落ち着く時間を過ごしてみよう。
1. 名曲喫茶 時の回廊
クラシックのレコード約7,000枚、CD約1,500枚を所有する名曲喫茶。
ヨーロッパのオーケストラホールをイメージした空間に、こだわりの音響装置で再生される名曲の数々を聴きながら、自家焙煎の珈琲を味わうことができる。
使用する豆は、店主が探し求めたエチオピアの高級豆をはじめとする世界各国の銘柄。それぞれ味も風味も千差万別なので、まずはさまざまな国の珈琲を飲んでみて。
2. 町家喫茶 三宅商店
倉敷美観地区にある「三宅商店」は、百数十年前に建てられた町家を改装した喫茶店。
古い日本家屋特有の土間、蔵、土壁など昔ながらの間取りで、懐かしく落ち着ける空間になっている。
お店の自慢メニューは季節のフルーツを贅沢に使ったパフェ。見た目も華やかでSNS映え必至。
3. かしわや小林
倉敷駅から、徒歩4分。炭火備長炭で丁寧に焼き上げた焼鳥が人気の鶏料理専門店。
滋賀の養鶏場で飼育された、希少価値の高い「淡海地鶏」など、新鮮なこだわりの素材を使用している。
地鶏の好きな部位を注文するのも良いが、様々な鶏料理が楽しめるコースメニューもお勧め。
岡山ならではの名産品が光る!定番ショッピングエリア3選
岡山には、その街並みや神社、お城のように長い歴史を誇る名産品も多い。
備前焼や日本の職人によって作られたデニムなど、岡山でしか購入できない商品も多い。今回ご紹介したショッピングエリアに行って、岡山の歴史と伝統を感じる名産品を手にとってみてほしい。
1. 倉敷アイビースクエア
1889年に創業された倉敷紡績所の本社工場を再開発した複合観光施設「倉敷アイビースクエア」。
イギリスの工場設計を再現した建物で、赤煉瓦に、美しい緑の蔦が絡まり、レトロモダンな雰囲気。
倉敷美観地区に隣接し、敷地内には宿泊施設やレストラン、宴会場の他、体験工房や歴史館、地元の特産品などを扱うショップがある。
2. アリオ倉敷
JR倉敷駅北口に直結し、約100店舗の専門店からなる大型商業施設、アリオ倉敷。
流行のファッションから雑貨、薬局、そして様々なサービスを提供する専門店など、幅広いジャンルの店が入る。
飲食店も充実しており、カフェも多いので、ショッピングの途中休憩としても利用したい。
3. 林源十郎商店
倉敷の古き良き町並みが現在にも続く倉敷美観地区。
その倉敷美観地区にある林源十郎商店は、「豊かな暮らし」を探求する「衣・食・住」に関係する様々なお店が入る複合施設。
瀬戸内海の絶景を眺めて癒されよう!岡山の宿泊施設3選
観光で心を癒した後は、美しい瀬戸内海を見ながらゆっくり身体を癒そう。
部屋や露天風呂からオーシャンビューを楽しめる宿泊施設を3つに絞ってご紹介。
1. ホテル リマーニ
日本のエーゲ海ともいわれる、瀬戸内・牛窓のリゾートホテル。
白亜の建物には40㎡をこえるツインルームが41室あり、部屋からは青く輝くオーシャンビューを望むことができる。
2. せとうち児島ホテル
瀬戸大橋近くの高台に建ち、瀬戸内の多島美と瀬戸大橋を見渡すオーシャンビューが楽しめる。
客室は、シングルルーム以外はすべてオーシャンビューとなる。山側の部屋に宿泊した場合も、3階展望浴場・露天風呂から瀬戸内の景色を見渡すことができる。
3. 島宿三虎
瀬戸内海がすぐ目の前に広がる海辺に佇む旅館。
旧真鍋小学校を解体移築して昭和41(1966)年に開業、改装を重ねながら営業を続けている。
魚料理が評判で、地元の海でその日に取れた新鮮な魚をはじめ、自家菜園で育てた野菜など旬の食材を使ったメニューが並び、料理目当てに毎年訪れる人もいるほど。
まとめ
歴史ある街並みや庭園、神社やお城など日本ならではの風情を感じられる観光スポットや、同じく長い歴史を誇る名産品、お腹も心も満たされる人気の飲食店など、岡山の魅力が詰まったスポットを紹介してきた。
岡山のことをあまり知らない方や、岡山に訪れたことがない方は、ぜひ一度観光してみてほしい。
岡山を満喫したらバスに乗って、瀬戸内海に浮かぶ島々を見渡せる瀬戸大橋を渡り、香川県にも足を運んでみよう。
香川県の名物はうどん。コシが強く弾力のある「讃岐うどん」は絶品だ。
また、瀬戸内海に浮かぶアートの島「直島」へ、フェリーで移動するのもお勧め。
「食」もしくは「アート」、その時の気分に合わせて岡山から足を伸ばしてみてはいかがだろうか。