山と海の雄大な自然を満喫!富山の厳選観光スポット16選
四季の変化に富んだ自然景観が魅力の富山県。
長野県へと繋がる立山黒部アルペンルートをはじめ、黒部ダムや世界遺産の五箇山など、自然景観を楽しめる観光スポットが目白押しだ。
豊かな自然で育まれた食材を活かした、多彩な伝統料理・郷土料理も楽しめる。
魅力あふれる富山を観光するなら、必ず訪れてほしい観光スポットやお勧めの宿泊施設などをご紹介。
目次
富山ってどんなところ?
日本の中央北部に位置する富山県。
北には魚介類を育む富山湾、東には雄大な立山連峰、西には丘陵・山村地帯が連なり、南は豊かな田園風景や森林が広がる。
富山の豊かな自然の中でも、標高3,000メートル級の山々が連なる北アルプス立山連峰が産み出す山岳景観は、見る者の心を魅了する。
また、春の立山黒部アルペンルート開通時にできる、高さ約20mに迫る雪の壁も見逃せない。
富山のおすすめの観光シーズンは?
四季折々の自然景観が楽しめる富山だが、雪景色が見られる冬の富山は別格だ。
美しく雪化粧された、世界遺産の五箇山合掌造りと立山連峰は必見。
せっかく富山に訪れるなら、観光の時期を調整して、冬に観光してみてはいかがだろうか。
富山の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): セーター、長袖シャツ、ジャケット
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): ダウンジャケット、コート、厚手のセーターやジャケット
富山への移動方法は?
富山は大都市である東京・名古屋からのアクセスも良好。
東京からは新幹線なら2時間、大阪・名古屋からは特急列車と新幹線を使えば3時間程度で移動できる。
また、富山には富山空港があるため、海外からのアクセスも良好だ。
富山観光の主要交通手段
富山は交通機関が充実しており、ターミナル駅である富山駅を経由すれば、どの観光地にもアクセスできる。
また、電車が通っていない地域はバスも合わせて利用すると、スムーズに移動できるはずだ。
雄大な自然に圧倒される!富山の厳選観光スポット16選
黒部ダムや立山黒部アルペンルート・世界遺産の五箇山など、豊かな自然が楽しめる観光スポットが目白押しの富山県。
それ以外にも、様々なミュージアムや、イケメンだと話題の高岡大仏など見どころが多い。
富山を訪れるなら、ぜひ今回ご紹介する富山の魅力が詰まった、厳選観光スポットへ足を運んでほしい。
1. 黒部ダム
高さ186mを誇る日本一かつ、世界でもトップクラスに入る巨大なダム。
一年間で100万人以上の観光客が訪れる人気の観光スポットだ。
新展望広場からは、毎秒10トン以上もの水が豪快に放水される迫力ある姿を間近で見ることができる。
2. 海王丸パーク
“海の貴婦人”と呼ばれる帆船「海王丸」が係留されている公園。
ベイエリアに広がる敷地内には、世界の帆船の模型などを展示した日本海交流センターや四季を通して約150種類の野鳥が観察できるバードパーク、長さ180m幅10mの回廊が続く「緑のパーゴラ」、大型遊具「波のハンモック」をはじめとした各種遊具が揃うふれあい広場などが点在し、週末になると散策を楽しむ家族連れやカップルでにぎわう。
3. 富山市ガラス美術館
1950年以降の国内外の現代グラスアートを中心に、400点あまりを収蔵。6階建ての複合施設「TOYAMAキラリ」内にあり、“ガラスの街”の発信拠点として、ガラス表現の魅力とさらなる可能性、さまざまな美のかたちを紹介している。
4. 黒部峡谷
黒部川の浸食によってV字形に深く刻み込まれた大峡谷。
北アルプス中央部の鷲羽岳に源を発した水は立山連峰と後立山連峰の間を長さ86㎞にわたり、高低差3000mにも及ぶ急な斜面を流れ下る。
5. 高岡大仏
銅器日本一である高岡のシンボル的存在。
高さ約16mの阿弥陀如来坐像で、地元の銅器製造技術の粋を集めて建立された
日本三大仏のひとつに数えられ、その美しい顔立ちから“日本一の美男”とも呼ばれている。
高岡大仏は大佛寺の境内にある仏像で、もともとは約800年前に建立されたもの。
6. 富山県美術館
立山連峰を望む、富岩運河環水公園内の美しい風景に溶け込むかのように佇む美術館。
ピカソやミロ、シャガール、藤田嗣治など、20世紀初頭~現在までの国内外のアーティストによる作品を展示している。
7. 五箇山 相倉・菅沼合掌造り集落
富山県南西端、5つの谷間に点在する40の小さな集落から成る五箇山
険しい山々に囲まれ、冬には2mを超える雪が降り積もる。
そんな豪雪地帯ならではの建築様式、急勾配の茅葺・切妻屋根が特徴の合掌造り家屋が今も多く点在。相倉と菅沼の2集落が世界文化遺産に登録されている。
8. 立山黒部アルペンルート
標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く、総延長37.2㎞、最大高低差1,975mに及ぶ山岳観光ルート。
富山県側の立山駅、長野県側の扇沢駅の2つの出入り口をケーブルカー、ロープウェイなど6つの乗り物がつなぐ。
途中には、多くの景勝地が点在し、気軽な散策から本格的なトレッキングまで、さまざまなスタイルで雄大な大自然を満喫することができる。
9. ほたるいかミュージアム
日本屈指のホタルイカ漁で知られる滑川の海岸にある、道の駅「ウェーブパークなめりかわ」併設の体験型博物館。
ホタルイカの発光ショーが見られる観客一体型のライブシアターや深海に棲む海の生き物に触れて学べる「深海不思議の海」などがあり、ホタルイカの生態や棲息する富山湾の神秘について楽しく学べる。
10. 瑞龍寺 (ずいりゅうじ)
加賀藩2代藩主・前田利長の菩提寺で、3代藩主利常が寛文3(1663)年まで約20年もの歳月をかけて建立。
総重量47トンともいわれる仏殿の屋根を覆う鉛瓦、狩野安信筆の百花草が天井に描かれた法堂内外陣など、見どころが多い。
11. 宇奈月温泉
12. 立山黒部・雪の大谷フェスティバル
標高3,000m級の峰々が連なる世界有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」。その中でも豪雪地帯として知られる室堂付近にある「大谷」は吹きだまりになっており積雪が多く、その深さは20mに迫ることも。
そんな大谷を中心に毎年4~6月に行われるのが「立山黒部・雪の大谷フェスティバル」だ。
13. 富岩運河環水公園
JR「富山」駅北口から徒歩約9分、富山市の中心部に位置する9.8haもの大きさを誇る都市公園。
富岩運河の南端にあった船溜まりを利用した水辺空間を中心に、両岸には遊歩道や芝生のスロープを配置。
水に親しむ憩いの場を創出するとともに、都市のシンボルにふさわしい景観を実現している。
14. 富山城址公園
川面に浮かぶような様子から「浮城」の愛称をもち、現在の富山県一帯を支配していた大名らが代々居城した富山城の城跡に整備された公園。
往時の繁栄ぶりをうかがうことのできる石垣やお濠の一部、立派な「千歳御門」は今なお現存し、池泉周遊式の美しい和風庭園もあることから、県を代表する歴史観光の拠点として親しまれている。
15. 雨晴海岸
JR氷見線雨晴駅から徒歩5分のところにあるスポットで、夏は海水浴場がオープンし、透明度が抜群の水質を求めて各地から観光客が訪れる。
穏やかな波が打ち寄せる遠浅の砂浜の向こうには、3,000メートル級の立山連峰や能登半島を眺めることができるうえ、白い砂浜、青松が続く景勝地はかつての万葉集歌人・大伴家持(おおとものやかもち)もこよなく愛したほどの魅力を誇る。
16. チューリップ四季彩館
日本一のチューリップ球根の出荷量を誇る、富山県砺波市にあるミュージアム。地元の特産品として、世界にも輸出しているチューリップの魅力を発信するため1996年に誕生した。
展示室「ワンダーガーデン」では一年中、チューリップが色とりどりの花を咲かせており、タワー型のオブジェに切り花が並ぶ「チューリップパレス」や、多彩な花々が無限に広がる万華鏡をイメージした「パレットガーデン」など、ここでしか楽しめないオンリーワンの展示スタイルは特に必見。
買い物もグルメも楽しめる!富山の人気ショッピングスポット3選
富山の特産品を買えるだけでなく地元グルメを味わえる市場や、北陸地方で初となるアウトレットモールをご紹介。
観光の合間のショッピングはもちろん、お土産選びや名物グルメを楽しめるので足を運んでみよう。
1. 新湊きっときと市場
新湊フィッシャーマンズワーフにある、富山湾の新鮮な海の幸が集まる海鮮市場。
新鮮な魚介をその場で焼いて食べられる浜焼きコーナーやレストランなどの飲食スペースもあり、旬の魚の刺身や海鮮丼、定食などがお得な価格で味わえる。
富山名物の「ます寿司」や「ホタルイカの沖漬け」、干物、かまぼこなどの特産品も揃っている。
2. 三井アウトレットパーク 北陸小矢部
富山県西部に位置する小矢部市に、北陸地方で初となる大型アウトレットモールとして2015年7月に開業。
建物のデザインは、冬場の雪や雨に配慮し、2階建てのエンクローズド(屋内型)モールを採用。
海外ブランドや有名セレクトショップをはじめ、国内外のレディス&メンズファッション、キッズ、スポーツ&アウトドア、アクセサリー、ファッション雑貨など多彩なジャンルの店がそろう。
3. 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街
富山湾越しにそびえる立山連峰、氷見市沖に浮かぶ唐島を一望できる海沿いのエリアに立地する道の駅。
漁師さんの作業小屋である「番屋」をモチーフにした約30店舗が軒を連ねていて、グルメの宝庫として名高い氷見市ならではのメニューを提供する。
富山の自然を堪能できる!厳選宿泊施設3選
富山を観光するなら、日本の原風景が残る世界遺産の宿や、雄大な黒部峡谷の景色を満喫できる宿に泊まろう。
富山が誇る自然の絶景を堪能できる、宿泊施設を厳選して紹介しよう。
1. 五箇山合掌の宿 庄七
世界遺産に指定されている相倉合掌造り集落にある築200年の合掌造りの宿。
高さ約11mの2階建ての建物で、天井が高い1階部分が客室になっている。
1泊10人以下または2組限定なので、伝統建築のよさを味わいながらゆったりと滞在することができる。
2. 延楽
昭和12年に創業以来、多くの文人墨客たちを魅了してきた老舗宿。
さりげなく飾られた茶花や山野草など、館内全体からあるがままの姿を大切にした創業当時からのこだわりが見られる。
3. 黒部・宇奈月温泉 やまのは(ORIX HOTELS&RESORTS)
黒部川沿いに建ち並ぶ旅館やホテルは絶景宿揃いだが、とくに露天風呂からの眺めが素晴らしいのが「黒部・宇奈月温泉 やまのは」だ。
宿自慢の展望露天風呂は浴槽に段差をつけて各段から異なる景色を楽しめるように設計。
「つべつべ美肌の湯」として知られる肌にやさしいお湯に浸かりながら、黒部峡谷の四季折々の自然美と黒部峡谷トロッコ電車の赤い鉄橋を大パノラマで眺めることができる。