【埼玉旅行ガイド】東京から日帰りで奥深い自然と歴史文化を堪能!
歴史情緒漂う街並み、奥深い自然、伝統文化・工芸など、多彩な魅力を持つ「埼玉」。
東京から1時間でアクセスできるため、日帰り旅行先に選ばれることも多い。
せっかく埼玉に訪れるなら、その多彩な魅力を満喫できる旅行プランを立ててほしい。
この記事では埼玉へ旅行予定の方に役立つ情報とモデルコースをご紹介。
記事を参考にすれば、埼玉を遊び尽くせるだろう。
目次
多様な魅力にあふれる彩の国「埼玉」
南部は東京と面する埼玉。
東京のベッドタウンとして発展してきた市街地もありながら、奥深い自然を残す地域も多い。
それだけでなく、江戸時代の面影を残す街並みや日本一の伝統工芸の街もあり、日本の歴史や伝統文化も楽しめる。
家族で遊べる文化施設やご当地グルメも多く、彩の国と称されるほど埼玉は多様な魅力にあふれている。
また、日本の国民的アニメであるクレヨンしんちゃんの舞台である「春日部」も埼玉だ。
聖地巡礼をするために、春日部を訪れるファンも多い。
埼玉の平均気温と着衣例
埼玉は基本的に雨が少なく、晴れの日が多い。
注意すべきは夏の気温で、かなりの高温になる。夏に訪れる場合は熱中症対策を万全にしてほしい。
秩父は朝晩と夏冬の寒暖差が激しく、特に冬の寒さが厳しい。
秩父を観光する場合は、暖かい服装を準備していこう。
埼玉の月別平均気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温(度) | 3.9 | 4.9 | 8.4 | 13.7 | 18.6 | 22.0 | 25.9 | 27.0 | 23.2 | 17.5 | 11.4 | 6.2 |
埼玉の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
埼玉へのアクセス
東京から埼玉までは新幹線で約25分、在来線なら35分ほど。
大阪からは新幹線で約3時間程度だ。
東京や千葉など、埼玉と同じ関東地方からのアクセスは良好だ。
ただ、埼玉には空港がないため、海外から直接アクセスできない。
海外からアクセスするには、東京の「羽田空港」を経由する必要がある。
羽田空港から主要駅へのアクセス
埼玉には主要駅が複数あるが、観光拠点や移動拠点になることが多い駅は「大宮駅」と「川越駅」だ。
海外からのアクセスルートとなる、「羽田空港」から「大宮駅」・「川越駅」へのアクセスを紹介しよう。
在来線を利用したルートの方が交通費を節約できるものの、乗り換えが発生するためアクセスが難しい。
費用はかかるが、紹介するルートの方が簡単にアクセスできるだろう。
羽田空港から大宮駅へのアクセス
- 経路
-
1.「羽田空港第1ターミナル」で東京空港交通のリムジンバスに乗車し、「大宮駅西口」で下車
2.「大宮駅西口」から歩いて5分ほどで「大宮駅」に到着 - 所要時間
- 約1時間30分
羽田空港から川越駅へのアクセス
- 経路
-
1.「羽田空港第1ターミナル」で東京交通空港のリムジンバスに乗車し、「川越駅西口」で下車
2.「川越駅西口」から歩いて3分ほどで「川越駅」に到着 - 所要時間
- 約1時間15分
埼玉の主要交通手段
埼玉の観光スポットを巡る場合、主要な交通機関はバスや電車になる。
埼玉は公共の交通機関が充実しており、本数も多いため観光スポット間のアクセスは便利だろう。
公共の交通機関だけで、埼玉の有名・人気観光スポットを巡ることは充分に可能だ。
もっと効率的に埼玉の観光スポットを巡るなら、観光タクシーやレンタカーの利用もお勧めしたい。
目的地ごとに移動できるほか、公共の交通機関のように1回ごとに料金を支払う必要がない点が魅力的。
予算に余裕があれば、ぜひ検討してみてほしい。
埼玉旅行で利用すべきお得な乗車券
旅行する上で交通費を抑えたいと思う方は多いだろう。
そんな方にお勧めの埼玉旅行で利用できるお得な乗車券をご紹介。
乗車券を活用して、浮いたお金をグルメやお土産に回してみてはいかがだろうか。
秩父・長瀞旅行なら「SEIBU 1Day Pass」がお勧め
「SEIBU 1Day Pass」は2種類あり、西武鉄道全線(多摩川線を除く)1日乗り放題の「SEIBU 1Day Pass」と、西武鉄道全線(多摩川線を除く)と秩父鉄道三峰口駅〜野上・長瀞駅間1日乗り放題の「SEIBU 1 Day Pass + Nagatoro」がある。
秩父エリアが目的の場合は「SEIBU 1Day Pass」。
長瀞エリアまで訪れる場合は、「SEIBU 1Day Pass + Nagatoro」を選ぼう。
埼玉旅行前に知っておくべき4つのエリアの魅力
埼玉は特色が異なる川越周辺エリア、秩父エリア、東部・中央エリア、北部エリアの4つのエリアに分けられる。
初めて埼玉を旅行するなら、見どころの多い川越周辺エリアと秩父エリアがお勧め。
東部・中央エリア、北部エリアも2回目の旅行や3泊以上するなら訪れておきたい、魅力的なエリアだ。
江戸時代の面影が色濃く残る「川越周辺エリア」
埼玉の中央部から南部にかけて広がる「川越周辺エリア」。
このエリア最大の見どころは、「川越」の歴史情緒漂う街並みだろう。
江戸時代(1603年〜1868年)に東京との商いで栄えた地域で、伝統的な蔵造りの町並みが今もなお残っている。
その景観はもちろん、蔵造りの町では日本文化を感じられる飲食店やお土産屋を楽しめるのも魅力のひとつだ。
街歩きしつつ、周辺の歴史ある神社仏閣も参拝できる。
着物をレンタルして、蔵造りが並ぶ通りを歩けばタイムスリップしたような体験ができるだろう。
毎年10月中旬には、重要無形文化財に指定された「川越まつり」が行われるため、旅行する時期があえば、ぜひ参加してほしい。
奥深い自然と有名パワースポットが見どころの「秩父エリア」
埼玉西部、奥深い自然が残る「秩父エリア」。
山々に囲まれており、渓流も多く、夏には川下りなどのアクティビティも満喫できる。
春には芝桜、秋なら紅葉、冬には氷柱と季節ごとの楽しみ方ができるのも大きな魅力だ。
奥深い自然の中に点在する神社仏閣も見どころ。
なかでも、「三峯神社」は日本有数のパワースポットとして知られている。
美しい自然と奥深い自然に囲まれた神社仏閣を巡りたいなら、お勧めのエリアだ。
市街地でショッピングやお土産選びを楽しめる「東部・中央エリア」
埼玉の東部全域を占める東部・中央エリアには、埼玉の中心地である「さいたま市」をはじめ、人口が密集している市街地が多い。
大型の商業施設が点在しており、ショッピングを一日中楽しめる。
雑貨や化粧品などの買い物だけでなく、お土産選びにも最適なエリアだ。
東京に並ぶほど栄えているさいたま市だが、公園や博物館などの文化施設が多い。
公共交通機関も充実しているため、移動しやすいのも東部・中央エリアの魅力だ。
また、クレヨンしんちゃんの舞台である「春日部市」もこのエリアに位置する。
名産品と史跡が魅力の「北部エリア」
埼玉の北部エリアは、複数の河川がもたらす水と栄養豊富な土壌に恵まれており、農作物の栽培が盛んな地域として知られている。
特に「深谷」で採れる深谷ネギは埼玉を代表する名産品で、全国的にも知名度が高い。
深谷は日本を代表する起業家である渋沢栄一(しぶさわえいいち)の出身地であり、記念館もあるので気になる方は訪れてみよう。
北部エリアなら「行田」にも足を運んでみてほしい。
約2.8haの広さを誇る田んぼに、色が異なる稲を使って文字や絵を描く「田んぼアート」は圧巻。
世界一大きな田んぼアートとして、ギネス世界記録にも認定されている。
古墳やお城などの史跡も充実しており、なかには映画の舞台になったスポットも。
埼玉を満喫するために必要な日数
川越周辺エリア、もしくは秩父エリアに絞れば、東京から日帰りでも埼玉を満喫できる。
ただ、せっかく埼玉に足を運ぶなら、見どころの多い川越周辺エリアと秩父エリアを両方楽しむために1泊2日は確保してほしい。
埼玉の人気エリアを巡る1泊2日モデルコース
初めての埼玉旅行にピッタリの人気エリアを巡る、1泊2日のモデルコースをご紹介。
川越の歴史情緒漂う街並みを散策しつつ歴史文化を感じ、秩父を巡って奥深い自然の魅力を満喫しよう。
1日目:江戸情緒感じる川越を散策
歴史情緒に溢れる川越の街並みを散策しつつ、グルメやショッピングを楽しみ、神社や景色の良い公園を巡る。
日本の歴史文化に触れながら、四季折々の自然も満喫しよう。
8:20 JR川越駅からスタート
モデルコースの1日目はJR川越駅から。
JR川越駅からバスに乗って10分で、最初の観光スポット「川越氷川神社」に到着する。
8:40 「川越氷川神社」でご利益を授かる
川越氷川神社は、今から約1500年前に創建されたと伝えられている由緒ある神社。
本殿には緻密な彫刻が施されており、国指定重要無形民俗文化財にも指定されている。
祀られている5柱の神様がご家族であることから、家族円満・夫婦円満、そして縁結びの神様として信仰を集めている。
最近は縁結びのパワースポットとして知られるように。埼玉旅行で良い縁があるように、参拝していこう。
9:30 「菓子屋横丁」で日本のお菓子を堪能
川越氷川神社で参拝を終えたら、歩いて約15分で「菓子屋横丁」に到着。
高澤通りから一本入った場所にある、石畳でできた長さ80mほどの細い路地。
その道の両脇に昔懐かしいお菓子の店が立ち並ぶ川越の人気観光スポットだ。
横丁を包む雰囲気と素朴なお菓子のかおりで環境省の「かおり風景100選」にも選定されている。
せんべいや麩菓子、飴玉、団子など、昔ながらの素朴なお菓子の食べ歩きを楽しもう。
駄菓子がズラリと並ぶ駄菓子屋もあり、店先から覗いているだけでも楽しいだろう。
10:30 メインストリート「小江戸川越一番街商店街」を散策
菓子屋横丁から少し歩くと、川越のメインストリートである「小江戸川越一番街商店街」に到着。
老舗から最新ショップまで個性豊かな100店舗以上のお店が軒を連ねる。
川越ならではのお芋を使ったスイーツやウナギ料理店から、クラフトビール店や雑貨店まで多彩な魅力が集結。テイクアウトにぴったりなスイーツやグルメも充実している。
蔵造りの情緒ある建物が並ぶ通りを歩きながら、ショッピングとグルメを楽しもう。
11:00 川越のシンボル「時の鐘」で記念撮影
小江戸川越一番街商店街から歩いてすぐの場所に、川越のシンボルである「時の鐘」がある。
時の鐘は木造3層のやぐらで、高さは約16メートル。
6時・正午・15時・18時の1日4回、鐘が鳴り時を告げる。
川越のシンボルと風情感じる街並みを背景に、記念写真を撮ろう。
11:30 「小川菊」でうな重を味わう
記念撮影を終えたら、歩いてすぐの「小川菊」でランチを食べよう。
小川菊は江戸時代後期の文化4年(1807)の創業より、ウナギ一筋で営む名店。
江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と6つの時代を経た今も、昔と変わらず1枚1枚丁寧に焼き上げるウナギが絶品と評判。
創業以来代々受け継がれてきた秘伝のタレを使用した「うな重」を堪能しよう。
12:30 「大正浪漫夢通り」でお土産探し
小川菊でお腹を満たしたら、歩いてすぐの場所にある「大正浪漫夢通り」へ。
風情ある川越の街並みになじむ、大正時代を思わせるレトロな雰囲気で人気の商店街。
160mに渡って続く道には御影石の石畳が敷かれ、その両脇には瓦屋根の町屋や石造りの洋風建築の店舗、蔵造りなどが建ち並ぶ。
江戸や明治から続く老舗や最近オープンした新店まで個性豊かな約35の店舗が軒を連ねており、川越みやげ探しのスポットとしても最適だ。
15:10 「羊山公園」で絶景を満喫
大正浪漫夢通りでお土産を購入したら、歩いて本川越駅へ。
本川越駅から電車を乗り継いで、西武秩父駅へ。駅から歩いて約20分で、次のスポット「羊山公園」に到着する。
秩父のシンボル武甲山の麓、秩父市と横瀬町との間にある羊山公園。
園内の芝桜の丘は、4月の中旬から5月初旬にかけて見頃を迎える秩父の春を代表する観光スポットとなっている。
秩父の市街地を一望できる見晴らしの丘も見どころのひとつだ。
16:00 「新木鉱泉旅館」で歴史と癒しを感じる
羊山公園で美しい景観を堪能したら、歩いて秩父鉄道秩父駅に戻り、バスに乗って1日目の宿「新木鉱泉旅館」へ。
江戸時代末期の文政10(1827)年創業の旅館で、お遍路を癒やす門前宿として古くから営業している。
現在も創業からの建物を使用しており、黒光りする梁や手すりに民芸の趣を感じ取れる。
秩父七湯の御代の湯として9代にわたり大切に守られてきた温泉は、ph9.5のアルカリ硫黄泉。
まるで美容液に浸かっているかのようななめらかなお湯だ。
古き良き遍路宿の雰囲気と温泉に、ゆっくり癒されよう。
2日目:秩父・長瀞で雄大な自然を感じる
2日目はパワースポットとして名高い神社で参拝を済ませ、雄大かつ美しい自然を様々な形で満喫していく。
人気グルメも堪能できるため、埼玉旅行を締めくくるにはピッタリのコースとなっている。
9:20 「秩父鉄道秩父駅」からスタート
新木鉱泉旅館からタクシーに乗って、2日目のスタート地点「秩父鉄道秩父駅」へ。
駅からは徒歩5分で、2日目最初のスポット「秩父神社」に到着する。
9:25 「秩父神社」の美しい社殿を鑑賞
関東でも屈指の古社である「秩父神社」は豊かな自然に囲まれ、境内に足を踏み入れると静謐な空間が広がる。
その空間にある社殿は精密かつ華やかに彩られた彫刻や装飾が施されており、思わず目を奪われてしまうだろう。
境内に点在するパワースポットを巡ったら、「水占みくじ」という一風変わったおみくじに挑戦してみよう。
おみくじの用紙を水に浸すと占いが浮かび上がる、秩父神社の名物だ。
10:45 「浦山ダム」で絶景と名物カレーを堪能
秩父神社での参拝を終えたら、徒歩で「西武秩父駅」に移動して10:26発のバスで「浦山ダム」へ向かおう。
水道用水として利用されるだけでなく、洪水被害の軽減や放水を利用した発電など、様々な目的を持つ「浦山ダム」。
無骨で壮大なダムとその周囲を囲む山々が作り出す、迫力ある景色は浦山ダムならでは。
ダム見学後は名物の浦山ダムカレーを味わおう。
浦山ダムカレーには、ハムカツとゆで卵、福神漬けがトッピングされている。
13:10 「長瀞ライン下り」でスリルと自然の美しさを感じる
浦山ダムで観光とランチを終えたら、バスに乗って西武秩父駅へ。
西武秩父駅から歩いて約10分の御花畑駅へ行き、電車に乗って長瀞駅に向かおう。
長瀞駅から徒歩すぐの場所に、「長瀞ライン下り」の受付場所がある。
受付を済ませたら、国の名勝天然記念物に指定された「岩畳」など、絶景を眺めながら、時に激しく、時にゆったり。
変化に富んだ流れを船頭さんの竿一本で下るスリル満点の船旅へ。四季折々の様々な自然の表情も楽しもう。
14:10 「阿左美冷蔵 金崎本店」の絶品スイーツで一休み
長瀞ライン下りから「阿左美冷蔵 金崎本店」までは歩いて10分ほど。
長瀞の老舗・阿左美冷蔵 金崎本店で、天然氷のかき氷を食べながら一休みしよう。
天然氷ならではの氷の食感と、多種多様な自家製のシロップが特徴。
特に和三盆という砂糖を使用した「蔵元秘伝みつ」が一番人気のメニューであり、上品で口溶けの良い和三盆の味わいが天然氷本来の美味しさを引き立ててくれる。
15:40 「宝登山 ロープウェイ」で秩父・長瀞の景色を満喫
阿左美冷蔵 金崎本店で一休みしたら、歩いて10分の場所にある「宝登山ロープウェイ」に向かおう。
宝登山ロープウェイに乗ると、眼下には山々の壮大な景色が広がる。
山麓駅から山頂駅までのたった5分間で、様々な高さからの景色を楽しめる。
どの季節も美しい景色を見られるが、特に桜と紅葉の時期は美しい。
山頂の展望台からは秩父の山々や街並みを一望できるほか、辺りを散策すれば四季折々の草花を観察できる。
18:00 西武秩父駅周辺でわらじカツを食す
宝登山ロープウェイで山麓まで降りたら、徒歩で長瀞駅に移動し、電車で「西武秩父駅」へ向かおう。
西武秩父駅周辺には飲食店が点在しているので、旅行の締めに埼玉のご当地グルメを味わおう。
お勧めは秩父発祥のご当地グルメ、履物の草鞋(わらじ)のように大きなカツが載った丼ぶり「わらじカツ」だ。
豚肉のロースを使った、いわゆるトンカツが白米の上に乗っており、食べ応え抜群。
旅の疲れを絶品グルメで癒そう。
埼玉旅行に外せないご当地グルメ3選
地域で愛されている、埼玉のご当地グルメを厳選して紹介していく。
埼玉の人気観光スポットを巡りつつ、その地域で愛されているご当地グルメも堪能しよう。
1. 北本トマトカレー
北本トマトカレーはトマトの名産地である「北本市」発祥のご当地カレーで、いわゆるB級グルメだ。
お店ごとに多少の違いはあるものの、ライスをトマトで赤く染め、ルーとトッピングにもトマトを使用する点が北本トマトカレーに共通する特徴。
食感や味わいの違うトマトを一度に楽しめるほか、熱が加えられて甘味を増したトマトがスパイシーなルーと混ざり合う。
地元の名産品を心ゆくまで楽しめる、ご当地グルメの魅力が詰まった一品だ。
2. こうのす川幅うどん
こうのす川幅うどんは「鴻巣(こうのす)市」のご当地グルメであり、鴻巣市を流れる荒川の川幅が日本一に認定されたことにちなんで生まれたもの。
荒川のように幅の広さが特徴のうどんで、食べ応えと滑らかな舌触りを同時に感じられるのが魅力。
スープはカツオなどの魚介系から出汁を取ることが多く、あっさりした口当たりながらも深い旨味を感じられる。
また、赤味噌などを加えた味噌煮込みうどんとして食べる、こうのす川幅うどんも絶品。
普通のうどんとは一線を画すグルメで、新たな麵料理といっても過言ではない。
3. 豆腐ラーメン
豆腐ラーメンはさいたま市で人気のご当地グルメ。
醤油ベースで味つけした豆腐とひき肉の餡を載せた醤油ラーメンで、見た目は麻婆ラーメンによく似ている。
鶏ガラで取った出汁が効いたスープはあっさりした味わいのため、麻婆ラーメンほど重たくない。
ラー油が入っていることが多いもののそこまで辛くないので、お年寄りや子どもでも食べやすい点がご当地グルメとして愛されている理由のひとつ。
埼玉を訪れたら、一度は味わってほしい1杯だ。
春の埼玉旅行で訪れるべき桜の名所
埼玉の魅力である豊かな自然。春になると、各所で桜が彩られ春ならではの絶景が広がる。
モデルコースでも訪れる「羊山公園」は桜の名所でもあり、ソメイヨシノやシダレザクラ・ヤエザクラなど1000本の桜が咲き乱れる。一面に広がるシバザクラも実に美しい。
菜の花と桜の共演が見たいなら、「熊谷桜堤」がお勧め。河川敷に広がる春爛漫の景色を満喫しよう。
約1,000本の桜が織りなす、トンネルのような光景が特徴的な「大宮公園」もお勧め。
日本さくら名所100選に選ばれた園内を、桜を鑑賞しながらゆっくりと散策しよう。
埼玉の例年の桜の開花日と満開日、見頃は以下の表を参考にしてほしい。
その年の気候や気温、スポットによって開花日と満開日、見頃は前後するため注意しよう。
- 開花日
- 3月27日
- 満開日
- 4月3日
- 桜の見頃
- 4月3日〜4月9日
参考:気象庁 さくらの開花状況
参考:気象庁 さくらの満開状況
秋の埼玉を彩る紅葉の名所
秋の埼玉旅行なら、紅葉の名所もプランに加えてほしい。
埼玉に数多くある紅葉の名所の中でも、「国営武蔵丘陵森林公園」は特にお勧め。
約304haという広大な敷地の各所で紅葉が楽しめるほか、特に「カエデ園」では約20種500本ほどの紅葉を楽しめる。
山々や清流を彩る紅葉を楽しめる「嵐山渓谷」も外せない。
園内の各所に紅葉の並木道が点在する、「秩父ミューズパーク」も秋の散策にピッタリ。
埼玉は10月下旬〜11月中旬に見頃を迎えるスポットが多いが、その年の気候や気温、スポットによって見頃は前後するので注意してほしい。
日本の歴史文化を感じられる埼玉のお祭りにも参加しよう
モデルコースでも訪れる秩父と川越では、全国的に有名なお祭りが開催される。
旅行の日程とタイミングが合えば、これから紹介するお祭りにぜひ参加してほしい。
スポットに訪れるだけでは感じられない形で、日本の文化歴史に触れられるだろう。
秩父夜祭
京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つといわれる秩父夜祭。
その魅力はなんといっても、絢爛豪華な2台の笠鉾と4台の屋台の曳き廻しだ。
夜空に打ち上げられる百花繚乱の冬花火の中、団子坂と呼ばれる急坂で20tもある笠鉾・屋台が曳き上げられるシーンは圧巻。
毎年12月2日(宵宮)・3日(大祭)の日程で行なわれている。
川越まつり
「川越まつり」は、毎年10月の第3土曜と日曜にかけて行われる秋の風物詩。
各地から多くの人が訪れ、川越の街は1年の中で最も活気にあふれる。
370年以上続くこの祭りは2005年に国の重要無形民俗文化財に指定され、さらに2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録。長い歴史と文化的価値が認められているのが特徴だ。
埼玉旅行に関するよくある質問
Q
埼玉を旅行するのにお勧めの季節は?
奥深い自然がさらに美しさを増す、春と秋がお勧めです。
Q
親子旅行でお勧めの埼玉の観光スポットは?
ライン下りなどのアクティビティと豊かな自然が楽しめる、秩父や長瀞がお勧めです。
まとめ
多彩な魅力を持つ埼玉を旅行するために、役立つ情報とモデルコースを紹介してきたが、いかがだっただろうか。
埼玉の持つ魅力のひとつ、豊かな自然は四季折々の表情を見せるため、モデルコースを季節に合わせて変更するのもお勧めだ。
記事では触れられなかった、魅力的な観光スポットも多い。
埼玉の観光スポットを厳選して紹介している、こちらの記事も旅行前にチェックしてほしい。