日本の歴史・文化を満喫しよう!比叡山延暦寺の完全観光ガイド
「比叡山延暦寺」は天台宗の総本山(その宗派を取りまとめる寺院)であり、1,200年を超える歴史を持つ世界文化遺産として有名なお寺。 せっかく「比叡山延暦寺」を訪れるなら、その魅力を満喫したいと思うはずだ。 この記事では「比叡山延暦寺」を初めて訪れる方に向けて、見どころや広大な敷地の中で分けられた3つのエリアごとの特徴はもちろん、おすすめの観光シーズンなど、観光を満喫するために必要な情報をできるだけ詳しく紹介していこう。
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ご利益をもたらしてくれる、シンボル「神猿」を見つけ出そう。
比叡山の麓におよそ2100年前に建立され、全国3800社の日吉・日枝・山王神社の総本宮。当時の都から見て表鬼門(北東)に位置することから都の魔除け、災難を防ぐ社として、また近くにある比叡山延暦寺の守護神として信仰されている。ご利益は、方角にまつわる災いを防ぐ「方除け」、人生の災いを事前に防ぐ「厄除け」。
東本宮と西本宮の2地域に分かれている境内には、さまざまな神様を祀った40近い社があり、すべての神様を総称して「日吉大神」と呼ぶ。また、東本宮・西本宮ともに本殿は日吉造といわれる特殊な建築様式で国宝に指定されているほか、重要文化財に指定されている建物を見学できる。
日吉大社の中でよく目につくのは、猿の装飾。古来より神様の使いとして猿は「神猿(まさる)」と呼ばれ、魔除けのシンボルとされてきた。同じ発音の「魔が去る」「勝る」にも通じることから、方除け、厄除け、必勝祈願、合格祈願のご利益をもたらすとされている。
境内には3000本の紅葉が植えられていて、関西エリア屈指の紅葉の名所としても人気が高い。見ごろは11月中旬~12月の初め頃。
毎月、さまざまな行事が行われるなか、特に有名なのが天下泰平・五穀豊穣をお祈りする「山王祭」。毎年3月の第1日曜からスタートし、4月14日まで1か月半近い期間にわたって繰り広げられる。クライマックスの4月13日に開催する「宵宮落し神事」は、荘厳な雰囲気で見ごたえがある。
賞楓絶佳地點,沒有太多人。