
【水辺と町をめぐる体験11選】水と砂が描く鳥取を旅する
鳥取の旅は、鳥取砂丘や皆生温泉海遊ビーチに広がる海辺の風景から始まり、芦津渓や石霞渓の渓谷、倉吉白壁土蔵群や若桜蔵通りといった町並みへと続く。水と砂がつくり出す地形や景観、そこに営まれてきた暮らしをたどることで、鳥取の魅力を立体的に感じ取れる。自然と町が交差する風景を巡ることで、その変化を味わってみよう。

国から選定された重要伝統的建造物群保存地区内に建つ、古建築の白壁土蔵群。かつて宿場町として栄えた面影を色濃く残している。
蔵通りは、約300mにわたって片側に寺院が、もう片側に20棟の商家の土蔵が妻側を向けて連なっている。明治時代の大火を受け、寺を火災から守るべく蔵がまとまって建てられたためだ。妻入白壁、赤瓦、下見板張りの見事な景観が楽しめる。
カリヤ通りは、豪雪地帯であるこの地方ならではの、道路に突き出した1.2mほどの「カリヤ」と呼ばれるひさしが特徴。昭和初期までは800mほどのアーケードとして、雪や雨のときでも傘をささずにカリヤの下を歩くことができたという。通りの両サイドを流れる清流は、用水や雪流し、鯉の飼育などに使われていた。

古建築の白壁土蔵が連なる

国の重要伝統的建造物群保存地区。雪景色も風情ある

若桜鬼ヶ城の城下町として発展した