
御食つ国・三重で味わう海と大地の恵み。食文化を体験する9選
伊勢神宮やおはらい町・おかげ横丁を中心に、三重には「御食つ国」として食を支えてきた歴史が息づく。海女小屋 相差かまどや鳥羽マルシェでは海の恵みを、伊賀の里モクモク手づくりファームやいなべ市農業公園では大地の恵みを体感できるのが特徴だ。祈りとともに育まれてきた食文化をたどると、食材の背景や土地の営みが見えてくる。観光として巡りながら、ひと口ごとにその土地らしさを感じてみたい。

海女小屋とは、海女さんがその日取れたものを市場へ運んだ後、道具や磯着を洗ったり、漁で冷えた体を温めてくつろぎながら仲間と休憩したりする場所。
海女小屋体験では、取れたての大アサリやサザエなどを炭火で焼いてもらって食べながら、海女さんにさまざまな話を聞くことができる。
海女漁は、素潜りでアワビ、サザエ、ウニなどの貝類、ワカメやひじきといった海藻を取る漁の方法。海女の歴史は古く、3000年から5000年前から続いているといわれる。独特の風習や神事も残されており、星形の印(セーマン)や格子柄(ドーマン)といった、魔除けや危険を封じるためのおまじないもある。
現在の海女漁は、水中メガネやウエットスーツを身につけ、「ノミ」というヘラのような道具でアワビやサザエを取っている。海女の数は年々減ってきており、素潜りの潜水という卓越した技や漁場を見抜く能力、古代から続く伊勢神宮との関係など、「海女文化」を残そうという活動も続いている。
海女小屋体験施設さとうみ庵は、3棟の海女小屋があり最大収容人数は最大77名。相席にはならず個別対応してくれる。

志摩の海の幸を食べつくす

貝を焼いてくれる

おいしいそうに焼けた貝