毎年8月2日から7日の6日間、青森市内で開催され、例年100万人もの人が訪れる「青森ねぶた祭」。起源は奈良時代(710〜794)に遡ると考えられる歴史ある祭で、国の重要無形民俗文化財にも指定される東北三大祭のひとつだ。
青森ねぶた祭の特徴は、巨大な人形ねぶた。最大高さ5m、幅9m、奥行き7mもあり、ねぶた師と呼ばれる職人が毎年祭の6日間のためだけに手作りしている。このねぶたが、19時ごろの花火を合図に運行コーススタート地点から一台ずつ出発。次々と現れる極彩色のねぶたが、観客たちを楽しませてくれる。ねぶたをゆっくり鑑賞したいなら、有料観覧席もおすすめだ。
祭をもっと楽しみたいなら、ハネト(跳人)として参加するのもおすすめ。ハネトは「ラッセーラー」という掛け声とともにねぶたとともに踊り歩く踊り子のこと。青森市内では衣装のレンタルもあるため、事前にチェックしておこう。
最終日の7日には、青森港でねぶたの海上運行も。賞に選ばれた数台のねぶたが、19時ごろに海上を運行。同日は青森港で花火大会も開催され、1万発以上の花火と海を浮かぶねぶたの神秘的とも言える光景を見ることができる。
ポイント
-
国の重要無形民俗文化財に指定される東北三大祭のひとつ。
-
巨大なねぶた(灯籠)が青森市内を練り歩く。
-
ラッセーラーという掛け声の元、ハネト(跳人)がねぶたとともに踊り歩く。
-
ハネトはルールを守れば誰でも参加可能。青森市内で衣装のレンタルもあり。
-
7日の最終日には賞に選ばれたねぶた数台が青森港を運行。花火大会も開催される。