東京ステーションギャラリー

日本の鉄道における上りと下りの基点となる東京駅を、ただの通過点としてではなく、文化を提供する場にしたいと1988年に丸の内駅舎内にて誕生。2006年駅の復原工事に伴い一旦閉館し、2012年に創建当時の姿に再建された国の重要文化財指定の丸の内駅舎北口ドーム内にてリニューアルオープンした。

近代美術を中心に、現代アートから建築やデザイン、鉄道までバラエティ豊かなテーマでさまざまな企画展を開催。2階の回廊には、東京駅丸の内駅舎の歴史を紹介する模型やジオラマ、写真資料を常時展示している。創建時の貴重な建材や天井レリーフの原型実物も間近で鑑賞できる。

地理的にも歴史的にも日本の中核に位置し、日本の近代史の舞台として幾多の時代をくぐり抜けてきた東京駅。その歴史を体現するレンガ壁の展示室を持つ美術館として唯一無二の存在感を放っている。