川越熊野神社

室町時代の天正18年（1590）に紀州熊野本宮大社から分祠され、地元では「おくまんさま」と呼ばれ親しまれる神社。開運のご利益が高いとされ、境内には「運試し輪投げ」や金運アップを願ってお金を洗い清める「宝池」などの開運スポットが多数。

熊野大神の使いとして社紋にも描かれている「八咫烏（やたがらす）」は、闇に迷う人びとを希望へと導くといわれる霊鳥。熊野本宮大社で祈願したレリーフにパワーをもらえる「むすびの庭」や、ほほえましい姿に癒される「ジャンボ八咫烏様」の像のほか、お守りやおみくじも人気。主祭神がイザナギノミコト・イザナミノミコトという『古事記』に登場する夫婦の神様であることから、縁結びを願って訪れる参拝客も多い。

ユニークなのが参道に設けられた「足踏み健康ロード」。道の両脇に玉砂利が敷き詰められており、裸足で歩くと足の裏のツボが刺激され、健康や疲労回復に効果があるのだとか。

毎年12月3日には境内社である大鷲神社の例祭として「川越酉の市」を開催。100年を超える歴史があり、当日は神楽殿でお囃子や神楽が演じられるほか、縁起物の熊手を求めて数万人の参拝客が訪れる。