ONOメモリアル

ジャンク・アート（廃品芸術）作品を数多く生み出し、世界的にも高い評価を受けた現代美術作家・小野忠弘。その足跡と作品は、彼が人生の大半を過ごした福井県坂井市の美術館で知ることができる。

美術館があるのは三国港を見下ろす小高い丘の上。市街地にあった古い蔵を移転改築し、2001年に小野が亡くなるまで使用していた住居兼アトリエを改修して再利用している。さらに「BLUE CAKE」と呼ばれるギャラリーを新設。小野が最も好きな色だったというコバルトブルーのタイルが全面に貼られ、窓にはピンクゴールドのサッシがはめ込まれたかわいらしい外観が特徴。大きな窓からたっぷりと自然光が入り、明るく開放的なギャラリーで、廃品を用いた美術作品を観賞することができる。

入館は無料。3～11月は金～日曜と祝日のみ開館、12～2月は冬期休館となるのでご注意を。