日本橋三越本店の正面玄関(ライオン口)の上にあるこの金色の西洋神像は、ローマ神話の**メルクリウス(Mercury)**像で、ギリシャ神話では**ヘルメス(Hermes)**とも呼ばれている。
以下、その意味と制作者の背景について詳しく説明する。
### 一、この神像が表す意味とは?
* **商業と富の守護神:** メルクリウスは神話において、**商業、貿易、旅行、幸運、富**をつかさどる神。日本を代表する商業の殿堂である三越百貨店が正面玄関の上にこの像を設置した最大の意味は、**「商売繁盛」**を願うことにある。
* **神話上の特徴:** この像をよく見ると、メルクリウスを象徴する3つの道具を身につけていることが分かる。
1. **翼のある帽子(Petasos):** 頭には翼の付いた丸い旅人の帽子をかぶっている。
2. **翼のあるサンダル(Talaria):** 両足首には金色の翼が付いたサンダルがあり、非常に速いことを表している。
3. **商神の杖(Caduceus):** 左手には翼が付き、2匹の蛇が絡み合った杖を持っている。商業と平和の象徴である。
### 二、制作者は誰?
* **原作者:** イタリア・ルネサンス後期(マニエリスム)の宮廷彫刻の巨匠、**ジョヴァンニ・ダ・ボローニャ(Giovanni da Bologna/別名 Giambologna)**。
* **像の由来:** この像は、ボローニャが**1598年**に制作し、現在はイタリア・フィレンツェのバルジェロ国立美術館(Bargello Museum)に収蔵されている有名なメルクリウスのブロンズ像を原型とした、**公式の精巧な等身大複製品**である。
* **設置年:** 三越百貨店は**1923年(大正12年)**、本館の竣工・改築に際して、この象徴的な西洋の商神像を正面玄関の上に設置した。入口の両側にある青銅製のライオン像とともに、日本橋三越を守る象徴的なランドマークとなっている。
日本橋三越本店の口コミ一覧
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日本橋三越は、日本で最も歴史があり、代表的な百貨店の一つです。その前身は1673年創業の越後屋までさかのぼり、日本橋の中心部に位置しています。外観は上品で落ち着いた雰囲気です。前回は、6・7階のビックカメラで商品を選ぶためにわざわざ入りました。
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