陳泰任さんのレビュー 3/3 ページ

陳泰任さんのプロフィールページ
  • 阿蘇神社 (熊本県)

    阿蘇開闢の神、健磐龍命を主神に、家族神12神を祀った神社。全国にある約500の分社の総本社である。その歴史は2000年以上とされ、阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、肥後国一の宮として最高位の格式をもつ神社だ。

    • 熊本
    • 神社仏閣
    詳しく見る

    日本・熊本の南阿蘇にある白川水源神社を訪れました。澄み切った湧き水が一年中流れ、ひんやりとした泉の水が真夏の暑さを一瞬で和らげてくれます。旅の足取りも自然とゆっくりになり、午後の静けさの中で、大自然のいちばん純粋な癒やしを感じられました。帰ろうとしたとき、偶然、道端の売店の地図に「阿蘇大御神足跡大石」と記されているのを見つけ、好奇心に誘われてスマホの地図を頼りに、約20分の田舎道を歩き、思いがけない探索の旅が始まりました。

    道中の田園風景は静かで、聞こえるのは車輪の音と風の音だけ。目的地に着くと、目の前に巨大な岩が静かにそびえていました。阿蘇神話に登場する健磐龍命(阿蘇大御神)が残した神聖な足跡だと伝えられており、古い記録をもとに地元の人々がこの神跡を再発見したことで、この巨石には歴史と信仰の色合いがより濃く感じられます。

    ここにはにぎやかな人混みも、整った観光施設もありません。場所が奥まっていて交通も不便なため、ツアー客が訪れることはほとんどないようです。でも、だからこそ最も素朴で、本来の姿が残されています。自由旅行が好きな人、秘境を探すのが好きな旅人にとって、白川水源のそばにひっそりと隠れたこの神秘的な巨石は、阿蘇火山が生んだ自然の奇景であるだけでなく、じっくり味わいたい、忘れがたい旅の記憶になる場所です。

  • 高千穂峡

    阿蘇山の噴火で流れ出した溶岩を五ヶ瀬川が数万年かけて浸食して出来たV字峡谷。高いところで100m、平均80mにも達する断崖が7㎞に渡って続く景観は見事。国の名勝、天然記念物に指定されている。

    • 宮崎
    • 自然景観
    詳しく見る

    風雨の中の高千穂峡には、また違った詩情がありました。

    20260627、熊本城の朝にかかった貴重な虹に迎えられ、人生初の日本・九州旅行が幕を開けました。旅の流れで宮崎県の高千穂峡へ。道中は台風ミクラーの外側の雲に覆われ、しとしと雨が降り続いていましたが、そのおかげで山々の緑はいっそう鮮やかに見え、峡谷には雲霧が立ちこめ、まるで水墨画のようでした。轟々と流れる渓流を前に、真名井の滝を近くで眺めることも、峡谷をゆったり進むボート体験もできませんでしたが、目の前に広がる雨と霧が織りなす景色は、かえって別の静けさと感動を与えてくれました。旅は必ずしも思い通りにはいかないものですが、風雨があったからこそより深く心に残り、この九州の思い出をいっそう大切で忘れがたいものにしてくれました。

  • 熊本城

    熊本城は、1607年に加藤清正が築いた名城。当時の最先端技術と労力を投じて作られており、以後、日本のさまざまな歴史の重要な舞台となった。

    • 熊本
    • 観光名所
    詳しく見る

    貴重な休暇に、いくつもの困難を乗り越えて、ついに2026年6月26日、ずっと楽しみにしていた九州旅行へ出発しました。自分にとっては初めての日本でもあります。出発前には台風ミクラが日本を横断し、旅に未知への不安と緊張が少し加わりましたが、不安と期待が入り混じる気持ちで熊本へ向かいました。無事に到着した翌朝、鮮やかな虹が熊本の古城の空に大きくかかり、まるで風雨を乗り越えた大地を祝福しているかのようでした。そして、この短い旅の最も美しい幕開けとなりました。嵐の後に現れた虹は、めったに見られない景色であるだけでなく、希望と幸運の象徴でもあり、この熊本の旅を人生で最も忘れがたく、最も大切な旅行の思い出にしてくれました。

北海道地方 東北地方 関東地方 中部地方 北陸地方 関西地方 中国地方 四国地方 九州地方 沖縄地方