万座毛の崖の縁に立つと、風が本当に強く、話す声も大きくしなければならないほどだった。象の鼻のような岩を見ながら、心の中で「きれいすぎる」と思った。
海の色は現実とは思えないほど青く、濃い青、淡い青、白い波しぶきが何度も岩に打ちつけ、ゴーゴーと音を立てていた。悩みがすべて風に吹き飛ばされたようだった。
心を静めて、果てしなく広がる海と空を眺めていると、やはりその壮大な景色に感動する。美しい景色の中で心の安らぎを見つける。これが旅の意味なのだろう。
万座毛の崖の縁に立つと、風が本当に強く、話す声も大きくしなければならないほどだった。象の鼻のような岩を見ながら、心の中で「きれいすぎる」と思った。
海の色は現実とは思えないほど青く、濃い青、淡い青、白い波しぶきが何度も岩に打ちつけ、ゴーゴーと音を立てていた。悩みがすべて風に吹き飛ばされたようだった。
心を静めて、果てしなく広がる海と空を眺めていると、やはりその壮大な景色に感動する。美しい景色の中で心の安らぎを見つける。これが旅の意味なのだろう。



寒霞渓 (ロープウェイ)
香川県小豆島にある渓谷「寒霞渓」。瀬戸内海国立公園の中心地に位置する。およそ千三百万年前の火山活動によってできた安山岩、集塊岩などの岩石が、長い年月の地殻変動や侵食により、そそりたつ奇岩怪石の絶景をつくりあげた。
11月に小豆島へ来て、一番楽しみにしていたのが寒霞渓。
ロープウェイで山を上っていると、眼下の景色が想像以上にきれいなことに気づいた。渓谷のカエデはかなり赤く色づいていて、黄色や緑の木々も混じり、寒霞渓の変わった形の岩と合わさって、とても奥行きがあるように見えた。ロープウェイがゆっくり上っていくにつれ、見る角度が変わり、景色もどんどん変化していった。
山頂に着くと天気がよく、展望台から瀬戸内海を一望できた。目の前には山いっぱいに広がるカエデ、その先には青い海と点在する島々が見え、さっきロープウェイから見た景色とはまた少し違う印象だった。
山頂には土器のかわらけを投げられる場所もあり、小さなかわらけを1枚買って、渓谷にある鉄の輪をめがけて投げた。厄を払い、福を招くといわれている。初めて投げたので成功したかどうかも分からなかったけど、とにかくみんなそこでずっと投げていて、意外と楽しかった。
その後は近くを少し歩いた。11月の山の上はもう少し寒く、地面には落ち葉もたくさんあった。寒霞渓では特に複雑な楽しみ方をするわけではなく、ロープウェイに乗って、カエデを見て、海を眺め、それからゆっくり歩くだけ。でも、むしろそれが心地よかった。
11月に小豆島へ来るなら、寒霞渓に立ち寄ってみてもいいと思う。特に紅葉の季節は本当にきれいだった。




下谷神社
創建は天平2年(730)の奈良時代、「都内で最も古いお稲荷様」で知られる。素戔雄尊(スサノオノミコト)の子である大年神(オオトシノカミ)を祀っており、五穀を主宰し、産業を厚く守護することから商売繁盛、家内安全の御利益があるとされる。昔から「正一位下谷稲荷社」と称して、祀られていたことから、この町を「稲荷町」と呼ぶようになったという。
東京に来る前から、雷門のあの大きな赤い提灯がとても好きだったので、今回はみんなのように渋谷や新宿といったにぎやかな場所には泊まらず、浅草に宿を取りました。ずっと繁華街にいるよりも、少しにぎやかだけど、それほど混雑を感じない浅草の雰囲気のほうが好きです。
下谷神社は、今回の旅で偶然出会った場所です。もともとは特に観光スポットを決めず、通りを気ままに散歩していただけでした。歩いているうちに神社の入り口が目に入り、こんな趣のある場所が隠れていたことに気づきました。
中に入ると、浅草寺周辺の人混みとは違って、静かな雰囲気がありました。赤い鳥居や伝統的な神社の建物が周囲の東京の街並みに溶け込み、とても自然な日常の風景に感じられます。旅は時々こういうもので、あらかじめ細かく予定を調べていないからこそ、思いがけない小さなスポットに出会えます




岡山後楽園
岡山藩主、池田綱政がやすらぎの場として作らせた大名庭園で、1700年に一応の完成をみた。綱政の時代には、園内の座敷から眺望を楽しむ庭だったが、時代ごとの社会情勢や藩主の好みにより庭の景観は変化し、水路や池が造られるなど徐々に回遊性が増していった。
朝、岡山後楽園に入ったときは少し曇っていて、日差しはあまりなかったが、かえって庭園全体がとても静かに見えた。
小道に沿ってゆっくり歩くと、両側には一面の緑が広がり、ときどき池や伝統的な日本建築が見えて、歩いていてとても心地よかった。個人的に一番気に入ったのは廉池軒の前にある池。茅葺き屋根の建物が水面に映り、そばの松や石橋も合わさって、本当に日本庭園らしい趣があった。
その後は池のそばに立って風に吹かれ、近くの鳥の声を聞きながら、特に何か予定を入れるでもなく、ただゆっくり歩いて、ゆっくり眺めていたら、かえってとてもリラックスできた。後楽園には江戸時代の面影も数多く残されていて、実際に中を歩いてみると、一般的な観光スポットとは少し違う雰囲気を感じる。
この日はあまり良い天気ではなかったが、むしろ曇りの日の後楽園にはまた違った趣があると感じた。静かに一周するのは、なかなか心地よかった。


