松本市美術館は、現代美術の巨匠・草間彌生の内面世界に触れられる聖地だ。巨匠の故郷だけあって、館内外の至る所に彼女を象徴する水玉模様と鮮やかな色彩が刻まれており、屋外広場にある色鮮やかな巨大な花の彫刻《幻の華》だけでも、思わず足を止めるほどだ。
草間彌生が先ごろこの世を去り、天国へ旅立ったことで、ここは世界中の芸術ファンにとって、よりいっそうかけがえのない巡礼の地となった。命を注ぎ込んだ数々の名作を通して、時空を超える彼女の芸術の魂を深く感じられる。展示エリア全体は大きくないが、じっくり味わいながら鑑賞する価値がある。
展示を見終えたら、奥の庭でコーヒーやアイスクリームを注文し、そよ風の中でこの美術館ならではの魅力をじっくり感じることができる。今回の巡礼の旅に、ひときわ特別な思い出を残してくれる。


































