今回の北九州旅行のついでに、歴史と文化にあふれる小倉城を訪れた。駅から歩いて向かう道中の街並みは心地よく、到着するとちょうど城下で太鼓の演奏が行われていた。思わず足を止めて見入ってしまい、夏の午後の小倉城に限りない情熱と活気を添えていた。
坂道を上って天守閣に着いたものの、あいにく内部の見学時間に間に合わず少し心残りだったが、夕方になると城下の広場で夜市がにぎやかに始まった。漂ってくるおいしそうな香りと見応えのあるパフォーマンスで、見学できなかった残念な気持ちも一瞬で吹き飛んだようだった。旅とはきっとこういうものなのだろう。決めていた完璧な計画にこだわりすぎず、その場の流れに身を任せることで、思いがけない温かな驚きに出会えるのかもしれない。
















