仙台を訪れる機会があるなら、私のように山形周辺も一緒に旅程に組み込むのがとてもおすすめ。外国人旅行者にとって、「JR EAST PASS」を上手に活用すれば交通費をかなり節約でき、便利さも申し分ない。
出発前に利用できる路線と利用日数をネットで調べておくだけで、日本に到着してから新幹線や特急列車に気軽に乗って観光を楽しめる。この便利な鉄道パスは、東日本を満喫するための最高の味方。自由な旅が好きな人におすすめしたい。
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阿部蒲鉾店 本店
伊達家の家紋である「笹に雀」にちなんで、「仙台名産 笹かまぼこ」と阿部蒲鉾店が命名したのが、阿部蒲鉾店の名物である笹かまぼこ。仙台の老舗No.1として、永年培われた信用と技術によって生まれる、良質な白身のすり身を使用したかまぼこは、低脂肪・高たんぱく質な食品として多くの人に愛されている。
松島を散策していると、遠くから食欲をそそる炭火の香りが漂ってきました。香りをたどって歩いていくと、店先に巨大なかまぼこが立っているのが見え、思わず引き寄せられるように店内へ。旅行の最高の楽しみ方の一つは、その土地ならではのグルメを片っ端からしっかり味わうことだと、いつも思っています。
店内では、なんと自分でかまぼこを焼く体験ができると知り、すぐに並んで挑戦することに。しっかりとしたかまぼこを小さな炭火コンロの上でゆっくり返しながら焼き、表面が次第にこんがりときつね色になっていくのを眺めました。そばでは店の人とほかの旅行客が楽しそうに会話し、笑い声が響く中、癒やされる楽しい焼き時間を静かに満喫しました。
焼きたてのかまぼこは熱々で、一口かじると外側はほんのり香ばしく、中はふんわり柔らか。濃厚な魚のすり身の香りが口いっぱいに広がり、本当にとても特別なおいしさを味わえました。松島を旅行する際は、ぜひここで熱々のかまぼこを一本、自分の手で焼いてみるのがおすすめです。散策の旅に、さらにおいしい思い出が加わります。





瑞巌寺
9世紀はじめに天台宗の寺として開創されたと伝わる古刹。山号を含めた正式名称は松島青龍山瑞巌円福禅寺といい、現在は臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院だ。現存する建物は伊達政宗が完成させたもので、桃山美術を今に伝える貴重な建造物であることから、本堂、庫裡が国宝に指定された。本堂にある金地濃彩の襖絵は必見。なかでも「室中(孔雀の間)」の装飾は見事で、3面にわたって季節の移ろいが描かれている。
松島駅から歩き始めてほどなくすると、瑞巌寺の案内標識が見えてきます。両側に高くそびえる杉並木の参道を進むと、古風で荘厳な歴史的建築物の趣が迫ってきます。小道を歩いていると、李登輝総統が当時自ら植えた記念樹を偶然見つけ、ひときわ親しみを感じました。残念ながら今回は到着したときにはちょうど拝観時間を過ぎていたため、少し心残りを抱えながら、静かに周辺の落ち着いた禅の趣を感じました。
続いて海辺を歩いていくと、ほどなくランドマークの五大堂が見えてきます。海辺の小島にたたずむこの古い仏堂には重厚な歴史が感じられます。橋を渡って島へ行き参拝し、青い海と点在する松島の島々を眺めながら古寺の荘厳さを感じるのは、なかなか特別な体験でした。
今回は瑞巌寺の本殿を拝観することはできませんでしたが、杉並木の道を歩き、五大堂を訪れ、きらめく海と古刹が互いを引き立てる景色を見るだけでも、歴史と自然が織りなす静かな雰囲気を十分に味わえ、来た甲斐があったと感じました。





松島
京都の天橋立、広島の宮島と並び、日本三景の一つに数えられる全国的にも有名な景勝地。太平洋ならではの雄大な水平線と、大小260余島もの緑豊かな島々が織り成す景観は、平安の時代から人びとを惹きつけている。
今回は仙台から電車に乗り、有名な日本三景の一つ、東北の松島へ。観光客でごった返していると思っていたが、駅を降りると迎えてくれたのは、思いがけないほどの静けさだった。道中には息をのむような湾の景色や、歴史の深みを感じる古い寺院があるだけでなく、空気には食欲をそそる焼き牡蠣の香りが漂っていた。松島を歩くのは、とても心地よかった。
小島へとつながる赤い福浦橋まで歩くと、思いがけず台日友好の看板を見つけた。静かに文字を読んでみると、かつて311大震災が起きた後、台湾・日月潭の遊覧船業者が善意の募金活動を行い、現地の観光再生を支援していたことを知った。
この旅は美しい景色を楽しむだけではなかった。松島の街並みや史跡を歩く中で、歴史の厚みと、震災後の復興を成し遂げたたくましい生命力をより深く感じられた。人の温かさが織り込まれたこうした物語が、松島の景色をひときわ温かく、心を打つものにしているように思う。





